@KOBAのムービー!ムービー! 

映画感想のブログ!!
自分勝手な感想です!
このサイトはAmazonアソシエイトに参加しています!

『ザ・ハロウ 侵蝕』 妖精怖すぎ

2016-08-07 00:35:37 | ホラー

ザ・ハロウ 侵蝕
THE HALLOW(2015年イギリス、アイルランド、アメリカ)
 監督:コリン・ハーディ
 脚本:コリン・ハーディ
    フェリペ・マリーノ
 原案:コリン・ハーディ
    フェリペ・マリーノ
    トム・デ・ヴィル
 出演:ジョゼフ・マウル
    ボヤナ・ノヴァコヴィッチ
    マイケル・マケルハットン

 ■ストーリー■
 森林を保護するための調査のため、アダムとクレア夫妻は幼い子どものフィンを連れてアイルランドの山奥へと引っ越してくる。しかし、その森は地元の人々から妖精ハロウが住んでいる森とされていていた。
 隣家にすむコルムは彼らを良く思わず、この調査をやめるよう強く言ってくるのだったが、アダムは聞く耳を持たず、調査を続行していた。そんなある夜、息子フィンが眠る寝室の窓ガラスが割れる事故が起きるのだった。アダムはコルムが何かしてきたのでは?と警察を呼ぶが、警察は窓枠が壊れていなかったことで、鳥が窓ガラスを破って入ってきただけと、取り合ってくれないのだった。
 
 ■感想■
 2015年の【サンダンス映画祭】でプレミアム上映されて話題になったホラー映画。
 
 その他、色んな国の映画祭で賞を受賞したりノミネートされたようです。
 一部をあげると、
 
 【スクリーム・フェスト】(アメリカ)
   監督賞、撮影賞、音楽賞、特撮賞、メイクアップ賞 受賞
 【ストラスブール・ヨーロッパ・ファンタスティック映画祭】(フランス)
   監督賞 受賞
 【トロント・アフター・ダーク映画祭】(アメリカ)
   ホラー作品賞、観客賞、ポスター賞 受賞
 【英国インデペンデント映画賞】2015年 (イギリス)
   ダグラスヒコックアワード(新人監督賞) ノミネート
 【英国エンパイア賞】2016年 (イギリス)エンパイア誌の映画賞
   最優秀ホラー 作品賞受賞
 【ファンゴリア・チェーンソー・アワード】
   メイクアップ、クリーチャー特撮賞ノミネート
 【アイリッシュ映画&テレビアワード】
   最優秀音楽賞 ノミネート
  
 これだけ、賞を獲るだけのことはあります。てっきり低予算のZ級のホラー作品かと思って観はじめましたけど、ちゃんとした映画でした!
 限られた場所、少ない登場人物、いかにも低予算ではありますが、ホラー映画定番の展開で安心して観られる作品になっています。

 都会から田舎に引っ越してきて地元住民から浮いている主人公たち。
 謎の黒い液体。
 森に近づくなと注意する隣家の男。
 頼りにならなそうな警察。
 妖精がいると言われている森。
 

 思わせぶりな、いつになってもホラー要素が出現しないなんてコトもなく、中盤以降、さっさと妖精たちが大暴れ!!
 主人公たちの置かれている状況を説明したら、さっさと妖精たちが現れ、あとはもう夫婦が逃げる!逃げる!逃げる!

 ヨーロッパの言い伝えの取り換え子がテーマに、、。
 自然に囲まれた田舎、怖すぎ。
 

 また、妖精たちが明るいのに弱いということで、暗いシーンが多いんですが、画面が超真っ暗で何も見えない!なんてこともなく、ちゃんと観れるのも好印象!!

  ランニングタイム97分の作品でコンパクトにまとまっています。
 地上波の90分枠(実質75分)の映画枠があったら、夜中にでも放送して欲しいくらいの作品です!!   
  
 妖精暴れまくり度 ★★★ 
 夫婦逃げます度  ★★
 少しゴア度    ★★

ホラー映画ファンなら必見かも??  

ザ・ハロウ/侵蝕 [DVD]
ジョゼフ・マウル,ボヤナ・ノヴァコヴィッチ,マイケル・マケルハットン
ポニーキャニオン

このサイトはAmazonアソシエイトに参加しています

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ピラミッドの呪い』 危険な場所には入らないように。

2016-08-04 23:24:58 | ホラー

ピラミッドの呪い
THE PYRAMID(2014年アメリカ)
 監督          グレゴリー・ルヴァスール
 脚本          ダニエル・ミーアサンド
             ニック・サイモン
 出演          アシュリー・ヒンショウ
             デニス・オヘア
             ジェームズ・バックリー
             クリスタ・ニコラ
             

 ■ストーリー■
 エジプトで王の墓を探索する考古学者のグループは、砂の中に埋もれた古いピラミッドの墓を発見、本格的に調査を始めようとした矢先、カイロで暴動で発生したため、帰国するように指示が出されるのだった。
 欲が出た彼らは最後の数時間を使って、発見したピラミッドを探ることに…。NASAから借りた火星探索用のロボットでピラミッドを探ることにするが、ロボットは何物かに襲われ故障。ロボットを回収するためにも、彼らはピラミッドの中へと奥深く入っていくのだが…。 

 ■感想■
 グレゴリー・ルヴァスール監督の低予算ホラー映画。
 日本ではDVDスルーにもならず、配信で公開されました。
 
 「なぜ??」
 「なぜ??」
 「なぜ??」

 けっこう面白いホラー映画なのに、配信のみ!!
 (BS放送で、その後、放送されました)

 韓流をはじめとしたTVドラマを次々とソフト化するんだったら、長編映画をソフト化して!!

