『クローバーフィールドHAKAISHA』
CLOVERFIELD(2008年アメリカ)
監督 マット・リーヴス
脚本 ドリュー・ゴダート
出演 マイケル・スタール=デビッド
マイク・ヴォーゲル
オデット・ユーストマン
■ストーリー■
ニューヨークのマンハッタン、ロブは勤務先の辞令で日本への栄転が決まり、送別のためのパーティーが行われていた。すると突然、謎の爆発が起こり、自由の女神が破壊されてしまうのだった。この爆発の原因は、謎の巨大な生物がニューヨークの街を破壊しているために起きているためだったのだ。
■感想■
アメリカの人気TVドラマ「LOST」の製作総指揮のJ・J・エイブラムス製作した怪獣映画。
なんでも今作のアイデアは、エイブラムスが、日本に来日したときに原宿のトイショップで「ゴジラ」の人形を自分の息子がうれしそうに触っているのを見て思いついたというのが発端だそうです。
今作の最大の特徴は、「被害に遭った若者が撮ったホームビデオの映像」という設定です!手ブレあり状態で、カメラを持った人間の主観映像が延々と最初から最後まで続いちゃいます。
賛否両論あるんでしょうけど、自分はこの「主観的な映像」いわゆるPOV映画ってあんまり好きじゃなんですよね!!
ジョージ・A・ロメロ監督のゾンビ映画『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』(2007年)や、ジャウマ・バラゲロ、パコ・プラザ監督のスペインのホラー映画『RECレック』(2007年)もPOV映画なんですよね!!
しばらくは、こういうPOV映画が流行しそうですけど、自分的には、このPOV映画のブームは、あんまり長続きして欲しくはないんですけどね。
見にくいんですよね!目が疲れちゃって!!疲れちゃって!!
はっきり言って、目が疲れちゃう今作にとって最大の魅力は、ランニングタイム85分という90分を切る短さが最大の魅力!!
でも、こんな中途半端なストーリーならもう少し短くても良かったかも??
今作のラストの展開なんて、すごく中途半端!!
今作を映画だと思わないで、テーマパークの85分のアトラクションだと思えばそれなりに楽しめるんでしょうけどね!!
話題性と言い、自由の女神が壊れるインパクトがある予告編と言い、まさに映画的というよりアトラクションに参加したような印象を受けちゃいます!!
でも、時間がある程度経って後から、何回も観直そうとは思えない印象の作品です。
映画として面白ければ、主観映像でもラストの展開が中途半端でも、予告の方がはるかにインパクトがあっても、何でも良いですけど、それが普通の映画と比べて主観映像な分だけ少し変わってるだけで、ストーリーもごくごく普通で新鮮味も無いです。
ハッキリ言って怪獣映画としては、どちらかというと面白い方の作品っじゃないです!!
怪獣映画だったら、クラシックな作品ですけど『放射能X』(1954年)や『原子怪獣現る』(1953年)を観た方が満足度が100倍くらい高いです!! 20点
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