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『デンジャラス 見えない殺人鬼』

2021-02-15 01:07:42 | ホラー

デンジャラス 見えない殺人鬼
RECOVERY(2019年アメリカ)
 監督:ジョン・リアン
 脚本:ジョン・リアン
    スコット・ラシャップ
 出演:ステファニー・ピアソン
    ホープ・クアットロッキー
    リズ・フェニング
    アリエル・ヘイダー
    マイク・スター

  ■ストーリー■
 退役軍人のロニー・プライスは薬物治療のため人里離れた治療センターにやってくる。外部との接触を避けるというのが規則になっており、入所の時に携帯電話を預けるのだった。集団治療を行うロニーたち。スタンダップコメディアンのティナ、年配者のカーラ、彼氏と来るはずだったベスと順番に話していたが、ベスとケンカ、止めに入ったルイーズの鼻を折ってしまうのだった。ロニーは退所させることになるが、猛吹雪のため道路が封鎖されてしまい、数日間警察はセンターへは来れなくなっていた。そんなとき、ロニーは同じく患者のメグに暴力をふるってしまうのだった。ロニーはストレスで幻覚が見えてしまっているのだった。その後、ベスが行方不明になり、警備員のラベルが施設の建物の外でベスの死体を発見するのだった、、。
 その後、ティナと警備員のラベルが死体で発見され、院長のテイラーは猛吹雪の中、警察にすぐ来るように連絡するのだが、、、。


 ■感想■
 『ダウンレンジ』(2018年)のステファニー・ピアソン主演のサスペンス映画。
 

 孤立したような入院した施設の中で、連続殺人鬼が現れるという、シルヴェスター・スタローン、チャールズ・ダットン、トム・ベレンジャー、クリス・クリストファーソン、ロバート・パトリック出演のスリラー映画『D-TOX』(2002年)みたいな作品ですが、全然盛り上がらない!!
 『D-TOX』も期待していた分、かなりガッカリした覚えがありますけど、今作に比べたら1000倍面白いです!!製作費も1000倍かもしれませんが、、。
 『D-TOX』もTV東京の「午後のロードショー」とかで放送してくれないでしょうか??TVの映画枠で観るにはちょうどいい面白さ!!


 ところで、今作『デンジャラス 見えない殺人鬼』ですけど、上記あらすじのあと、犯人すぐに正体を現し、凶器のハサミを持って暴れまわり始めます!!
 今作の脚本家と監督には、犯人を観客に推理させようとする気もなく、ストーリーが進んでいき登場人物が減っていき、すぐに犯人が現れ殺し始めてます。
 ランニングタイム87分の作品で、上記のあらすじあたりまでで、およそ60分!

 ミステリー映画でなく、サスペンス映画だから別にOKですけど、サスペンス映画としても全然盛り上がらない、、。

 ミステリー映画度  ★
 サスペンス度    ★
 犯人が誰でも良い度 ★★★★★

 第1の被害者ベスの死体を発見したあと、施設の部屋に運びますが、こういうのって良いんでしょうか??死体の周りに行って運んだってことですよねー。現場保存しなくてもOKなんでしたっけ??でも警察はすぐに来れないですしね、、。

 こういう作品は、期待しなければ面白く観れると思いがちですが、期待しないで観ても眠くなる、、、。

 眠いときには観ない方が良いかも??

 IMDbによると、今作のランニングタイム82分になっていますが、日本版は87分なのですが、これは表記ミスでしょうか??1分の違いは、切り上げと切り捨ての違いで全然ありますけど、5分の違いは??

 ところで、今作、販売しているDVDソフトは字幕のみなのに、Amazonプライムビデオの配信版には日本語吹替版が存在しています、、。
 「なぜ?」
 3000円以上するようなソフトにはついていないのに、配信版にあるなんて、、。
 今作だけの話なら良いのですが、こういうのはやめて欲しいです。(プライムビデオ購入すればということ言われちゃいそうですけど、、、)

シルヴェスター・スタローンが出演したスリラー映画。

 

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『ラ・ヨローナ 彷徨う女』

2021-02-13 00:52:25 | ホラー

ラ・ヨローナ 彷徨う女
LA LLORONA(2018年グアテマラ)
 監督:ハイロ・ブスタマンテ
 脚本:ハイロ・ブスタマンテ
    リサンドロ・サンチェス
 出演:マリア・メルセデス・コロイ
    マルガリータ・ケネフィック
    サブリナ・デ・ラ・オス
    フリオ・ディアス
    マリア・テロン

 ■ストーリー■
 1982年から1983年にかけてグアテマラ政府軍は1か月平均3000人を殺害した。それはマヤ系イシル族の1/3にあたる数だった。村全体がゲリラに民間人でなくゲリラだったと主張。エンリケ・モンテベルデ将軍は虐殺はなかったと主張していたが、マヤ系イシル族の38%が12歳未満で政府の凶行が暴かれ有罪判決に言い渡される。
 しかし、その後、体調不良で病院に運ばれるのだった。入院して8日目、突然虐殺の証明は不可能であり、判決がくつがえり釈放となるのだった。民衆は怒り病院がら帰宅した将軍の家を取り囲むのだった。将軍の家族も家から出ることも出来なくなていた。そんなとき、新しくメイドとしてアルマという若い女性がやって来るのだった、、、。


 □■□ネタバレあり□■□

 ■感想■

 中南米に伝わる”ラ・ヨローナ”を描くホラー映画。
 タイトルからして2019年のホラー映画『ラ・ヨローナ 泣く女』と関係あるのかな??と思ったら全然関係ない作品でした。
 『ラ・ヨローナ 泣く女』も怖い作品だと思って期待していたら、普通のホラー映画で、すでに観たということしか覚えていない、、、。
 なのに、続編かなにかと思って借りてきました、、。

 ストーリーはすごく単純な作品ですがテーマが重すぎ、、、。
 ストーリーは政府軍の将軍として、マヤ系イシル族の人々や多くの人々をゲリラと称し虐殺した主人公が、裁判で1度は有罪になるものの、なぜか無罪になります。その家に謎のメイドがやってきて、将軍の家族に殺されておしまい、、。というものです。

 グアテマラで実際に行われた虐殺をテーマにしているので作品の雰囲気は重い、、。ホラー映画としては盛り上がらない、、。
 ホラー映画としては30分くらいで描けてしまうような内容です。
 裁判シーンや、将軍の夜の徘徊シーンとか、ドラマ部分が延々と描かれています、、。


 今作は『ラ・ヨローナ 泣く女』よりも製作が1年早く2018年の作品で、グアテマラ映画でした。

 「えっ、グアテマラ」

 たくさん映画を観ていますが、グアテマラの映画は生まれて初めてかも??グアテマラ、グアテマラ、、思いつかないです、、、。

 今作はマジメな作品なので、色んな映画祭で受賞やノミネートされています。その一部を書くと、、、

【ヴェネチア映画祭】ヴェニス・デイズ賞 受賞
【マイアミ国際映画祭】 最優秀作品賞受賞
【コルカタ国際映画祭】 最優秀作品賞受賞
【ゴールデン・グローブ賞】2021 最優秀外国語映画賞 ノミネート
【ボストン批評家アワード】2020 最優秀外国映画賞 受賞
【ゴヤ賞】2021 最優秀スペイン語圏映画賞 ノミネート
【チューリッヒ映画祭】2019 最優秀国際映画賞 ノミネート 等々。

 グアテマラで起きた1980年代の大虐殺とホラーをからえて描いていますが、ホラー度はすごーくうすいです。
 こういうホラー映画の形で、グアテマラで起きた事件を描いて、観客に思い起こさせたかったんでしょうね。

 ジャンル映画ではないので、自分はあまり得意としない感じの作品です。とにかくマジメ、、。 

 こういう作品は面白いとか、盛り上がらないとかで評価できないので、すごく感想も書きづらいです、、。
 グアテマラの1980年に起きた歴史的事実を知るには良いです。

 

 

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『ザ・センダー 恐怖の幻想人間』

2021-02-11 22:27:30 | ホラー

ザ・センダー 恐怖の幻想人間
THE SENDER(1982年イギリス)
 監督:ロジャー・クリスチャン
 脚本:ポール・ボーム
 出演:キャスリン・ハロルド
    シャーリー・ナイト
    ポール・フリーマン
    ショーン・ヒューイット
    ジェリコ・イヴァネク

 ■ストーリー■
 ある青年が公園の池で入水自殺しようとして病院に運び込まれる。記憶のなく身元も不明な彼はジョン・ドゥ83と名付けられた。担当医師となったゲイル・ファーマーはおかしな幻覚を見るようになるのだった。
 ゲイルは、ジョン・ドゥ83の見ている悪夢が伝染しているのではないかと疑うのだが、、、。

 ■感想■ 
 悪夢を送信してしまう青年と担当医師を描くイギリスのホラー映画。

  なぜ、今回、この作品を記事にしようと思ったのかというとCS放送の「ザ・シネマ」で放送されると知ったからです、、、。正確には放送されたです(2021年深夜25:00~だったので過去形です)。
 
 1980年代に日本未公開でビデオスルーで公開されました。
 CICビクター株式会社からVHSソフトが発売されていました。確かレーザーディスクも発売されましたよね??
 
 1980年代当時は、今作は都内の大型のレンタルビデオ屋にはけっこう置いてありました。
 現在、日本では、DVDにも、ブルーレイにもなっていないので、レア度は高いかも??
 イギリス映画のサイキックホラー映画ということで、観る前はかなり期待度は高かったんですが、実際に観たらすごーく地味な作品だったので少しガッカリした気が、、、。

 いかにも予告で使うには面白そうなシーンの連続なんですが、ストーリーはすごく地味地味、、。
 リチャード・バートン、リノ・ヴァンチュラ、リー・レミック出演の1978年の傑作Sci-Fiホラー映画『恐怖の魔力 メドゥーサ・タッチ』くらい最後がハデになったら面白かったのに、、、。

 ランニングタイム91分の作品ですが、1980年代にあった地上波のTBS金曜深夜の90分枠の「金曜ロードショー」(実質75分)で日本語吹替とかで放映したら結構面白く観れたかも??

 ホラー映画度   ★★
 サスペンス映画度 ★★★
 超能力度     ★★
 当時のレア度   ★★
 現在のレア度   ★★★★★

 監督は『トラブルボーダー』(1997年)、『バトルフィールド・アース』(2000年)、『エイリアン・インフェクション』(2013年)もロジャー・クリスチャン。
 脚本は、今作の他にはジョン・リスゴー出演のサスペンス映画の大作『マンハッタン・プロジェクト』(1986年)やTVムービー、オーストリアのスラッシャー映画『デスメール』(2006年)のポール・ボーム。
 今作以降の作品をラインアップを観ると、今作は脚本家のポール・ボームの影響が強いのでしょうか??

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『プロフェシー 恐怖の予言』

2021-02-04 22:29:50 | ホラー

プロフェシー 恐怖の予言
PROPHECY(1979年アメリカ)
 監督:ジョン・フランケンハイマー
 脚本:
 出演:ロバート・フォックスワース
    タリア・シャイア
    アーマンド・アサンテ
     リチャード・ダイサート
    ヴィクトリア・ラチモ

 ■ストーリー■
 山奥で製糸会社の社員が行方不明になり、調査隊が派遣されるが犬は帰ってくるが3人の捜索隊は帰ってこなかった。
 医者のロブは知り合いから依頼され、メイン州のある山林で製糸会社と地元住民が争っているのを環境保護の調査のため妻のマギーと現地に赴く。ロブとマギーは現地に着くなり、地元住民と製紙会社が争っているのを目のあたりにするのだった。
 また、ロブは湖で巨大なサケを発見するのだった。そして夜、凶暴になったアライグマに襲われるのだった。
 後日、地元住民の反対派のリーダー、ジョン・ホークスに会い見せたいものがあると言われ、住民たちの村では病気が流行していることを知らされるのだった。そんな村では、あらゆる生物の特徴を持つ生物カターディンの伝説があった。

 ■感想■
 ジョン・フランケンハイマー監督の1979年の公害スリラー映画。
 古い作品の記事を書くことも多いですが、今回、この作品を記事にするのはCS放送の「ザ・シネマ」で放送されたということ知ったからです。

 日曜洋画劇場でも放送してきたこともある作品ですが、自分はあまり印象に残っていないのが正直な感想です。

 出演者を見たら、アーマンド・アサンテが出演していました。TVのミニシリーズ『燃える世界の男』(1978年)、『パラダイス・アレイ』(1978年)の翌年、『リトル・ダーリング』(1980年)、『プライベート・ベンジャミン』(1980年)の1年前、『探偵マイク・ハマー俺が掟だ!』(1982年)に出演する3年前、、、。
 と、アーマンド・アサンテの出演作品をあげて字数かせぎ、、、(笑)

 今作は監督がジョン・フランケンハイマーですが、モンスター映画、動物パニック映画としても面白くないですし、、公害の影響を訴える作品ともいえない、、、なんとも中途半端な作品に、、。

 1982年には『最後のサムライ ザ・チャレンジ』を撮っているので、この頃はB級路線のこういう作風だったんでしょうか??

