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「狂犬は眠らない」(ハヤカワミステリ文庫)

2008-01-07 23:35:36 | 映画以外の日記
 年末年始の関東への帰省で、キオスクで本を1冊購入しました。ハヤカワミステリ文庫「狂犬は眠らない」(ジェイムズ・グレイディ著)です。
 「色んな本が出てるなぁ」
 と思って文庫コーナーを見てたら、ふと目に入ったのがこの本の作者です。作者の名前はジェイムズ・グレイディ。
狂犬は眠らない (ハヤカワ・ミステリ文庫 ク 14-1) (ハヤカワ・ミステリ文庫 ク 14-1)
ジェイムズ・グレイディ,三川 基好
早川書房

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 スパイとして生きてきた5人のメンバーが、それぞれある事情から頭がおかしくなり、政府の秘密の隔離施設の精神病院に閉じ込められていた。しかし、ある日、病院で非常勤の医師が殺される事件が起き、その殺し方からプロの仕業だと感じた5人は、「自分たちが犯人にされるのでは」と思い病院を抜け出すのだった。
 というのだ出だしのスパイスリラーです!

 ジェイムズ・グレイディといえば、映画ファンにもおなじみの作家ですからね!
 映画『コンドル』(75年)の原作「コンドルの六日間」を書いてます。その後、90年代に数冊、スリラー小説(ミステリー小説)が翻訳されていて、今回、久々に名前を見ました。もうあとがきも何も見ずにレジに本を持っていきました。
 『コンドル』も日本語新録でDVD再発してくれないかなぁ。スパイ物として好きなんですよね!主人公の暗号名コンドルのロバート・レッドフォードよりも、サブキャラクターのマックス・フォン・シドーの方が目立ってました。
 ところで、今作にはスパイの収容施設に“コンドル”っていうスパイが捕らわれているんですけどこれは楽屋オチ??

 今作は、映画化向きな作品なのかな??と思って読んだんですけど、いかにも小説向きな作品でした。元スパイ、軍人たち5人が頭がおかしくなる理由のシーンは映像化向きですけど、余りな内容に映画化したら、R指定になっちゃいますね。観てみたい気もしますけど、現在のシーンはそんなに映像化向きなシーンは無いですからね。逃走しながらの真犯人探しのシーンは、本当にミステリ小説向きで映画向きって感じではないかも。
 まぁ、別に映画化の話も出てないみたいですしね。帯に例えば「キアヌ・リーブス主演で映画化」とかって書かれるよりよっぽど良いですけどね。

 でも、ほんとにつまらない映画を観るよりは、よっぽど楽しめるはず!これこそページターナーって感じでドンドン読み進めていけます!面白かったですよ!
 エンターテイメント小説好きならぜひ!
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