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『デス・ルーム』怪奇!血のしたたるテーマパーク

2009-07-26 07:10:37 | ホラー
デス・ルーム
TRAPPED ASHES(2006年アメリカ、カナダ、日本)
 監督 ジョー・ダンテ
    ケン・ラッセル“The Girl with the Golden Breasts”
    ショーン・S・カニンガム“jibaku”
    モンテ・ヘルマン“Stanley's Girlfriend”
    ジョン・ゲイター“My Twin,The Worm”
 脚本 デニス・バルトーク
 出演 ジョン・サクソン、レイチェル・ヴェルトリ、ジェイス・バルトーク、ララ・ハリス、石橋 凌

 ■ストーリー■
 テーマパークに招待された4組6人の男女は、ある恐怖映画に使われたセットで作られたアトラクションに出向くのだった。彼らはセットに閉じ込められてしまうのだった。彼らはこのセットが使われた映画同様、1番の恐怖体験を話し始めるのだった。

 ■感想■
 オープニング、エンディングをジョー・ダンテが監督、各エピソードをショーン・S・カニンガム、ケン・ラッセル、モンテ・ヘルマン、ジョン・ゲイターが監督したオムニバスホラー。
 日本も製作に関わっているようですけど、そこが悪かったのか中途半端なホラー映画になっちゃってます。オムニバス映画なのに、「長編作品にしても面白いかも??」って思えるような特に面白いエピソードが1つも無いです!!
 どれもこれも、新人作家が30分で考えたようなストーリーのようなエピソードばかり!!
 
 ジョー・ダンテ監督やショーン・S・カニンガム監督はまだしも、「マトリックス」シリーズの特撮を担当していたジョン・ゲイターとかって何で今作の監督に選ばれたんでしょうね??
 今作の場合、監督でなく脚本家に問題があるのかも??

 どのエピソードもヒネリが効いてないというか、ショートストーリーなのに、オチが無いようなモノばかりです!!フジTVのタモリがホストを務める「世にも奇妙な物語」なみのストーリーばかり。
 でも、エロシーンや残酷シーンはそれなりに用意されてはいるんですけどね。エロシーンが無かったら、それこそ「世にも奇妙な物語」の1エピソードですよって言われても分からないくらいのデキです。

 オムニバス映画といって思い浮かべるのは、やっぱりイギリスのアミカスプロが製作した1970年代の作品ですよね。

 『テラー博士の恐怖』(64年)、『残酷の沼』(67年)、『怪奇!血のしたたる家』(71年)、『アサイラム殺人病棟』(72年)、『墓場にて』(73年)等々、オムニバス映画のホラー映画がいくつもありましたよね。
 アミカスが作ったオムニバス映画は脚本がしっかりしてましたからね。ロバート・ブロックが脚本を書くことが多かったですからね。ロバート・ブロックでうから、ホラーでも、サスペンスでも、SFなんでも来い!って感じですもんね。

 今作の脚本家のデニス・バルトークもこういった作品を観てもっともっと脚本を練って欲しかったです・・・。ロバート・ブロックと比べたら可愛そうですけど、劇場作品の脚本なんだから、1篇1篇、もっともっともっと練りこんで欲しかったです。

 今作は、どのエピソードも中途半端な上に、最後のオチも想像通りの当然のオチですし「だから、どうしたの??」って思っちゃいます!!
 最初から期待していなかったんでショックは少なかったですけど、「つまらないんだろうなぁ」っていう想像通りのデキっていうのも少し悲しいですよね。
 
 自分的には、モンテ・ヘルマン監督のエピソードが1番面白かったかもしれないです。でも、どうせなら吸血鬼との対決シーンくらいは入れて欲しかったですけどね。どのエピソードもおとなしすぎ!!もう少し暴走した展開なら良かったのに。 50点

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