 リチャード・ギア主演のモスマンを描くサスペンス映画『プロフェシー』(2002年)よりは好きな作品ですが、、、。

 今作も、もう少しモンスター映画度を高めていれば良かったのに、、。と思っちゃいます。
 5年後くらいに製作されていたら、そうなっていたかもしれないですね。

 ところで、今作はすでにDVD化されています。

あまり盛り上がらないジワジワサスペンス。

 

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『カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇』

2021-01-29 22:23:02 | ホラー

カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇
COLOR OUT OF SPACE(2019年アメリカ、ポルトガル、マレーシア)
 監督:リチャード・スタンリー
 脚本:リチャード・スタンリー
    スカーレット・アマリス
 原作:H・P・ラヴクラフト
 出演:ニコラス・ケイジ
    ジョエリー・リチャードソン
    マデリン・アーサー
    ブレンダン・マイヤー
    ジュリアン・ヒリヤード

 ■ストーリー■
 アーカムの町から離れた林のそばに住むネイサン・ガードナーの一家。ある夜、家の前に隕石が落下する。翌朝、隕石の様子を見にトゥーマ市長とピアース保安官がやってくる。その場へ、林の中の湖で調査していた水文学者のワード・フィリップスがやって来る。ワードは調査のため隣人のエズラに話を聞き、水質の調査を行うのだった。
 大きかった隕石は姿を消し、地面には大きな穴が出来ていた。そして、井戸のそばに赤い花が咲き始めるのだった。その夜、うわのそらだった料理中だったネイサンの妻テレサは包丁で指を切ってしまうのだった。ネイサンとテレサが病院を行っている間にも、家のそばに赤い花が次々と咲き始めるのだった。ガードナー家の末っ子ジャックは井戸の中の何者かと会話をはじめ、井戸からは不気味な赤紫の昆虫を発見するのだった。一方、長女ラヴィニアは幻を見始め体調を崩すのだった。
 ワードは水が汚染されていることを知り、水を飲まないように忠告し、アーカムの町のラボへ調査のために向かうのだった。


 □■□ネタバレあり!□■□

 ■感想■

 H・P・ラヴクラフト「宇宙からの色(異次元の迷彩)」を映画化した作品。
 監督は『ハードウェア』(1990年)のリチャード・スタンリー。

  ニコラス・ケイジ出演の作品にしては、普通の面白さのだったので感動しちゃいました、、、。
 
 ニコラス・ケイジの映画と言えば、2016年の『ドッグ・イート・ドッグ』あたりから、観終わったときに、「もうニコラス・ケイジ主演の映画は観続けなくても良いかなぁ??」と思い始めたものの、、 その後も、『キング・ホステージ』(2016年)、『ヴェンジェンス』(2017年)、『ヒューマンハンター』(2017年)、『マッド・ダディ』(2017年)、『マンディ 地獄のロードウォリアー』(2017年)、『コード211』(2018年)、『トゥ・ヘル』(2018年)、『ナイトストーム』(2019年)、『ザ・ビースト』(2019年)と公開されるたびについつい観ちゃって今にいたるんですが、、、
 ちなみに、2018年の『ダークサイド』、2019年の『ラストパニッシャー』『KILLERS10人の殺し屋たち』は未見です、、。

 そんなにつまらなくはないんですが、特別面白くもない作品に出演しまくりって感じで、、、。
 『ドッグ・イート・ドッグ』以前の作品でも『ラスト・リベンジ』(2014年)観たときは、、何ー、これ??と思っちゃったこともあったんですが、色んな作品に出演しすぎ、、。
 
 で、今作は、H・P・ラヴクラフト原作、リチャード・スタンリー監督なんで、ニコラス・ケイジ出演作品ですけど、観たくなり鑑賞しました。

 ハッキリ言って、ちゃんとSci-Fiホラー映画になってます。それもそれなりに面白い!!
 後味の悪さはあるものの、Sci-Fi映画、ホラー映画のジャンルが好きな映画ファンは観ておかないと、、。

 ランニングタイム110分と決して短くない長さですけど、だれることなく緊張感もって最後まで一気にストーリーが進んでいきます。
 ところどころにクリーチャーが出てきて、最初のカマキリみたいな昆虫は怖かったです。怖いと言うより気持ち悪いって感じ、、。
 ホラー映画の登場人物は、たいてい1人くらいは事件に対して対応が早いですが、今作の登場人物たちは何もできないまま最後まで犠牲者のまま。現実的と言えば現実的!

吹替は山路和弘さん。

 

    

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『ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷』

2021-01-27 23:49:36 | ホラー

ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷
HAUNT(2019年アメリカ)
 監督:スコット・ベック
    ブライアン・ウッズ
 脚本:スコット・ベック
    ブライアン・ウッズ
 出演:ケイティ・スティーヴンス
    ウィル・ブリテン
    ローリン・アリサ・マクレーン
    アンドリュー・ルイス・カドウェル
    シャジ・ラジャ

 ■ストーリー■
 イリノイ州カーボンデール学生寮、彼氏サムにストーカーされているハーパーは友達に誘われハロウインパーティに出かける。
 ネイサン、ベイリー、エヴァン、アンジェラ、マロリーとすごすが、その後エヴァンの提案で究極のお化け屋敷に行くことに、、、。
 入口で誓約書を書き、携帯電話を置いて先へ進む6人の若者たち。数々の仕掛けがあるお化け屋敷で危険コースか安全コースかを選ぶことになり2手に分かれることに。
 ベイリーがハーパーから借りた指輪を落として取ろうとしてケガをすると、お化け屋敷のスタッフたちは次第に正体を現していくのだった、、、。