 TVスタッフが使っていたカメラを主観にした一応POV系の作品です。
 基本、POV系の作品は苦手ですが、見せ方がうまいのか、それほど気になりませんでした。ラストの方は明らかに普通の映画になっていましたし…。

 グレゴリー・ルヴァスールといえば、『ハイテンション』(2003年)『ヒルズ・ハブ・アイズ』(2006年)等々の脚本家で、アレクサンドル・アジャ監督作品でコンビを組んでいますが、今作でアレクサンドル・アジャは製作で関わっています。

 今作の脚本はニック・サイモンとダニエル・ミーアサンドの2人。
 ダニエル・ミーアサンドはニック・サイモン監督のスリラー映画”REMOVAL”(2010年)の脚本を書いています。ニック・サイモンは『凍える夜に、盲目の殺し屋トポ』(2013年)の脚本や、『スクリーム・ガールズ最後の絶叫』(2015年)の脚本&監督です。

 

 ランニングタイムが89分と短いこともあって、退屈することもなくあっという間に観ることができます。
 謎の猫のような肉食獣。
 こういう作品に定番のような落とし穴!
 あふれてくる砂!等々の数々の罠。
 そして、クライマックスには、ピラミッドに閉じ込められていた者まで登場して次から次へと展開していくので、楽しく観れました!!

 こういう普通の面白い作品こそ、ソフト化してレンタル屋においてあれば良いのに…。60点

ピラミッドの呪い (字幕版)
ダニエル・ミーサンド
メーカー情報なし

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『人間まがい』 実話??

2016-04-03 16:49:17 | ホラー

人間まがい
ALMOST HUMAN(2014年アメリカ)
 監督          ジョー・ビゴス
 脚本          ジョー・ビゴス
 出演          グレアム・スキッパー
             ヴァネッサ・リー
             ジョシュ・イーザー

 ■ストーリー■
 1987年10月13日の夜、マークの家にセスが慌てた様子で駆け込んでくるのだった。セスは友人のロブは謎の光に包まれたあと何者かに連れ去られたので逃げてきたと突拍子もない話をするのだった。セスの話を裏付けるかのように、電話もつながらなくなり、家の中は停電が起こり、外では謎の光が発生するのだった。するとマークは、突然放心状態のようになり扉をあけ、光のもとに立った瞬間、どこかへと連れ去られてしまうのだった。
 2年後、デリーの町ではあの晩起きたような停電と謎の光を50人以上の住民が目撃していた。ニュースで事件を知ったセスは、マークの元婚約者ジェンのもとへと向かうのだった。そんなとき、林の中でハンター2人が歩いていると、裸の男性マークがうずくまっているのを発見するのだった。マークは不気味な声を発声するとハンター2人を殺してしまうのだった。
 


 ■感想■
 映画の冒頭「この作品はメイン州パッテンで起きたことを基に映画化された」とテロップがでます!
 
 「え~、実話の映画化作品??」

 自分は、実話の映画化作品って、苦手なんですよね。実話よりフィクションのが断然好き!
 実話は、実際のはなしだけあって、盛り上がらない!ワザワザ映画化するだけあって、大概悲劇で暗い!
 
 「でも、タイトルが”人間まがい”だし、どうなんだろう??」
 と思っていると、すごい実話でした!!

 今作を実話って、うたっちゃうなら、『UFO大遭遇 アメリカ西海岸に魔の海域出現』(1977年)だって、ジョン・”バッド”・カルドス監督のSFホラー『ザ・ダーク』(1979年)だって、アンソニー・リッチモンド(トニーノ・リッチ)監督のイタリア製B級SF『人食いシャーク バミューダ魔の三角地帯の謎』(1978年)だって実話ってうたって宣伝できちゃいます!!

 こういう作品に”実話です”とかいうテロップ必要ないです!!

 冒頭に”実話の映画化”というテロップが出た分、期待度が下がったので、けっこう楽しく観れたので、ハードルを下げるという意味では、自分には逆に良かったのかも??

 今作は、エイリアンに現れたオヤジが、2年後に突然現れて暴れまくるという超低予算のSFホラーでした。期待しないで観れば十分面白く観れます。期待しちゃうと全然ダメ作品になっちゃいますけど…。

 ランニングタイムが79分と短めの作品なので、本当は地上波の90分の映画枠とかあれば、吹替えで観ればそれなりに楽しく観れるような作品です。90分枠だと68~75分の実質本編だから、少しカットになりますけどね。

 バラエティ番組や、情報番組ばかり放映していないで、地上波でも90分枠の吹替えの映画枠とか作って、こういうB級ホラー作品放映して欲しいですよね。 50点
 

人間まがい [Blu-ray]
グラハム・スキッパー
キングレコード
人間まがい [DVD]
グラハム・スキッパー
キングレコード

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ドリル・マーダーズ 美少女猟奇殺人事件』ノルウェー製ホラー

2016-02-01 21:42:43 | ホラー

ドリル・マーダーズ 美少女猟奇殺人事件
MORKE SJELER(2010年ノルウェー、フランス)
 監督          マチュー・ベトル
             セザール・デュカス
 脚本          マチュー・ベトル
             セザール・デュカス
 出演          モルテン・ルダ
             キレ・ハウゲン・シドネス
             イーダ・エリーセ・ブロック

 ■ストーリー■
 若い女性ヨハナは林の中をジョギング中にオレンジ色のジャンプスーツの男に襲われ殺されるのだった。ヨハナの父親で音楽家ラーヴンは娘が殺されたと警察から連絡を受けるが、ヨハナは家に戻ってきていたのだ。しかし、ヨハナは謎の黒い液体を口から吐きながらラーヴンを襲ってくるのだった。ラーヴンはヨハナを病院に連れていくがすでに死亡状態であり、手の施しようがないのだった。
 時間が過ぎ1か月後、警察はヨハナと同様の手口で電気ドリルを使った連続殺人事件を捜査していた。被害者の数も増え続ける中手がかりは得られないでいた。ラーヴンは1人、事件の捜査を続けていた。そして、ある工場で電気ドリル男に襲われるのだった。

 ■感想■
 ノルウエー、フランスのホラー映画。
 小型の電気ドリルを使った殺人鬼の映画と思えるオープニングから、死体安置所から甦って家に帰る犠牲者が出てきて、普通のホラー映画でないことがすぐにわかります!!

 甦る死体!
 謎の黒い液体!
 連続殺人事件!
 謎の化学者(風の男)!

 とにかく一筋縄でいかないストーリー!

