『あのバスを止めろ』
NOTTURNO BUS(2007年イタリア)
監督 ダヴィデ・マレンゴ
脚本 ジャンピエロ・リゴシ
ファビオ・ボニファッチ
原案 マウラ・ヴェスピーニ
イソッタ・トソ
ジャンピエロ・リゴシ
セザール・シカルディーニ
マリア・グラジア・ペリア
原作 ジャンピエロ・リゴシ
出演 ジョヴァンナ・メッツォジョルノ
ヴァレリオ・マスタンドレア
エンニオ・ファンティスキーニ
アナ・ロマントウスカ
■ストーリー■
詐欺師レイラは、バーで引っ掛けた男を部屋に誘い、薬を飲ませその男からパスポートを盗むのだった。しかし、そのパスポートには、取引に使われる重要なマイクロチップが入っていたのだった。レイラはマクロチップを追う2人組みに追われ、気の弱いバスの運転手フランツの元にやってくるのだった。そんなフランツは、ポーカーで作った借金があり返済が迫っていた。
レイラは、マイクロチップを狙う2人組み、捜査官に追われ、フランツは借金取りに追われるのだった。
■感想■
イタリア製の犯罪物。
犯罪物と言っても、ちょっとだけコメディチックな感じで、軽い、軽い、軽い作品です!
「軽い」と言っても、コメディタッチでなく、あくまでも内容はマジメな犯罪物です!!
ここまで軽い雰囲気の作品なら、いっそのコト、コメディの方が観やすかったのにネ!
でも、けっこう簡単に人が死んでいくので、コメディにしたら、かなりブラックな作品にしなければいけないです。
映画が始まって、すぐにバーテンがマイクロチップで脅迫しようとしている男を撃ち殺します!その後、謎の2人組みが現れ、また次にもう1人の謎の男マテーラが現れ、主人公のバス運転手フランツとヒロインのレイラ以外に、どんどん登場人物が増えていくので、
「えーっ、登場人物多すぎ」
とか思っていると、あっという間に、バーテンが退場!!
一体、何が起きているの??
とか思っていると、中盤すぎから、だんだんと、ストーリーも分かってきて面白くなってきます!!
序盤の分かりづらさがウソのように面白くなっていきます!!
冒頭から、中盤までも、面白かったら大傑作になったのに・・・。
マイクロチップをめぐるラストのオチも、今までの努力がすべてムダになる皮肉が効いているようなオチで良い展開です!!さすが犯罪物が得意なイタリア映画!!今作の場合、原作があるから、ストーリーは原作通りなのかもしれないですけどね~。
やっぱりイタリアのエンターテイメント映画は面白い!!
軽いノリの犯罪物を観るには、本当に最適な作品です!!
こういう作品が、テレビの映画劇場で放映されるようだと良いんですけどね!!
土曜の昼とか、日曜の昼にでも吹替えで放映されると映画ファンももっと増えると思うんですけどね。その日の番組のハイライトや、バラエティ番組の再放送を放映してるなら、映画でも放映してくれれば良いのに・・・。
本当に、テレビの映画枠が減りましたよね~。
1970年代、1980年代は劇場観公開のエンターテイメント作品が、土曜や日曜の昼間や平日の深夜でも、放送しまくりだったのに…。
知能指数が減りそうなバラエティ番組ばっかり放送していて、映画を放送しないのは悲しい!!
テレビをつけたら、今作のような作品が放映されているような映画枠がたくさん出来ると良いのに!! 65点
あのバスを止めろ [DVD] | |
ジョヴァンナ・メッツォジョルノ,ヴァレリオ・マスタンドレア,エンニオ・ファンタスティキーニ,フランチェスコ・パンノフィーノ,ロベルト・シトラン | |
オンリー・ハーツ |