 ■感想■
 『クワイエット・プレイス』(2018年)の原案&脚本家のブライアン・ウッズ、スコット・ベックが監督&脚本のホラー映画。


 町はずれにある、郊外のお化け屋敷が実は殺人鬼たちが作った本当のホラーハウスだったらという映画です。

 こういうジャンルの映画が好きな人には楽しめる作品に、。
 
 ティーン向けのホラー映画ですが、主人公たちのオバカ度はこういう作品の登場人物としては高くないです。ごくごく普通の学生たちです。

 ところで、殺人鬼たちは協力してこんな大きなお化け屋敷作ったんでしょうか??準備にどれだけかかったんでしょうか??あまりにも大がかりな仕掛けがしっかり作ってあるので気になっちゃいました、、。
 そんなコトばかり考えちゃいました、、、。

 ヒロインの彼氏がストーカーになっている状態という設定なので、てっきりヒロインたちを探しに来て殺人鬼たちと対決するとかストーリーにしっかり絡んでくるのかと思いきや、出てきてすぐに退場、、、。
 
 「えー、ストーカーで暴れん坊という設定いらなかったのでは??」

 主人公たちのオバカ度  ★★
 追いつめられ度     ★★★
 殺人鬼たちの用意周到度 ★★★★

 

 ポップコーンでも食べながら、キャーキャー言って楽しみながら観るには十分面白い作品では??こういう作品を観なれていると、次の展開が分かりやすいので、要注意ですが、とにかく先を想像しないでボーとして観た方が楽しめます。
 あれ、あまりほめてない文章に、、、。
 
 つまらなくはないです!!

 ランニングタイム92分なので、あっという間に観れます!!

 

 

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『ボディカメラ』

2021-01-20 23:19:27 | ホラー

ボディカメラ
BODY CAM(2020年アメリカ)
 監督:マリク・ヴィタル
 脚本:ニコラス・マッカーシー
    リッチモンド・リーデル
 原案:リッチモンド・リーデル
 出演:メアリー・J・ブライジ
    ナット・ウルフ
    デヴィッド・ザヤス
    アニカ・ノニ・ローズ
    デヴィッド・ウォーショフスキー

 ■ストーリー■
 制服警官のレネは民間人に対する暴力で訴えられ8か月の停職になっていたが、仕事への復帰を許され新しいパートナーのダニーと夜勤パトロールに出発する。
 パトロール中、同僚からの連絡で事件現場に向かうのだががそこでは、同僚ギャニングが惨たらしく殺されていた。レネはギャニングのパトカーの車載カメラの映像で緑のバンのアフリカ系アメリカ人の女性を見るのだが、その女性の画像は消えてなくなっていた。そして事件現場を荒らしたということで逆に注意されるのだった。
 レネは車載カメラに映っていた女性の制服からスィントン病院の看護師タニーシャ・ブランズだと突き止めるのだった。
 そんなとき、スーパーで警官2人とチンピラ2人が殺される事件が起きるが現場に緑のバンがありチンピラ2人による事件とされるのだった。
 レネはギャングの抗争の巻き添えでタニーシャの死んだ息子デマルコの事件が何か関係してるのではないかと捜査を続けるのだが、、、。

 ■感想■
 警官殺しの謎を追う警官の活躍を描くホラー映画。

 ランニングタイム96分の短めの作品ですが、かなり見ごたえのあるミステリー仕立ての作品になっています。
 脚本は『ディスコード DISCORD』(2012年)の脚本&監督のニコラス・マッカーシー。

 ホラーでなくても、普通のサスペンス映画でもおかしくないような作品です。
 汚職警官が売人を殺すシーンをボディカメラに撮ってしまった警官の活躍を描く、似たような作品『ブラック アンド ブルー』(2019年)がありました。
 今作は『ブラック アンド ブルー』+ホラー映画で製作費半分みたいな感じでしょうか??

 主人公のヒロインは事件に関わっていないので、全然怖い目には合わない、、、。怖くないホラー映画です。
 
 怖くないホラー映画で、いつも思い出すのが ジョージ・C・スコット出演の『チェンジリング』(1979年)。『チェンジリング』も主人公は事件に関わっていないので怖い目に合わない。事件の捜査をする探偵役になってました、、、。

 今作は、ホラー映画の要素が薄まっていて、監督や脚本家は、本当にホラー映画撮りたかったんでしょうか??と思ってしまうような出来上がりに、、、。
 今作からホラー映画の要素を除いてサスペンス映画にしても、ごくごく普通に面白い作品になってしまう!!

 展開も早く、あっという間にラストに!
 主人公や、他の警官たちのキャラクターを掘り下げるための描写を増やして、もう少し長くても良かったのでは??

 サスペンス映画度 ★★★ 
 ストーリー定番度 ★★★★
 ホラー映画度   ★★ 

 

 

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『僕を憐れむ子守唄 呪われたベッドNo.6』

2021-01-04 00:59:01 | ホラー

僕を憐れむ子守唄 呪われたベッドNo.6
LETTO NUMERO 6(2019年イタリア、アルゼンチン)
 監督:ミレーナ・ココッツァ
 脚本:ミケオーリーランジェロ・ラ・ネーヴ
    アントニオ・マネッティ
    マルコ・マネッティ
 出演:カロリーナ・クレッセンティ
    アンドレア・ラッタンツィ
    ピエール・ジョルジオ・ベロッチオ
    ナタリー・カルドナッツォ
    カーラ・カッソーラ
    ロベルト・シトラン


 ■ストーリー■
 妊娠していることを隠して教会系の小児病棟の夜勤に勤め始めた医師のビアンカ。前任者が飛び降り自殺したことを知るが、すぐに転属依頼もできずその病棟で働き続けるのだった。
 6番ベッドの子どもが母親が迎えに来ないと泣いているので慰めるのだった。翌日、病院のシスターに6番ベッドの子どものことを聞くと、そのベッドには誰もいないという答えが返ってくるのだった。確かにそのベッドには誰もいないのだった。全部の部屋を見るが、昨晩見た男の子はいないのだった。
 夫にそのことを話すがビアンカの話を信じてくれずとりあってくれないのだった。セヴェロ神父も何かを隠しているようなのだが何も分からないままだった。ビアンカは小児病棟の看護師フランチェスコと調査を始めるのだが、、、。

 □■□ネタバレあり□■□

 ■感想■
 元精神病院だった小児科病棟で起きるオカルト現象を描くイタリアのホラー映画。
 
 小児科病棟の夜勤の仕事っていうのがあるんですね。順番で誰かが夜勤するのでなく、夜勤のみの仕事。日本でもそうなんでしょうか??