 謎が謎を呼ぶ展開で、最後は1970年代チックな終わり方!
 
 「ホラー映画ファンで良かった!!」と思わせてくれます!!

 観終わったあと、つい”ホラー映画大好き!!”と思わずつぶやいちゃいました!

 

 今作は、色んな映画祭で評判になりました。 

 【ブリュッセル国際映画祭】
  監督賞ノミネート
 【ケンブリッジフィルムフェスティバル】
  観客賞ノミネート
 【イタリア ファンタフェスティバル】
  作品賞ノミネート
 【メルボルンアンダーグランドフィルムフェスティバル】
  最優秀外国男優賞(モルテン・ルダ)
 【ロードアイランド国際ホラー映画フェスティバル】
  最優秀作品賞
 【シッチェスカタロニア国際映画祭】
  作品賞ノミネート

 今作を紹介したサイトによれば【NYマンハッタン映画祭】でベストホラー映画大賞を受賞し、8つの映画祭で大賞を受賞し、35の映画祭で正式招待作品になったそうです。

 いや~、角川書店さん、この作品をリリースしてくれてありがとう!!

 展開的には、主人公が運動や格闘があまり得意そうでないということや警察が無能ということが現実的すぎて、ダラダラなところもありますが、これだけ面白ければOKでしょう!!

 ランニングタイム95分の作品ですが、地上波で1980年代にあった90分枠の映画枠(実質75分くらいのTBS「金曜ロードショー」とか)で吹替えで放送されたらテンポも良くなって超大傑作と思えるはず!! 80点


ドリル・マーダーズ 美少女猟奇殺人事件 [DVD]
モッテン・ルードー,キッレ・ハウゲン・シードネス,イーダ・エリーセ・ブロック,ヨハンナ・グスタヴスソン,ヤン・ホーシュタ
角川書店

いつのまにか買えなくなってしまいました…。レンタル落ちなら。

ドリル・マーダーズ 美少女猟奇殺人事件 [レンタル落ち]
モルテン・ルダ,キレ・ハウゲン・シドネス,イーダ・エリーセ・ブロック,ヨハンナ・グスタフソン,ヤン・ホーシュタット
メーカー情報なし



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『フロム・ザ・ダーク』アイルランド製Z級ホラー

2015-11-12 00:53:38 | ホラー

フロム・ザ・ダーク
FROM THE DARK(2014年アイルランド)
 監督          コナー・マクマーン
 脚本          コナー・マクマーン
 出演          ニアム・アルガー
              スティーヴン・クロムウェル


 ■ストーリー■
 アイルランドのオファーリー州の田舎で夕方、土を掘り返していた男が、埋まっていた何かを発見するのだった。その物体は、起き出しその男を襲うのだった。
 その日の早い時間、ドライブを楽しむサラとマークのカップルは、道に迷いなおかつタイヤが溝にはまり大弱り!近くの民家に助けを求めるのだが…。

 ■感想■
 アイルランド製のホラー映画。
 土に埋まっていたクリーチャーに襲われるカップルを描いています!!

 怖そうなパッケージの作品ですが、画面が暗すぎて何が起きているのか良く分からない!!
 「あ、クリーチャーだッ!」でも、画面暗すぎ!!
 「逃げろ!」でも画面暗すぎ!!
 「あ、またクリーチャーだ!!」でも画面暗すぎ!!
 「あ、恋人の様子がおかしくなってきた・・・」でも画面暗すぎ!!
 とにかく、暗くて良く分かりません。

 多分一軒家でロケしてるんでしょうけど、明るくすると全然恐怖感が出ないんで、暗闇を多用したんでしょうが、これじゃ、観づらくて逆効果では??
 製作費はいくらだったんでしょう??登場人物も3人とクリーチャーだけだし、超手予算映画ですよね~。

 監督は誰??新人??
 
 と思ったら、『ミート・オブ・ザ・デッド』(2004年)『道化死てるぜ!』(2012年)のコナー・マクマーンでした。
 日本未公開作では”THE DISTUBED”(2009年)というホラー映画も監督しています。

 ホラー映画をいくつか撮っている監督なんで、演出上、狙って暗くしたんでしょうねぇ。
 暗すぎです!!もう少し明るくないと、怖いとも思わせられないです!!
 『道化死てるぜ!』は、けっこう良く出来てましたけど、今作の演出はまるで『ミート・オブ・ザ・デッド』まで戻ってしまったかのよう。

 ランニングタイム90分も長すぎ!!あと15分くらい短ければテンポも良くなったのに…。画面がもう少し観やすく明るくなって、75分くらいだったら、それなりに楽しめたのに、残念!!  20点

フロム・ザ・ダーク [DVD]
ニアム・アルガー,ステフェン・クロムウェル
ポニーキャニオン



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『インシデント』田舎町ティーンホラー

2015-10-27 00:14:22 | ホラー

インシデント
CHERRY FALLS(2000年アメリカ)
 監督          ジェフリー・ライト
 脚本          ケン・セルデン
 出演          ブリタニー・マーフィー
             マイケル・ビーン
             ガブリエル・マン
             ジェイ・モーア
             キャンディ・クラーク
 
 ■ストーリー■
 アメリカのバージニア州にある小さな田舎町、チェリーフォールズでステイシーとロドのカップルが殺される事件が発生する。ステイシーは木に釘で打ちつけてあり、その惨たらしい状態で発見されるのであった。ハイスクールの同級生達は騒然とする。そんな時、第2の事件が発生しアネットが殺される事件が発生するのであった。被害者の死体3名には、深さ2センチで“バージン”と彫られていたのだった。
 
 ■感想■
 2000年のアメリカのサスペンス映画。
 【2000年カタルーニャ国際映画祭】最優秀監督賞受賞作品だそうです。

 監督のジェフリー・ライトは、最優秀監督賞を受賞しましたけど今作以降では2006年にウィリアム・シェークスピアの戯曲を原作とした犯罪物『マクベス ギャングスター』を監督しています!!

 出演者も、ブリタニー・マーフィー、マイケル・ビーン、ガブリエル・マン、ジェイ・モーアと豪華。

 マイケル・ビーンは、ヒロインの父親の保安官役で出演していますが、殺されるのがバージンだから、これを公表すればバージンでなくなる若者が増えて被害者が減るはずって、考えおかしいでしょ!!
 今作って、ホラー作品を撮るつもりで、やっていたものの、”笑いのシーンも入れた方が良いから、どんどん入れちゃおう”って入れていっちゃったんですかね??

 バージンだから殺されるんだから、みんなでバージン喪失パーティやろうって、映画の中の若者たちも考えが、おかしすぎでは??
 バージンかどうかって、見た目だけの問題なんでしょうか??

  なぜ犯人に、バージンかどうかわかるんですか??吸血鬼だって、血を吸う相手がバージンかどうか分からないのに、なぜ普通の殺人鬼に分かるんですか??

 まぁ、エンターテイメント映画だからそんなのも、基本的にはOKですけど…。

 そんなところが気にならなければ、それなりに楽しく観れる作品ではあります。ランニングタイムも92分と短めですしね。  50点
 
 

インシデント [DVD]ファインフィルムズこのアイテムの詳細を見る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『サイキックゾーン』フランス製意味不明ホラー

2015-10-16 00:26:31 | ホラー

サイキックゾーン
LE DEMON DANS L'ILE(1983年フランス)
 監督          フランシス・ルロイ
 脚本          フランシス・ルロイ
             オーウェン・T・ロズマン
 出演          アニー・デュペリー
             ジャン=クロード・ブリアリー
              ピエール・サンティニ

 ■ストーリー■
 医者のガブリエルは、とある島へ医者を開業するためやってくる。その島には以前から医者を開業するマルシャルがいるものの、島民の一部からはあまり評判が良くなかった。そんなとき、何でもない家電やグラスなどを使った島民たちが大けがを負う事故が多発するようになるのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□

 ■感想■
 田舎の島に越してきた女医を襲う異常現象を描くホラー映画。
 家電や、グラス等が突然、凶器になり人々を襲いかかってきます。
 
 「でも、なぜ?」

 原因をはっきりと描かないまま、映画はエンドクレジットに…。

 「エーッ、どういうコト??」

 それなりに、事件を起こしていた謎の犯人の存在と事件の黒幕のような人間も判明するものの、だから何??

 なぜ家電??
 なぜグラス??
 なぜカミソリ??
 なぜコーヒーメーカー??
 なぜなぜ??
 
 日常の生活で使う道具が、島民たちを地味に襲うシーンのみ、面白かったです!!
 あとは、意味不明な説明不足な、勝手に想像してみたいなストーリーが好きか嫌いかで、作品の評価が変わりそうです。
 

 ヒロインが島にやってきてから事件が起き出したのは偶然ってことで良いんでしょうか??
 映画的には、そういう方がミステリー調でいいですもんね。

 最後まで観ても、スッキリと良く分からないのは、フランス映画だから??
 ハリウッドのエンターテイメント作品だったら、もっともっと、説明的なシーンや、セリフが出てくるはず!
 映画を観たあとで、その映画について語るのが好きなフランスの映画ファンだから、少し説明不足くらいの方が良いんでしょうかね??
 

 日常的な生活の道具が人を襲うシーン、面白いでしょ!!
 最後の事件の黒幕のような人物が地面に吸い込まれていくシーンもけっこうビジュアル的に良かったでしょ!! って、監督に言われているみたいで自分はあまり乗れませんでした!!
 ランニングタイムが102分というのも、これだけの内容の作品には長すぎ!!あと15分くらい短い方がテンポ良くなったのに!! 30点 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ハネムーン』新婚旅行は観光地へどうぞ。

2015-04-30 00:04:39 | ホラー

ハネムーン
HONEYMOON(2012年アメリカ)
 監督          リー・ジャニアク
 脚本          リー・ジャニアク
              フィル・グラッツィアデイ
 出演          ハリー・トレッダウェイ
              ローズ・レスリー

 ■ストーリー■
 ポールはビーと結婚しハネムーンで人里離れたカナダの山奥へとやってくる。ある晩、ビーは寝室を抜け出して、森の中をで発見されるのだった。その日以来彼女の様子が徐々に変わっていくのだった。 

 □■□ネタバレあり!□■□
 今作に興味のある方は、観てから読んでください。

  ■感想■
 新婚旅行で山奥の別荘にやってきた若いカップルを襲う超常現象を描いたホラー映画。
 
 奥さんのビーが幼馴染の男友達と逢うシーンがあるので、てっきりサスペンス映画??ホラー映画だと思って観たのに…。

 と思っていたら、その後、その男友達は出てこず、あれよあれよと思ううちに主人公は窮地に立たされ、映画はクライマックスに!!

  「逃げるチャンスが無かったのか?」って聞かれると微妙な感じですが、新婚旅行ですからね!奥さんを置いて逃げるっていう描写が出てきたら、いくら映画でも説得力がないかもしれませんね。

 ランニングタイムが87分と短めなので、「これは、ちょっとやばいかも??」と思った時点では、すでに絶対絶命状態!!

 特に怖いシーンがあるわけではないですが、生理的にゾワゾワいや~な感じで怖がらせてくれます!!
 映画が始まって、中盤までは主人公とヒロインがイチャイチャしてるシーンばかりなので、もう少し5~8分くらいカットしてテンポ良くすればもっと良かったかもしれないですけどね。

 主人公と同じ立場になったら、今作と同じような展開になるしかないんでしょうねぇ。チャック・ノリスかスティーヴン・セガールかゴルゴ13でなければ、このピンチは脱せないでしょうねぇ。
 ゴルゴ13は結婚しないでしょうけど…。

 純粋なホラー映画だと思っていたら、どうやらエイリアンネタってことですよね!!まぁ、地球上の怪物でも、エイリアンでも対処のしようがないですけどね。
 エイリアンにした方が、突然、こういう事件が起きたってことで説明しやすいのは確かですね。前から地球上にいたんなら、同じような被害が出ていそうなもんですからね!
 50点

