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『龍が如く 劇場版』ビデオゲーム映画版

2007-10-28 00:49:13 | 日本映画
龍が如く 劇場版
(2007年日本)
 監督 三池 崇史
 脚本 十川 誠志
 出演 北村 一輝、岸谷 五郎、塩谷 瞬、哀川 翔

 ■ストーリー■
 ミレニアムタワーの足元のネオン街、神室町に10年の刑期を終え、桐生一馬が舞い戻ってくる。桐生は行方不明の母親を探す少女遥と出会い神室町で遥と母親探しを始めるのだった。そんな桐生を同じく極道の真島吾朗がつけねらっていた。また、同じころ神室町では銀行強盗があり、銀行にあった東城会の莫大な資金がどこかに移されていることがわかるのだった。

 ■感想■
 PS2の人気ビデオゲーム「龍が如く」の映画化作品。
 ビデオゲーム版は全然知らないんですけど、ゲームのキャラクターとストーリーがそのまま映画になったんですかね??
 
 岸谷五郎が手下や敵対する組織の人間を殺しまくってるのに(多分死んでますよね)警察が出てこないとか、一気に体力が回復するドリンクの存在とか、いかにも映画的!まぁもともとがビデオゲームだからこれでも良いんでしょうけど、ビデオゲーム版のファン以外には厳しい内容かも??
 
 真木蔵人やサエコが突然出てきたときは、「あれ、この人、誰??何??何が起きてるの??」って感じでした。
 ストーリーもいまいち分からなかったです!大物政治家を狙う殺し屋、マゾの情報屋、強盗を始める若いカップル、マヌケな2人組みの銀行強盗とか、あまりストーリー上、重要とは思えないキャラクターが次から次へと出てくるのもストーリー上、邪魔かも。
 ゲーム版にこういったキャラクターが出てくるのか分からないですけど、映画として作るなら、もうちょっとキャラクターやストーリーを整理して欲しかったです!

 いかにも“ビデオゲームの映画版”って感じです!(「ビデオゲームを原作にした映画」って感じでなくて)

 ゲーム版のファンは今作のことをどう思ってるんでしょう??自分はゲームはゲーム、映画は映画って捉えちゃう方なんで、映画としてもっとスッキリして欲しかったです。この内容でランニングタイム110分は長すぎ!原作はすっかり忘れてもっと映画的にストーリーを作って90分くらいの作品にして欲しかったです!

 北村一輝と岸谷五郎の対決も途中のバットでの対決で終りにした方が良かったかも。あとで真木蔵人が出てきて北村一輝と対決するんだから!真木蔵人の設定とか、サエコの設定とかホントに唐突すぎて良く分からなかったです。なんで娘を放り出して行方不明になったの??って感じです!

 予告編で今作の紹介を見たときはかなり面白そうだったのに、面白いシーンはすべて予告編でやってました!っていうより予告編の方が面白そうでした!
 最近は本当にそういう「見せ場」を全部(というよりほとんどを)見せちゃう予告編が多いですけど、本当に「見せ場」を予告編ですべて見せちゃうのは止めて!止めて!
 予告編で「止めて」といえば『バタフライ・エフェクト』(04年)の予告編!あれはひどかった!ネタバレの極地みたいな予告編でした!予告編で見せ場をすべて見せちゃうくらいなら、本編に出てこない武器「ジョギリ」やキャラクター「バンボロ」を宣伝してくれた方が罪が全然無いですよ!
 あ、また話題がずれちゃいましたけど、今作はせっかく面白くなりそうな作品だったのに惜しかったです。45点
コメント
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