 ストーリーはほとんどなく、小児科病棟の6番ベッドに夜になると男の子が現れるというものです。ヒロインは原因究明のために動き出す。
 幽霊が出る理由は本当にいつものオカルト映画的に普通の理由です。
 60年間母親が迎えにくるのを待っていた、、。
 それだけのストーリーにランニングタイム112分!
 普段なら、長すぎ!とかすぐ言っちゃうですが、今作はしっかり作られていて順当な長さです。
 本当に丁寧に作られています。
 悪い意味でなく、いい意味で丁寧です。
 
 この内容で、ランニングタイム112分飽きさせないので、演出力は確かですね。

 途中、交霊会で霊媒師が自殺するシーンや、神父が少年ミケーレに襲われたりするシーンとかあって、だれないようになっています。

 怖くないオカルト映画ですが、死人がけっこう出ます。ヒロインもあわやのところで偶然フランチェスコに助けられますが、、、。

 最後、病院に入院している子どもたちが白目がなく起きてくるので、ゾンビにでもなっちゃうのかな??とも思いましたが、そんなコトもなくごくごく普通に終わります。
 あそこで、子どもたちが病院から街に出て全員、大人を襲い始めたりしたら、超トンデモ展開で面白かったのに、、。

 監督のミレーナ・ココッツァは、今のところ長編作品は今作のみのようです。

 ちなみに、今作はオリジナル版は117分なので5分カット?それともヨーロッパの作品なのでPALの早回し版でしょうか??

 ■日本語吹替キャスト■

 ビアンカ   :笹島 かほる
 セヴェロ   :西垣 俊作
 エットレ   :佐々木 祐介
 ミケーレ   :塙 真奈美
 レティツィア :北林 早苗
 フランチェスコ:伊藤 聖将
 マリア・ピア :高富 彩織
 ジュリオ   :山下 大毅
 司教     :高橋 ちんねん
 ジャチャンタ :北川 ゆめ

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『テルマ』  

2019-08-04 19:57:12 | ホラー

テルマ
THELMA(2017年ノルウェー、フランス、デンマーク、スウェーデン)
 監督:ヨアキム・トリアー
 脚本:エスキル・フォクト
    ヨアキム・トリアー
 出演:アイリ・ハーボー

 ■ストーリー■
 テルマは大学入学しオスロで、1人暮らしを始める。ある日、鳥が窓にぶつかり彼女は、発作が起き倒れてしまう。検査結果では原因不明とのことで、学生生活に戻るが、彼女に興味を持った女子学生アンニャが近づいてくる。

 ■感想■ 
 数多くの映画祭で賞を受賞したノルウェーのホラー映画。
 主だった賞をあげると

 【シッチェスカタロニア国際映画祭】2017
  審査員特別賞、脚本賞 受賞
 【オースティン映画批評家協会賞】
  外国語映画賞 ノミネート
 【マール・デル・プラタ国際映画祭】
  女優賞、撮影賞 受賞 作品賞 ノミネート
 【ノルウェー国際映画祭】
  ノルウェー映画批評家賞 受賞
 【サンディエゴ映画批評家協会賞】
  外国語映画賞 受賞
 【ヒューストン映画批評家協会賞】
  外国語映画賞 受賞

 等々。

 自分の感想は、、、、

 つまらない、、、、。とてつもなく。

 でも、シッチェス・カタロニア国際映画祭で賞を獲ってるんですよねぇ。

 ストーリーが無いです、、、。事件が起きません。ラストの方まで。

 例えるなら今作の116分は、ハリウッドのエンターテイメント作品だったら、アヴァンタイトルのシーンのところまでしかストーリーが進まない感じです。

 もしかしたら、これから何か始まるのでは??
 というところで終わりです。

 今作をジャンルで分類するなら、ホラーでも、ファンタジーでもなく、ドラマでしょうか?
 延々とヒロインのごく普通の日常を見せられても、面白くもなんともないです、、、。

 監督のヨアキム・トリアーのフィルモグラフィーから見ても、ジャンル映画とは、程遠いんで、最初から期待していなかったんですが、、、それでも耐えられなかった。
 
 アメリカでリメイク化の話もあるようで、ストーリーの展開を早くして、何か事件的なものを描いてくれれば、面白くなるかもしれないですね。 

テルマ [DVD]
エイリ・ハーボー,カヤ・ウィルキンス,ヘンリク・ラファエルソン,エレン・ドリト・ピーターセン
ギャガ
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『CRESCENT 冷たい海の底』

2019-06-08 19:27:12 | ホラー

CRESCENTクレセント 冷たい海の底
THE CRESCENT(2018年カナダ)
 監督:セス・A・スミス
 脚本:ダーシー・スパイドル
 原案:セス・A・スミス
 出演:ダニカ・ヴァンダースティーン
    ウッドロウ・グレイヴズ

 ■ストーリー■
 夫が死んだため、海辺の三日月型の地形の「三日月の家」に引っ越してきたベスとローウェンの母子。
 静かに暮らす2人の前に近所に住む謎の老人ジョセフや、サムという少女が現れる。ある日、ジョセフは家に侵入してきて、追い返すものの不安を感じるベス。
 その後、夫の幻が現れたり、夫の葬儀に参列していた者たちが現れ、ベスはパニックに陥っていくのだった。

 ■感想■ 
 カナダ製のホラー映画。
 正確にはホラー要素が高いミステリー風ドラマ。
 
 こういう映画が好きな人には途中で、ネタが割れちゃいますが、とにかく、ストーリーがゆっくり、ゆっくり、ゆっくり、ゆっくり、ゆっくり、スローな展開で進んでいくので鑑賞するには忍耐を要求されます。

 ランニングタイム99分ですが、70分くらいで十分!!
 70分でも長いかも??

 このオチで99分引っ張るの、ムリでしょ!!
 いつもの禁断のオチ!!
 夢オチの次にガッカリするこのオチ!!

 このオチ、もう止めてッ!!

