『ノウイング』
KNOWING(2009年アメリカ)
監督 アレックス・プロヤス
脚本 ライン・ダグラス・ピアソン
ジュリエット・スノードン
スタイルズ・ホワイト
原案 ライン・ダグラス・ピアソン
出演 ニコラス・ケイジ、ローズ・バーン、チャンドラー・カンタベリー
■ストーリー■
母親を事故で亡くしたケレイブが小学校の創立50周年の記念イベントで、ある紙を持ち帰ってくるのだった。50年前のタイムカプセルに入れられたその紙には数字のみが書かれていた。ケレイブの父親で、MITで宇宙物理学者を教えるジョンは、その紙に書かれた数字が大惨事の起きる日付と犠牲者が一致することに気づくのだった。その数字の中には、ジョンの妻が亡くなった事故のことも書かれていた。その紙には過去50年間に起こる大惨事の他に、未だ起きていない3つの出来事が書かれていた。ジョンは事故を防ごうとするのだが。
□■□ネタバレあり!!□■□
今回、本当にネタバレしてます!!
■感想■
アレックス・プロヤス監督のSF大作。
アレックス・プロヤス監督といえば『クロウ飛翔伝説』(94年)、『ダークシティ』(98年)、『アイ、ロボット』(04年)と、SF系の作品の傑作、佳作をいくつも監督している監督なんで、今作も期待度満点でした。
50年前にタイムカプセルに埋められた紙に書かれた謎の数列が未来の大事故、大惨事を予見していたなんて、すごく面白そうなテーマでしょう!!
そして、まだ起きていない出来事が3つ!!
でも、でも、でも、途中でニコラス・ケイジ演じる教授が謎を解明しちゃいます!!犠牲者の数が“33”って!!正確には“EE”ですけど。
この時点で、すご~くイヤな予感が!!
飛行機事故も、地下鉄の事故も防げないんだから、当然の結果に導かれるようにラストに向かっていきます。もうマーク・ベリントン監督のトンデモ系傑作サスペンス『隣人は静かに笑う』(98年)なんて比べようもないくらいの悲劇に向かってノンストップで展開していきます。
主人公の息子の部屋に謎の男が現れて、森の中で逃げ惑う動物たちの映像を見せた段階で、地球の運命が実は分かっちゃうんですけど、まさかまさか、その通りになってしまうなんて。
謎の数列が予言する事件を防ごうとする大学教授の奮闘を描いたトンデモ系サスペンス映画だと思って観ていたら、途中から、SFディザスタームービーになっていくんで、かなりビックリでした。今作も事前に作品の情報を得ていなかったんでかなり驚いちゃいました。
「サスペンス映画でなくて、終末SFだったのね…」
ハリウッドの大作だったら、普通は主人公のニコラス・ケイジが謎の暗号の意味を解読して、なんとかしそうなものなのに、結局、主人公は何も出来ずじまい!!こんなC級SFみたいな、何も出来ない主人公を描きながら、ラストは大カタストロフを描いちゃうなんて、良くこんな作品にゴーサイン出しましたね。
制作費が100分の一だったら、超Z級な映画になっちゃいそうなのに、しっかりとした演出と脚本で、親子の愛を描いたりしちゃって、超A級のエンターテイメントにしちゃってる当り、さすがアレックス・プロヤス作品。
それにしても謎の男たちは、天使だったのか、エイリアンだったのか判断は最後まで観客の想像に任せてるんでしょうけど、車を運転したりして妙に現代社会に溶け込んじゃってますね。
あの宇宙船らしきもので新しい星に連れて行かれたのは人間だけだったんでしょうか??(まぁ、うさぎもいましたけど)連れて行かれたのが何人くらいいるのかわかりませんけど、ケレイブやアビーみたいな少年、少女だけでは生活できないんじゃないの??なんて思ったりしちゃいました。まぁ、あの星には地球とは違った食べ物とかあるのかもしれませんけどね。
ケレイブとアビーが新しい人類の始まりになったってことなんでしょうけど、なんか宗教的な感じがしちゃいましたね。
とにかくエンターテイメント作品ですけど、SF映画ファン以外にはオススメできないかも。でもSF映画ファンには途中で最後までのネタが割れちゃいそうだし、果たしてどうなんでしょう??70点
アレックス・プロヤス監督作品ですけど、
ウィル・スミス色が強い
SF映画の傑作『ダークシティ』
KNOWING(2009年アメリカ)
監督 アレックス・プロヤス
脚本 ライン・ダグラス・ピアソン
ジュリエット・スノードン
スタイルズ・ホワイト
原案 ライン・ダグラス・ピアソン
出演 ニコラス・ケイジ、ローズ・バーン、チャンドラー・カンタベリー
■ストーリー■
母親を事故で亡くしたケレイブが小学校の創立50周年の記念イベントで、ある紙を持ち帰ってくるのだった。50年前のタイムカプセルに入れられたその紙には数字のみが書かれていた。ケレイブの父親で、MITで宇宙物理学者を教えるジョンは、その紙に書かれた数字が大惨事の起きる日付と犠牲者が一致することに気づくのだった。その数字の中には、ジョンの妻が亡くなった事故のことも書かれていた。その紙には過去50年間に起こる大惨事の他に、未だ起きていない3つの出来事が書かれていた。ジョンは事故を防ごうとするのだが。
□■□ネタバレあり!!□■□
今回、本当にネタバレしてます!!