ハネムーン [DVD]
ローズ・レスリー,ハリー・トレッダウェイ,ベン・ヒューバー
ポニーキャニオン

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『アフリクテッド』正体は…。

2015-03-27 21:36:24 | ホラー

アフリクテッド
AFFLICTED(2014年アメリカ、カナダ)
 監督          デレク・リー
              クリフ・プロウズ
 脚本          デレク・リー
              クリフ・プロウズ
 出演          デレク・リー
              クリフ・ブロウズ
              バイヤ・レハズ

 ■ストーリー■
 親友のデレクとクリフは世界中を旅して、各国の景色をブログにアップする計画を立てる。デレクは脳に病気を抱えており、健康なときに行っておこうとしていた。旅を始めて、7日目、デレクはパリで魅力的な女性とバーで知り合い部屋へとお持ち帰りするのだが…。


 □■□ネタバレあり!□■□ 
これから観る予定の人は読まないように。
ネタバレなしで観た方が楽しく観れます。

 ■感想■
 POV形式のサスペンス風ホラー映画。

 自分は1人称のPOV方式の映画が観にくいから好きじゃないので、映画が始まってすぐに

 「あ~、また、いつもの観にくいPOV形式の映画か…。」

 と思って観はじめると、すごく面白い!!グイグイと画面に引き込まれ見入っちゃいました!!

  ストーリーは単純なんですが、見せ方がうまいのか、すごく楽しく観るコトができました。ランニングタイムが85分というのも短めでテンポ良くて良かったです!
 期待していなかったのが良かったのか、POV形式の映画でこんなに楽しく観れたのは『REC】レック』(2007年)以来!


 脳に病気のもとを抱えて世界へ旅行にでた青年が遭遇する恐怖の体験を描いています。
 ある日、旅先で女性に襲われると、体調の変化とともに、スーパーパワーが手に入ります!!

 ホテルの壁をパンチで壊し、時速60キロで走る!!
 え、「バイオニックジェミー」??
 
 「超能力テーマの映画なの??」

 と思っていると、な、な、なんと女性の正体は吸血鬼だったのです…。ビデオカメラに映っているのが難点ですが、発想はすごく良いです。クラシック系なモンスターもこんな風な感じで登場すると、新鮮に思えてきます!! 
 まさか吸血鬼とは思っていなかったので、このオチには驚きでした。
 面白いと思った映画関係者も多かったみたいで、いろんね映画祭で賞を獲ったり、ノミネートされたりしています。

 第46回【シッチェス国際映画祭】最優秀特殊効果賞受賞 作品賞ノミネート
 第38回【トロント国際映画祭】審査員特別賞
 【オースティンファンタスティック映画祭】最優秀監督賞、最優秀作品賞、最優秀脚本賞

 をそれぞれ獲っています。

 監督&脚本のデレク・リーとクリフ・プロウズは、どう見てもホラー映画が好きそうなので、これからの活躍が楽しみです。 60点

AFFLICTED アフリクテッド [DVD]
デレク・リー,クリフ・プラウズ,バイヤ・レハズ,エド・ヴァン・ブリーマン,ベンジャミン・ゼイトン
TCエンタテインメント

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『サベージ・キラー』復讐は酋長と一緒に。

2015-03-08 02:16:53 | ホラー

サベージ・キラー
SAVAGED(2013年アメリカ)
 監督          マイケル・S・オヘダ
 脚本          マイケル・S・オヘダ
 出演          アマンダ・エイドリアン
              ロドニー・ローランド
              マーク・アンソニー・サミュエル
 
 ■ストーリー■
 結婚まじかのろうあ者の若い女性ゾーイは、心配する婚約者に行く先々で写メを送りながら旅をしていた。ある田舎を通行中に、道路に出てきた人間を轢きそうになり、車を止めるのだった。道路に出てきたその人間は先住民狩りをしていた凶悪な兄妹たちから逃げていたのだった。
 ゾーイは助けようとするが、凶悪な兄妹たちに追いつかれ、先住民は殺され、彼女も監禁され乱暴され殺されてしまうのだった。埋められた彼女を発見した先住民の呪術師により息を吹き返しそうになるが、兄妹たちの曽祖父の将軍に騙され殺された大酋長”赤い袖”も一緒に甦りそうになったために呪術を中止するのだった。
 しかし、赤い袖はスキを見てゾーイの身体の中で甦ってしまうのだった。甦ったゾーイは復讐を始めるのだった。


 ■感想■
 最近は古い(どちらかと言えば)作品ばかり、記事にしていましたが、今回から、またしばらく新しい作品を観たので記事にしていきます。

 今回は『サベージ・キラー』
 【ポルトファンタスティック国際映画祭】で作品賞ノミネートになった”リベンジ系アメリカの田舎は怖いよホラー”
 その他の映画祭でも公式選考作品になったようです。

 【シッチェスカタロニア国際映画祭】世界プレミア上映
 【釜山国際映画祭】アジアプレミア上映
 【ロジョサングレファンタスティック映画祭】公式選考
 【スクリームフェストホラー映画祭】U.S.プレミア上映
 【ノクターンマドリッド国際映画祭】観客賞受賞
 【リーズ国際映画祭】公式選考
 【ニューオーリーンズホラー映画祭】公式選考
  【レイザーリールファンタスティク映画祭】公式選考
 【ウィスラー映画祭】公式選考   等々

 ところで、無念にギャングに殺された主人公がオカルト的な力で甦っちゃったら、もうどうしようも無いですよね!!
 カラスの力で甦った『クロウ 飛翔伝説』(1994年)も、主人公が一方的にギャングを殺しまくりで今一、盛り上がらなかったですが、今作もヒロインが強すぎ!!
 
 ゾンビ女の登場にビビる兄妹たちの描き方は良かったですが、バカなのか、ビビリ具合が弱すぎ!!

 どう考えても霊の力で甦っているんだから、勝てるはずがないのに、普通に銃を用意して立ち向かう姿勢!!
 想像通りの展開が待っています!!
 1番盛り上がるのが、最初のバーでの戦闘シーンです。ヒロインが強すぎて、あとは勝って当然みたいなノリに…。


 こういう作品の定番の展開ではありますが、でも、安心して観ていられるとか、観客が観たいと思っているものがその通りだとか、満足感は高いです!!こういうリベンジ系オカルトホラーが好きな映画ファンは必見!!  60点


サベージ・キラー [DVD]
アマンダ・エイドリアン,ロドニー・ローランド,ロニー・ジーン・ブレヴィンズ,リック・モラ,トム・アルダヴァニ
アメイジングD.C.