 観ながら睡魔と戦いながら観たのに、このオチ!!


 監督は、カナダで活動するビジュアルアーティスト、セス・A・スミス。

 ビジュアルアーティストって何??
 ビジュアルアーティストずっとやっていて下さい。エンターテイメント映画は撮らないで、、、。
 なーんて思ってたら、今作は、映画祭でノミネートや受賞していました。そう思っていたのは自分だけ??

 【シッチェスカタロニア国際映画祭】
  新しいビジョン部門 ノミネート
 【トロント国際映画祭】
  正式出品
 【アトランティック映画祭】
  審査員賞 受賞

 監督のセス・A・スミスは、短編映画をいくつも監督していました。
 ビジュアルアーティストって、ビジュアルにこだわる監督って意味なんでしょうか? 良く分からない、、、。

CRESCENT 冷たい海の底(吹替版)
ダーシー・スパイドル
メーカー情報なし

 

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『インプラント』 眠れなくなる??眠れます!

2017-08-31 20:17:23 | ホラー

インプラント
THEY(2002年アメリカ)
 監督          ロバート・ハーモン
 脚本          ブレンダ・ウィリアム・フッド
 出演          ローラ・レーガン
             マークブルカス

 ■ストーリー■
 心理学を専攻する大学院生のジュリアのもとに幼馴染のビリーから会いたいと連絡が入る。ジュリアは恋人のポールと過ごしていたが、ビリー待つダイナーへ向かうのだった。ジュリアとビリーは子どもの頃夜の暗闇を異常に怖がっていたのだった。ジュリアは克服していたがビリーは未だに暗闇を恐れていた。ビリーは暗闇の恐怖を伝えるとその場で自殺してしまうのだった。
 その後、ジュリアはビリーの葬式で暗闇を恐れる若者たちと出会うのだった。その日以降、ジュリアもまた暗闇を恐れるようになるのだが。

 ■感想■
 ウェス・クレイヴンが提供するホラー。
 制作でなく提供!提供(presents)って名前を貸したってことなんでしょうか??

 監督は『ヒッチャー』(1985年)『ハイウェイマン』(2003年)のロバート・ハーモン。
 脚本は『今日も僕は殺される』(2007年)のブレンダン・フッド。

 暗闇から何かが襲ってくるというホラーですが、何が襲ってくるのかは最後まで観ても分からないです。
 てっきりエイリアン系の映画だと勝手に思っていたので、オカルト系の展開に驚き。
 
 最後まで何もわからない!

 ティーンホラーというワケでもなく、登場人物たちは20代中盤。ストーリーも良く分からないし、作品自体、客層は誰がターゲットかも良く分からないです。
 
 怪物たちは、子どものころに何かを身体の中に埋めて、なぜ子どもたちが大きくなるまで待っているんでしょう??
 何かを埋めるのはなぜ??

 しかも、被害に遭うのは限られた少人数。襲われるのが子どものころ暗闇を異常に恐れていて何かを身体に埋められた人間たちだけ。

 意味不明!!

 監督が悪いというより、脚本が悪いんでしょうけど。 
 監督のロバート・ハーモンは最近はTVムービーの「警察署長ジェッシィ・ストーン」シリーズを撮っています。ロバート・ハーモンは、ホラー映画にはそんなに思い入れもないんでしょうね。
 『ヒッチャー』もホラー映画というより、サスペンス映画、スリラー映画ですもんね。

 でも、一切、期待しないで観ればそれなりに楽しめるかも?? 40点

インプラント [DVD]
ブレンダン・ウィリアム・フッド
日活


  

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『CAGE ケージ』 ベビーシッターホラー

2017-03-22 22:03:23 | ホラー

CAGE ケージ
(配信題:『CAGE ケージ ベビーシッター恐怖の一夜』)
BERKSHIRE COUNTY(2014年カナダ)
 監督          オードリー・カミングス
 脚本          クリス・ギャンブル
 出演          アリーサ・キング
             バート・ロショーン
             アーロン・シャルトラン
             ロバート・ノーラン

 ■ストーリー■
 彼氏とのHな場面がネットに流出し、大変なことになているハイスクールに通うカイリーは、ハロウィンの夜ベビーシッターのアルバイトで人里離れたハリソン家の邸宅へ。25時には両親が帰ってくることになっていたが、夜も更けたころドアの呼び鈴が鳴る。
 マスクをかぶった少年にお菓子をあげようとするが、扉の影に隠れていた大男が襲ってくるのだった。急いで扉を閉めて難を逃れるが、不審者たちは家の中に!カイリーは緊急通報をするのだが…。

 ■感想■
 ネットに彼氏とのHなシーンが流出してしまい学校や町で笑いものにされているハイスクールガールがベビーシッター中に何者かに襲われるスリラー映画。
 間が悪いことに、ベビーシッターのアルバイト先は、教育委員長をしている奥さんがいる家。
 当然、主人公の流出した動画のことはばれていて「男を連れ込まないでねッ!!」と強い注意!!

 間が悪いと言えば、その家は引っ越すことになっているとのことで、引き出しの中はカラッポ!!
 侵入者がいるのに、引き出しの中に武器になりそうなものが無い!!

 荷造りした荷物の中からバットを出すものの、途中で投げ出しちゃうし…。
 通報してから警察がくるのがやたら遅かったり…。
 警官も油断しまくりなので、当然犯人たちに、瞬殺!!

 ランニングタイム83分と短いので、あっという間にラストまで!!
 とにかく展開が早い!!
 エンドクレジットまで入れて83分て、この長さなら、1980年代にあった地上波の90分枠の映画枠
にほとんどノーカットで入ってしまう長さです!!(TBSの「金曜ロードショー」は実質74~76分でした)
 

 ところで、ネットで動画が流出してしまった要素って、こんな短い作品のヒロインの設定に必要なんでしょうか??
 
 まぁ、そんなコト考えてる間もなく事件が起きちゃいますが。

 今作のヒロイン、普通の女子高生にしてはすごく頑張っています!!バットを落としちゃったのは減点ですけど!
 犯人グループは、どうやら拳銃を使わないので、バットがあれば前半から、かなり反撃できたのにね~!!

 途中、応援に来たパトカーとぶつかって、その後気がついたら捕まってましたけど、あのパトカーに乗っていた警官たちは??