■感想■
アレックス・プロヤス監督のSF大作。
アレックス・プロヤス監督といえば『クロウ飛翔伝説』(94年)、『ダークシティ』(98年)、『アイ、ロボット』(04年)と、SF系の作品の傑作、佳作をいくつも監督している監督なんで、今作も期待度満点でした。
50年前にタイムカプセルに埋められた紙に書かれた謎の数列が未来の大事故、大惨事を予見していたなんて、すごく面白そうなテーマでしょう!!
そして、まだ起きていない出来事が3つ!!
でも、でも、でも、途中でニコラス・ケイジ演じる教授が謎を解明しちゃいます!!犠牲者の数が“33”って!!正確には“EE”ですけど。
この時点で、すご~くイヤな予感が!!
飛行機事故も、地下鉄の事故も防げないんだから、当然の結果に導かれるようにラストに向かっていきます。もうマーク・ベリントン監督のトンデモ系傑作サスペンス『隣人は静かに笑う』(98年)なんて比べようもないくらいの悲劇に向かってノンストップで展開していきます。
主人公の息子の部屋に謎の男が現れて、森の中で逃げ惑う動物たちの映像を見せた段階で、地球の運命が実は分かっちゃうんですけど、まさかまさか、その通りになってしまうなんて。
謎の数列が予言する事件を防ごうとする大学教授の奮闘を描いたトンデモ系サスペンス映画だと思って観ていたら、途中から、SFディザスタームービーになっていくんで、かなりビックリでした。今作も事前に作品の情報を得ていなかったんでかなり驚いちゃいました。
「サスペンス映画でなくて、終末SFだったのね…」
ハリウッドの大作だったら、普通は主人公のニコラス・ケイジが謎の暗号の意味を解読して、なんとかしそうなものなのに、結局、主人公は何も出来ずじまい!!こんなC級SFみたいな、何も出来ない主人公を描きながら、ラストは大カタストロフを描いちゃうなんて、良くこんな作品にゴーサイン出しましたね。
制作費が100分の一だったら、超Z級な映画になっちゃいそうなのに、しっかりとした演出と脚本で、親子の愛を描いたりしちゃって、超A級のエンターテイメントにしちゃってる当り、さすがアレックス・プロヤス作品。
それにしても謎の男たちは、天使だったのか、エイリアンだったのか判断は最後まで観客の想像に任せてるんでしょうけど、車を運転したりして妙に現代社会に溶け込んじゃってますね。
あの宇宙船らしきもので新しい星に連れて行かれたのは人間だけだったんでしょうか??(まぁ、うさぎもいましたけど)連れて行かれたのが何人くらいいるのかわかりませんけど、ケレイブやアビーみたいな少年、少女だけでは生活できないんじゃないの??なんて思ったりしちゃいました。まぁ、あの星には地球とは違った食べ物とかあるのかもしれませんけどね。
ケレイブとアビーが新しい人類の始まりになったってことなんでしょうけど、なんか宗教的な感じがしちゃいましたね。
とにかくエンターテイメント作品ですけど、SF映画ファン以外にはオススメできないかも。でもSF映画ファンには途中で最後までのネタが割れちゃいそうだし、果たしてどうなんでしょう??70点
アレックス・プロヤス監督作品ですけど、
ウィル・スミス色が強い
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SF映画の傑作『ダークシティ』
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