 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『チャック・ノリス in ヘルバウンド』チャック・ノリスV.S.プロサタノス

2015-02-19 00:53:30 | ホラー

チャック・ノリスinヘルバウンド 地獄のヒーロー5
HELLBOUND(1983年アメリカ)
 監督          アーロン・ノリス
 脚本          ブレント・フリードマン
              ドナルド・G・トンプソン
 原案          イアン・ラビン
              アンソニー・リディオ
              ブレント・フリードマン
 出演          チャック・ノリス
              カルヴィン・レヴェルス
              クリストファー・ニーム

 ■ストーリー■
 サタンの使者プロサタノスは師子王リチャードによって封印され、力の源である杖を9つに破壊されるのだった。時が経ち1950年代、墓荒らしによって封印が解かれてしまうのだった。そして、現在のシカゴ。刑事シャッターとパートナーの刑事ジャクソンは捜査中に連れ込み宿の部屋から突き落とされる女性に遭遇する。部屋に駆けつけたシャッターは、心臓が抜き取られる惨殺現場で何者かに襲われるのだった。発砲して反撃し難を逃れるが、拳銃の弾と犯人は行方不明のままだった。後日、殺されていたのはラビであることが判明する。なぜ、ラビがそんな場所に??イスラエル警察の事情聴取のためイスラエルに飛ぶシャッターとジャクソンだったが、プロサタノスも地獄の門を開けるため計画を進めているのだった。

 ■感想■
 チャック・ノリス主演のオカルトアクション映画。
 今度の敵はとうとう悪魔の手先になっちゃいました!

 監督は、チャック・ノリスの弟でチャック・ノリスの作品を何作も監督しているアーロン・ノリス。
 チャック・ノリス主演!
 アーロン・ノリス監督!

 敵が悪魔の手先だろうと、魔術を使おうが、チャック・ノリスのいつものノリで空手で戦います!!

 強すぎ!チャック・ノリス!

 本当に空手で悪魔と戦ってます!!

 チャック・ノリスのファンしか観ないから、こんな軽くて緊張感のない感じでも全然OKでしょう!!
 

 最近では『エクスペンダブルズ2』(2012年)にちょこっと出演したくらいで、2005年以降主演作もないチャック・ノリスですが、チャック・ノリスの映画がもっともっと観たいですねぇ!!
 年齢は1940年生まれなんで、今年(2015年)で75歳なんで、映画出演は厳しいんでしょうかねぇ…。

 

 チャック・ノリス主演で。A・J・クイネルの「燃える男」とか再々映画化とかって観てみたいんですけど、どうでしょう??
 トニー・スコット監督、デンゼル・ワシントン主演の「燃える男」の映画化作品『マイ・ボディガード』(2004年)は、自分的には本当にひどい作品でしたからね!!
 でもチャック・ノリスが主演だとチャック・ノリス品質の作品になっちゃうんで、やめた方が良いですね。チャック・ノリスのファンしか喜ばない作品になるんでしょうねぇ、多分。
 それに、チャック・ノリスの年齢も高すぎでしょうしね。
 

 そういえば、チャック・ノリス出演の2003年の”Bells of Innocence”は、日本では未公開のままですが、公開されないですかねぇ??   50点

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『道化死てるぜ!』シッチェス映画祭ファンタスティックセレクション2013④

2014-02-18 00:51:07 | ホラー

道化死てるぜ!
STITCHES(2012年アイルランド)
 監督          コナー・マクマーン
 脚本          コナー・マクマーン
              デヴィッド・オブライエン
 出演          ロス・ノーブル
              トミー・ナイト
              ジェマ=リー・デヴェロー

 ■ストーリー■
 子供の誕生会にやってきたピエロは芸が今一で、子供たちにからかわれ、転んだ拍子に包丁にささり死んでしまうのだった。6年後、大きくなったそのときの子供たちはハイスクールに通っていた。ピエロが死んだ一件以来、誕生会を開いてなかったのだが、トムは友人に誘われ誕生パーティを開くことになるのだった。友人たちとこじんまりとパーティを開くつもりだったのだが、友達がみんなに知らせたために大きなパーティになってしまうのだった。パーティの誘いは死んだピエロの墓にも風で偶然届き、ピエロは甦ってパーティ会場へと向かうのだった。

 ■感想■
 アイルランドの甦ったピエロがティーンを殺しまくるスラッシャー映画。
 監督、脚本は『ミート・オブ・ザ・デッド』(2004年)のコナー・マクマーン。
 日本では『ミート・オブ・ザ・デッド』以来の公開作になりますが、本国ではホラー映画”THE DISTURBED”(2009年)を撮っているようですね。
 『ミート・オブ・ザ・デッド』はランニングタイムが80分弱と短いコトもあって、テンポ良く観ることができましたが、今作も86分と短めにコンパクトにまとめています!
 テンポも良いですが、ホラー映画としてちゃんと観れる作品になっているので、ホラー映画ファンにはオススメの作品です!!

 特にスラッシャー映画が好きな映画ファンは観た方が良いですね!!
 コメディ調な雰囲気の作品ですが、普通に楽しく観れると思います!


 登場人物ですが、主人公はピエロが死ぬシーンが焼き付いてトラウマになっている設定です!まぁ普通はそうでしょうけど…。
 その他の登場人物ですが、子どものころ、主人公とキスをしたヒロインや、主人公の友達のまま良いヤツだったり、成長したあと、不良みたいなイヤなヤツとその彼女になっていたり、あいかわらず食いしん坊だったりとキャラクターがうまく描きわけられているので、覚えやすくて良かったです!
 スラッシャー映画だと、ただ殺されるためだけに出てくるようなキャラクターが多いですけど、今作はそのあたりがうまく描かれているので良いです!!