 あと、今作の犯人たちは、バークシャー郡(原題です)でだけ事件を起こしているのでしょうか??いくらアメリカでも、これだけの事件だったら、警察の捜査もすごく行われて大騒ぎになるはず!!
 こういう犯人たちは事件を繰り返すので、今回だけではないですよね!!

 あと、最後のシーンもいくらなんでも犯人たちもやりすぎでしょう!!
 これだけの大量殺人事件!
 警察の大捜査が続いて、いつか犯人は捕まりますよね~。

 今作のヒロインは女子高生でしたが、『サプライズ』(2011年)のヒロインみたいな女性が主人公だったら、もっと面白くなりそうなのに…。 

 今のままでも十分面白くて、今作は色んな映画祭で話題に賞も受賞しています!!

 【ブラッドインザスノーカナディアン映画祭】主演女優賞
 【ホラークエスト映画祭】最優秀作品賞、主演女優賞
 【シュリークフェスト映画祭】最優秀作品賞
 【フェニックスファルコン映画祭】最優秀監督賞
 【レザーリールファンタスティック映画祭】正式出品
 【ナイトホラー国際映画祭】正式出品
 【N.Y.シティホラー映画祭】正式出品

 受賞も納得の面白さです!!どこかで観たことあるようなストーリー、シーンばかりですが、すごく面白いです!!家に侵入者が来ちゃって困っちゃった系のホラー映画ファン必見!!  80点

CAGE ケージ [DVD]
アリーサ・キング,バート・ロショーン,アーロン・シャルトラン,ロバート・ノーラン,サマラ・スモールウッド
アメイジングD.C.
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『サイレントナイト 悪魔のサンタクロース』 メリークリスマスホラー

2016-12-25 09:13:19 | ホラー

サイレント・ナイト 悪魔のサンタクロース
SILENT NIGHT(2012年アメリカ、カナダ)
 監督         スティーヴン・C・ミラー
 脚本         ジェイソン・ロスウェル
 出演         ジェイミー・キング
            マルカム・マクダウェル
            コートニー=ジェーン・ホワイト
            ドナル・ローグ
            リック・スケーン
            エレン・ウォン

 ■ストーリー■
 クリスマスに浮かれる中西部の田舎町のクレイヤー。
 人妻と浮気していた保安官ジョーダンがサンタクロースのカッコをした大男に縛りつけられていた。夫が帰ってきたと思ったジョーダンは謝るが、あることに気づくのだった。
 このサンタクロースは夫でないかも??
 泣きながら謝るが電気ショックで殺されるのだった。
 
 また、言葉遣いが悪い少女ががサンタクロースのカッコをした大男に殺されるのだった。
 
 そして次は、ポルノビデオを撮っていた女優と監督がサンタクロースのカッコをした大男に殺されるのだった。
 
 都市伝説の殺人サンタクロースが現れ、人々を惨殺していくのだった。

 ポルノビデオ現場に残されたカメラからサンタクロースのカッコをした犯人による連続殺人が起きていることをつかんだ地元の保安官事務所は捜査を開始するのだが、町はサンタクロースの扮装をした者たちであふれかえっていた。
 
 田舎町で大した事件を扱ったこともないので応援を頼もうとするが、保安官クーパーは3人だけで解決できると主張し田舎町の保安官3人で解決しようとするのだった。
 
 夫だった保安官を亡くしたオーブリーは、警官だった父親の言葉を励みに捜査を続けるのだが…。

 ■感想■
 1984年のクリスマスホラー『悪魔のサンタクロース 惨殺の斧』のリメイクホラー。
 監督はスティーヴン・C・ミラー。
 
 『ゾンビ・トランスフージョン』(2006年)
 『スクリーム・オブ・バンシー 殺戮の妖精』(2011年)
 『キッズ・リベンジ』(2012年)
 『リムジン 余命の60分』(2014年)
 『エクストラクション』(2015年)と、ホラー、スリラー映画のジャンルを中心に映画を撮り続けています。

 今作以降の『リムジン 余命の60分』は未見ですが、『エクストラクション』を観ると、すご~く普通の監督になっちゃっている気が…。(早急に『リムジン 余命の60分』も観ます)

 ホラー映画のジャンルにこだわっているワケではないのかもしれないですね。

 でも、確かな演出力です!

 すごく面白い!!
 本当に面白い!!

 ランニングタイムが94分と短めなこともあり、楽しくあっという間に観終わっちゃいました。
 ホラー映画定番のラストも、犯人の正体を判明させるシーンを入れたおかげで続編でも作って欲しいような感じに思っちゃいました。
 今作は2012年の作品なんで続編はないんでしょうけど…。

 ヒロインをはじめ、どう考えても田舎町の保安官3人では手に余る事件。
 いばっているだけのマルカム・マクダウェルとかもいかにも田舎町の保安官って感じで良かったです。
 全体的にコメディ調で軽い気持ちで観れるのも良いです。コメディ調と言っても、基本はスラッシャー映画なので、観る人は気を付けて!!

 実は、サンタクロース男、殺す相手を選んでいます。
 不倫してたり、ポルノを撮っている業者だったり、悪態をついている子どもだったり、セクハラ聖職者とか、クリスマスに合わない人間たちを殺しています。
 でも、何も悪いことをしていないヒロインの父親も狙われます。
 
 「なぜ??」

 そんなミステリー要素もあって、最後まで楽しく観れます!!

 クリスマスには、こういう作品を地上波で放送すれば良いのに…。  70点

サイレント・ナイト 悪魔のサンタクロース [DVD]
マルコム・マクダウェル,ジェイミー・キング,ドナル・ローグ,エレン・ウォン,ブレンダン・フェア
トランスワールドアソシエイツ

           

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『ザ・ハロウ 侵蝕』 妖精怖すぎ

2016-08-07 00:35:37 | ホラー

ザ・ハロウ 侵蝕
THE HALLOW(2015年イギリス、アイルランド、アメリカ)
 監督:コリン・ハーディ
 脚本:コリン・ハーディ
    フェリペ・マリーノ
 原案:コリン・ハーディ
    フェリペ・マリーノ
    トム・デ・ヴィル
 出演:ジョゼフ・マウル
    ボヤナ・ノヴァコヴィッチ
    マイケル・マケルハットン

 ■ストーリー■
 森林を保護するための調査のため、アダムとクレア夫妻は幼い子どものフィンを連れてアイルランドの山奥へと引っ越してくる。しかし、その森は地元の人々から妖精ハロウが住んでいる森とされていていた。
 隣家にすむコルムは彼らを良く思わず、この調査をやめるよう強く言ってくるのだったが、アダムは聞く耳を持たず、調査を続行していた。そんなある夜、息子フィンが眠る寝室の窓ガラスが割れる事故が起きるのだった。アダムはコルムが何かしてきたのでは?と警察を呼ぶが、警察は窓枠が壊れていなかったことで、鳥が窓ガラスを破って入ってきただけと、取り合ってくれないのだった。
 
 ■感想■
 2015年の【サンダンス映画祭】でプレミアム上映されて話題になったホラー映画。
 
 その他、色んな国の映画祭で賞を受賞したりノミネートされたようです。
 一部をあげると、
 
 【スクリーム・フェスト】(アメリカ)
   監督賞、撮影賞、音楽賞、特撮賞、メイクアップ賞 受賞
 【ストラスブール・ヨーロッパ・ファンタスティック映画祭】(フランス)
   監督賞 受賞
 【トロント・アフター・ダーク映画祭】(アメリカ)
   ホラー作品賞、観客賞、ポスター賞 受賞
 【英国インデペンデント映画賞】2015年 (イギリス)
   ダグラスヒコックアワード(新人監督賞) ノミネート
 【英国エンパイア賞】2016年 (イギリス)エンパイア誌の映画賞
   最優秀ホラー 作品賞受賞
 【ファンゴリア・チェーンソー・アワード】
   メイクアップ、クリーチャー特撮賞ノミネート
 【アイリッシュ映画&テレビアワード】
   最優秀音楽賞 ノミネート
  
 これだけ、賞を獲るだけのことはあります。てっきり低予算のZ級のホラー作品かと思って観はじめましたけど、ちゃんとした映画でした!
 限られた場所、少ない登場人物、いかにも低予算ではありますが、ホラー映画定番の展開で安心して観られる作品になっています。

 都会から田舎に引っ越してきて地元住民から浮いている主人公たち。
 謎の黒い液体。
 森に近づくなと注意する隣家の男。
 頼りにならなそうな警察。
 妖精がいると言われている森。
 

 思わせぶりな、いつになってもホラー要素が出現しないなんてコトもなく、中盤以降、さっさと妖精たちが大暴れ!!
 主人公たちの置かれている状況を説明したら、さっさと妖精たちが現れ、あとはもう夫婦が逃げる!逃げる!逃げる!

 ヨーロッパの言い伝えの取り換え子がテーマに、、。
 自然に囲まれた田舎、怖すぎ。
 

 また、妖精たちが明るいのに弱いということで、暗いシーンが多いんですが、画面が超真っ暗で何も見えない!なんてこともなく、ちゃんと観れるのも好印象!!

  ランニングタイム97分の作品でコンパクトにまとまっています。
 地上波の90分枠(実質75分)の映画枠があったら、夜中にでも放送して欲しいくらいの作品です!!   
  
 妖精暴れまくり度 ★★★ 
 夫婦逃げます度  ★★
 少しゴア度    ★★

ホラー映画ファンなら必見かも??  

ザ・ハロウ/侵蝕 [DVD]
ジョゼフ・マウル,ボヤナ・ノヴァコヴィッチ,マイケル・マケルハットン
ポニーキャニオン

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『ピラミッドの呪い』 危険な場所には入らないように。

2016-08-04 23:24:58 | ホラー

ピラミッドの呪い
THE PYRAMID(2014年アメリカ)
 監督          グレゴリー・ルヴァスール
 脚本          ダニエル・ミーアサンド
             ニック・サイモン
 出演          アシュリー・ヒンショウ
             デニス・オヘア
             ジェームズ・バックリー
             クリスタ・ニコラ
             

 ■ストーリー■
 エジプトで王の墓を探索する考古学者のグループは、砂の中に埋もれた古いピラミッドの墓を発見、本格的に調査を始めようとした矢先、カイロで暴動で発生したため、帰国するように指示が出されるのだった。
 欲が出た彼らは最後の数時間を使って、発見したピラミッドを探ることに…。NASAから借りた火星探索用のロボットでピラミッドを探ることにするが、ロボットは何物かに襲われ故障。ロボットを回収するためにも、彼らはピラミッドの中へと奥深く入っていくのだが…。 

 ■感想■
 グレゴリー・ルヴァスール監督の低予算ホラー映画。
 日本ではDVDスルーにもならず、配信で公開されました。
 
 「なぜ??」
 「なぜ??」
 「なぜ??」

 けっこう面白いホラー映画なのに、配信のみ!!
 (BS放送で、その後、放送されました)

 韓流をはじめとしたTVドラマを次々とソフト化するんだったら、長編映画をソフト化して!!

 TVスタッフが使っていたカメラを主観にした一応POV系の作品です。
 基本、POV系の作品は苦手ですが、見せ方がうまいのか、それほど気になりませんでした。ラストの方は明らかに普通の映画になっていましたし…。

 グレゴリー・ルヴァスールといえば、『ハイテンション』(2003年)『ヒルズ・ハブ・アイズ』(2006年)等々の脚本家で、アレクサンドル・アジャ監督作品でコンビを組んでいますが、今作でアレクサンドル・アジャは製作で関わっています。

 今作の脚本はニック・サイモンとダニエル・ミーアサンドの2人。
 ダニエル・ミーアサンドはニック・サイモン監督のスリラー映画”REMOVAL”(2010年)の脚本を書いています。ニック・サイモンは『凍える夜に、盲目の殺し屋トポ』(2013年)の脚本や、『スクリーム・ガールズ最後の絶叫』(2015年)の脚本&監督です。

 

 ランニングタイムが89分と短いこともあって、退屈することもなくあっという間に観ることができます。
 謎の猫のような肉食獣。
 こういう作品に定番のような落とし穴!
 あふれてくる砂!等々の数々の罠。
 そして、クライマックスには、ピラミッドに閉じ込められていた者まで登場して次から次へと展開していくので、楽しく観れました!!

 こういう普通の面白い作品こそ、ソフト化してレンタル屋においてあれば良いのに…。60点

ピラミッドの呪い (字幕版)
ダニエル・ミーサンド
メーカー情報なし

 

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