@KOBAのムービー!ムービー! 

映画感想のブログ!!
自分勝手な感想です!
このサイトはAmazonアソシエイトに参加しています!

『ストレンジャー・コール』オリジナル版を観ろ!

2008-01-08 00:38:32 | サスペンス
ストレンジャー・コール
WHEN A STRANGER CALL(2007年アメリカ)
 監督 サイモン・ウェスト
 脚本 ジェイク・ウェイド・ウォール
 出演 カミーラ・ベル、トミー・フラナガン

 ■ストーリー■
 人里離れた豪邸のベビーシッターにやってきたジルのもとにいたずら電話がかかってくる。最初は相手にしていなかったが、あまりにもしつこい電話に恐怖を感じるようになるのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 1979年のフレッド・ウォルトン監督の傑作スリラー『夕暮れにベルが鳴る』のリメイク作品です。
 なぜ、リメイク??
 傑作スリラー『夕暮れにベルが鳴る』のプロローグの部分だけで1本の映画にしちゃってます!これはヒドイ!オリジナル作品の内容を3倍か5倍にでも薄めたような作品になってます。リメイクの今作では映画の本編に入る前に、殺人鬼が違う場所で起こした事件を描くシーンがありますけど、そうまでして間延びさせなきゃいけないの??
 映画が始まって30分も40分もダラダラした展開で、本当に盛り上がらないです!ベビーシッターやっているヒロインのところに友人が訪ねてきたりして、グダグダ会話をしているシーンなんか本当に1980年代後半のつまらないスラッシャームービーみたいな感じです。
 
 なんでオリジナル版で15~20分くらいの内容の部分を93分もかかって見せられなきゃいけないのか、観ている間、疑問に思っちゃいました!本当に30分くらいですむような内容の作品です!
 オリジナル版を知っている映画ファンや、都市伝説を知っている人には家の中から変質者が電話をしているなんていうところも全然盛り上がらないですしね!リメイクの意味が分からないです!それになんとベビーシッター先の子どもたちが生きている展開にはビックリ!「なんだ、こりゃ!!」
 1980年代後半のスラッシャームービーにもなっていなかったです!!

 今作に比べたら同じくサイモン・ウェスト監督の普通のデキの作品『トゥームレイダー』(01年)が大傑作に思えてきちゃいます!

 オリジナルの作品では、最も面白かったプロローグの部分ですけど、だからといってそこだけ取り出して1本の作品にしちゃうなんて、もはやリメイクでもなんでもないでしょ!
 ところで、今作でも描かれる
ベビーシッターがいたずら電話をもらって、警察に調べてもらうとその家からかけられてるといことがわかる
 というアメリカではポピュラーな都市伝説なんですけど、それって、かなり前からあった都市伝説なんですかね??
 それとも『夕暮れにベルが鳴る』が余りにも衝撃的だったんで、そこから生まれた都市伝説なんじゃないのかな??って自分は思ってるんですけど、どうなんでしょう??アメリカの都市伝説に詳しい人がいたら教えて下さい。
 だって、『夕暮れにベルが鳴る』だって1979年の作品だから今から30年前の作品ですもんね。この映画からこういうベビーシッターの都市伝説が生まれても、全然不思議は無いですよね。

 それにしても、「オリジナル版に、何の敬意のカケラも無いようなこんなリメイク作るの止めて欲しい」っていうのが、今作の1番の感想です!
 今作のDVDを発売するんなら、オリジナル版の『夕暮れにベルが鳴る』を日本語吹き替えつきでDVDで発売して欲しいです!リメイクばかり作ってないでオリジナル版を見直した方が良いです!20点
ストレンジャー・コール

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

このアイテムの詳細を見る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする