『蛇男』
LE SERPENT(2006年フランス)
監督 エリック・バルビエ
脚本 トラン=ミン・ナム
エリック・バルビエ
原作 テッド・ルイス
出演 イヴァン・アタル
クロヴィス・コルニアック
オルガ・キュリレンコ
■ストーリー■
プレンデール探偵社のプレンデールはカモになりそうな金持ちに目をつけ、相手に美女のソフィアを近づけ、弱みにつけ込み脅迫をしてユスリをしていた。そして、大富豪の娘である妻のエレーヌと離婚調停中のファッションフォトグラファー、ヴァンサン・マンデルが、プレンデールに目をつけられるのだった。ヴァンサンに、一味の女ソフィアが近づいてくるのだった。
■感想■
マイケル・ケイン主演の犯罪アクションの『狙撃者』(1971年)の原作者テッド・ルイスのスリラー小説の映画化作品。
『狙撃者』は2001年に、シルヴェスター・スタローン主演『追撃者』としてリメイクされてますけど、オリジナル版の『狙撃者』は未だソフト化されていません!!
『狙撃者』は、関東地区では、かなりかなり長い間、地上波のTVの映画劇場でも放映されていないですし、ビデオにもDVDにもなっていないですし、このまま観れないんでしょうかね?
世界的にも評判の高い作品なんでソフト化して欲しいですよね!!
「う~、観たい!観たい!」
ところで、テッド・ルイス原作の今作ですが、ごく普通のデキの作品でした。
劇場未公開のDVDスルーだったら、もう少し評価も高いかもしれないですけど、劇場公開された作品と思うと、自然に点数も厳しくなっちゃいます。
今作の主人公のヴァンサンが、あんまり感情移入しやすいキャラクターでもないですし、巻き込まれ型スリラーとして、このキャラクター設定はマイナス要素でしょう!!
巻き込まれ(正確には「巻き込まれ」じゃないんですけど)型スリラーとしては、日本劇場未公開のDVDスルーのスリラー映画『すべてはその朝始まった』(2005年)の方が断然面白いです!!
『すべてはその朝始まった』も原作があるんで、今作との違いは原作の面白さの違いかもしれないですけどね。原作はジェイムズ・シーゲルの「唇が嘘を重ねる」です。
今作『蛇男』ですが、ランニングタイムが121分とかなり長めです!
こんな普通のストーリーで121分は長すぎ!!
せいぜい100分程度にまとまるストーリーでしょう!!あと20~30分くらいカットして!!この長さだけでもマイナス10点て感じです!!まぁ、何の期待もせずに観るには十分な作品なんでしょうけどね!! 50点
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マイケル・ケイン主演のアクション映画『狙撃者』の原作。
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巻き込まれ型サスペンスといえば
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