  ピエロになるための儀式として卵に似顔絵を描くシーンが出てきますが、それがピエロを倒すポイントになってきます。ピエロを倒して終わりそうになりますが、ホラー映画定番のラストになって終了します。ホラー映画の定番の展開ですが、普通に完結しちゃっても良かったのかも…。どうせ続編は作らないんでしょうしね。 65点


道化死てるぜ! Blu-ray
ロス・ノーブル,トミー・ナイト
松竹
道化死てるぜ! DVD
ロス・ノーブル,トミー・ナイト
松竹

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主』ディーン・クーンツ映画化ホラー

2014-02-09 01:13:26 | ホラー

オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主
ODD THOMAS(2013年アメリカ)
 監督          スティーヴン・ソマーズ
 脚本          スティーヴン・ソマーズ
 原作          ディーン・クーンツ
 出演          アントン・イェルチン
              アディソン・ティムリン
              ググ・ンバータ=ロー
              ウィレム・デフォー

 ■ストーリー■ 
 南カリフォルニアの田舎町のダイナーで働く奇妙(オッド)という名を持つオッド・トーマス。彼には母親ゆずりの特殊な能力があり死者の霊や、残酷で凄惨な死をかぎつけて現れるボダッハを見ることができるのだ。
 オッドの母親は霊が見えるということが信じてもらえず施設に送られたため、オッドは、この特殊な能力を隠して暮らしていた。この能力を知っているのは、恋人のストーミーや、町の警察署長だった。
 オッドは、この能力を使って事件を解決し、警察の捜査に密かに協力していた。そんなある日、オッドは町にボダッハが多数見つけ、町に大事件が起きるであろうことを知るのだった。彼はダイナーにやってきた奇妙な髪形の男が事件を起こすであろうと感じ、事件の発生を防ごうと動き出すのだが…。

 ■感想■   
 ディーン・クーンツ原作「オッド・トーマスの霊感」(ハヤカワ文庫)の映画化作品。
 監督、脚本は『ザ・グリード』(1998年)、「ハムナプトラ」シリーズのスティーヴン・ソマーズ。 
 『スコーピオン・キング』(2002年)の脚本、原案、製作、『ヴァン・ヘルシング』(2004年)の脚本、監督、製作、『G.I.ジョー』(2009年)の原案、監督と万人受けするような大作に関わっていたスティーヴン・ソマーズですが、今作は最近の作品と比べると低予算のこじんまりとしたエンターテイメント映画になっています!

 「面白い!面白すぎ!」

 原作があるからでしょうけど、すごく面白い作品になっています!
 ホラー要素があるものの、適度にユーモアのあるシーンもあって、ミステリー、サスペンス映画として十分楽しめる作品になっています!
 
 ホラー度   ★★
 ユーモア度  ★★★
 ミステリー度 ★★★★
 サスペンス度 ★★★★★
 
 原作ファンはストーリーが分かっちゃっているのでラストの展開も普通かもしれないですけど、映画版の今作で初めて観た映画ファンには、ラストの展開は、ちょっとサプライズで、感動的な作品になっています。  

 いや~、本当に面白いですよ!

 こういう作品を観ると、「スティーヴン・キングの小説ばっかり映画化していないで、ディーン・クーンツの小説も、どんどん映画化して欲しい」と思っちゃいますね!けっこうな作品数が映画化はされているんですけどね…。
 ただし、ディーン・クーンツの作品のDVD化は、ほとんどと言っていいほどされていないんですよね。
 TVムービーの『処刑ハンター』(1990年)、『インテンシティ緊迫』(1999年)とかもDVD化してくれないですかねぇ??

 でも、オリジナル版のランニングタイムは100分なのに、ソフト版は96分版なんでしょう??
 つまらない映画は10分でも15分でも短いインターナショナル版や、日本公開に合わせて作られたカット版でも何でもOKですけど、今作のように面白い作品は、4分長い版で観たかったです。日本での劇場公開版は何分だったんでしょう??

 エンターテイメント映画ファン必見!!  85点

オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主 [DVD]
アントン・イェルチン、アディソン・ティムリン、ウィレム・デフォー、ググ・バサ=ロー
東宝

 

オッド・トーマスの霊感 (ハヤカワ文庫 NV ク 6-7)
中原 裕子
早川書房
オッド・トーマスの受難 (ハヤカワ文庫 NV )
中原 裕子
早川書房
オッド・トーマスの予知夢 (ハヤカワ文庫NV)
中原 裕子
早川書房
オッド・トーマスの救済 (ハヤカワ文庫 NV ク 6-10) (ハヤカワ文庫NV)
中原 裕子
早川書房


      

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『デビルズ・フォレスト 悪魔の棲む森』

2013-07-31 01:16:22 | ホラー

デビルズ・フォレスト 悪魔の棲む森
THE BARRENS(2012年アメリカ、カナダ)
 監督:ダーレン・リン・バウズマン
 脚本:ダーレン・リン・バウズマン
 出演:スティーヴン・モイヤー
    ミア・カーシュナー
    エリック・ヌードセン
    アリー・マクドナルド
    ピーター・ダクーニャ

 
 ■ストーリー■
 
 家族一緒にキャンプを過ごそうとリチャードは、妻のシンシアと2人の子ども、年頃の娘のサディと小さなダニーを連れて出かけるのだった。
 このキャンプは、再婚した妻と子どもたちと絆を深める意味もあり、また、自分の父親の遺灰を川に流す目的もあったのだ。
 
  自然を楽しむキャンプを想像していたが、キャンプ場はゲームやパソコンで遊ぶ若者たちで一杯だった。また、子どもたちがいる前でキャンプファイヤーで、ジャージーデビルの話をして子どもたちを怖がらせる若者がいるのであった。
 この地域には、もともとジャージーデビルの言い伝えがあったのだ。
 
 そんなコトに怒りを覚えたリチャードは、家族を連れ、キャンプ場に遊びに来た他の客のいないキャンプ場の奥の森へと進んでいくのだった。しかし、この森に怪物がいると言い出したり、怒りっぽくなっていくリチャードを不審に思ったシンシアは、リチャードが飼い犬に咬まれて狂犬病にかかったのではないかと疑い出すのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□

 この作品を観ようと思っている方は、記事を読まずに映画を観て下さい。


 ■感想■
 『ソウ2』(2005年)、『ソウ3』(2006年)、『ソウ4』(2007年)のダーレン・リン・ハウズマン監督のホラー映画。
 
 家族だんらんを楽しもうとする父親が、犬に咬まれておかしくなっちゃう映画です。
 ジャージーデビルの伝説まで出てきて、おかしくなる一方!
 ところで、狂犬病の予防接種ってアメリカ、カナダでは受けさせないんですかね??
 受けさせた方が良いですよね。自分のワンちゃんでしょ!

 映画が進むに連れて、行動ばかりでなく、見た目もおかしくなっていきます。
 ホラー映画だと思って、観ていたのに、狂犬病の犬に咬まれた父親の映画だったんで、少しショックでした・・・。

 でも、それにしては、説明できない意味不明なコトが!
 映画の冒頭のシーンですが、何か、野生動物にでも襲われたような後のような動物の死骸や、何かに襲われた若者とか、どう考えても、リチャードの仕業には思えないんですが・・・。


 ちょっと疑問符はつくものの、あまり考えずに、ボケ~ッと映画を観ていると・・・。
 
 「あれ?」
 「あれれ?」

 「あれは、ジャージーデビル!!」

 「エーッ、本当にいたの!?」

 最後は、ジャージーデビルが現れて、暴れまくり!
 出てくるのが、遅すぎ!
 あと、15分くらい早く登場して、キャンプ場を血まみれの死屍累々状態にしたら、大傑作だったのに。最後に出てくるだけなんてもったいない。

 エンディングのあとの展開を含めて、時間配分を変えて、ジャージーデビルとの戦いのシーンを入れた方が楽しめたのに!まぁ、低予算の作品だし、観ている映画ファンをビックリさせる方に力を入れたかったんでしょうね!
 自分は、驚きました!!
 監督の思うツボにはまっちゃいました!
 
 でも、ダーレン・リン・バウズマン監督って、「ソウ」シリーズのときより、断然こっちの方が良いです!ホラー映画ファン必見! 
 

デビルズ・フォレスト 悪魔の棲む森 [DVD]
スティーヴン・モイヤー,ミア・カーシュナー,ショーン・アシュモア,エリック・ヌードセン,アシーナ・カーカニス
トランスフォーマー

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『END アナザーファイナル』チリゾンビZ

2013-07-26 00:21:58 | ホラー

『END エンド アナザーファイナル』
ZOMBIE DAWN(2011年チリ)
 監督          クリスチャン・トレド
              ルチオ・A・ロハス
 脚本          アレックス・ウルタド
 出演          クリスチャン・ラモス
              ギレルモ・アルファロ
              パブロ・トゥルネル
              パメラ・ロハス

 ■ストーリー■
 2006年、セロネグロ地区のハミルトン社の鉱山で感染者が出現、救援に向かった軍隊も帰ってこないまま、この地区は封鎖されてしまった。15年後、この事件がキッカケで世界でも孤立してしまった政府は、傭兵のレイノフ大佐率いる部隊に調査目的で、この封鎖地区に立ち入るのだった。

 ■感想■
 チリ製のゾンビ映画。
 劇中では、はっきりゾンビとは言っていないので、ディザスターホラーってコトになるんでしょうかね??原題で、はっきり“ZOMBIE”って言っちゃてますが・・・。
 原題は“ZOMBIE DAWN”から、日本タイトルに近い“END ANOTHER FALE”に変更されたみたいです。タイトルがいくつもある作品なんて、ジャンル映画にはありがちなんで、気にしませんが、「ファイル」がなんで「ファイナル」になったのか、それの方が不思議な感じがしちゃいます。

 ランニングタイム82分と、少し短めの作品ながら、ダラダラとした展開と、説明不足のZ級作品でした!TVの映画劇場で90分枠で日本語吹替えで観たら、かなり評価は良くなると思いますが、オリジナル版を字幕で観るのは辛かったです。

 映画がはじまってすぐの冒頭の鉱山での兵士と民間人とゾンビの戦いのシーンはそれなりに良く出来ていたものの、その後の15年後の本筋の部分は、傭兵たちが話したり、ケンカしたりしているシーンが延々と続いちゃいます!そんなシーン要らないです!

 それに、何が起きているのかが不明、説明不足です!
 冒頭のハミルトン社の鉱山で起きた事件も、ゾンビが大量に発生したらしいコトは分かるんですが、なぜか感染しない人々もいて、良く分からない!
 15年後の本筋の部分ですが、大佐は、ある少女を連れて帰りたいのが目的と最後の方で判明しますが、それも、なぜなのかは、最後まで不明のまま。
 少女を連れ帰るのが目的なら、科学者2人を連れて行く意味が不明です。明らかに足手まといのはず!調査という名目のため、科学者を同行させなければいけなかったのかもしれませんが、それだったら、それで、そういう説明をセリフで良いのでして欲しかったですね。

 封鎖された地区に、なぜか、普通に暮らしている少女と老婆。
 2人以外にも15年前に救援隊の生き残りらしき部隊も存在していて、そんなに危ないエリアではないのでは??と思ってしまいます。もちろん生きていくための食料も確保出来ていたんでしょうからね。

 あと、封鎖された地区にいた少女に乱暴をする兵士て、どういうコト??感染者がいるやばい地区なのに、こんなコトしますか??捕虜も平気で撃ち殺したり、この傭兵のチームってレベルが低すぎな気が。
 こんなチームなので、ゾンビが集団で現れたら、あっという間に全滅!それもゾンビに襲われてでなく、仲間割れで!せっかく完全武装でゾンビがいるエリアにやってきたのに、仲間割れで全滅!あまりの展開に驚いちゃいました!
 こういうゾンビ映画があるから、傑作がより一層、楽しく観れるんで良いんですけどね。55点
 
  

END アナザー・ファイル [DVD]
クリスチャン・ラモス,ギレルモ・アルファロ,パブロ・トゥルネル
ビデオメーカー
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする