『ファイナル・デッド・オペレーション』
(「ホラーフェスジャパン2009」題:『解体病棟』)
AUTOPSY(2008年アメリカ)
監督 アダム・ギーラッシュ
脚本 ジェイス・アンダーソン
アダム・ギーラッシュ
E・L・カッツ
出演 ロバート・パトリック
ジェシカ・ロウンデス
ジャネット・ゴールドスタイン
マイケル・ボーウェン
ロバート・ラサード
■ストーリー■
エミリー、ボビー、クレア、ジュード、ディミトリたち5人の若者たちは、マルティグラの帰り道、ルイジアナの田舎道で事故に起こしてしまうのだった。入院服を着た男が道路に飛び出してきたのだ。早速、逃げ出した患者を追ってやってきた救急車に乗って患者とともに病院に向かう5人だったが…。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
ジェイス・アンダーソンと組んでいくつものホラー映画の脚本を書いているアダム・ギーラッシュ監督が描くティーンホラー。
今作の舞台は、田舎の病院になっています。謎の病院で起きている殺人事件を描いています。
行方不明者の多いアメリカでも、病院や、そのまわりで行方不明者が大勢出たら捜査が及ぶはずですよね。
まぁ、B級ホラー映画だから、そんなところ気にしちゃいけないんでしょうけどね。
今作の脚本家のアダム・ギーラッシュとジェイス・アンダーソンが脚本を書いた主だった作品をあげると
『クロコダイル2』(2001年)
『ディレイルド 暴走超特急』(2002年)
『殺人鼠 KILLER RATS』(2003年)
『ツールボックス・マーダー』(2003年)
『遺体安置室 死霊のめざめ』(2005年)
『サスペリア・テルザ最後の魔女』(2007年)
“NIGHT OF DEMONS”(2009年)
“FERTILE GROUND”(2010年)
このホラー映画ファンが喜ぶラインナップ!!
トビー・フーパー監督や、ダリオ・アルジェント監督の作品で脚本を書いています!!
そのアダム・ギーラッシュが監督したホラー映画って、いうんで期待度★★★★状態!!それに今作は、「ホラーフェスジャパン2009」で『解体病棟』のタイトルで上映されました!
期待度が、やたら高くなってしまったんですけど、期待が高すぎたせいか、あんまり楽しめませんでした!!
1980年代に製作されて公開されていたら、大量に作られたスラッシャー映画の大群の中に埋もれてしまいそうな作品でした!可も無く不可も無く、普通のスラッシャー映画って感じの作品でした!
まぁ、単純なホラー映画、スラッシャー映画が観たいっていうときのは、良い作品なんでしょうけどね。
登場人物たちも、いかにもスラッシャー映画的な感じで1人づつ1人づつ減っていきます!!
ヒロインを助けるために、爆発を起こすのは、ちょっとやりすぎな感じも…。あんなコト、現実には出来ないですよね。
最後のヒロインの精神がおかしくなってしまうようなオチも、「そんなバカなぁ~」って感じですけど、ホラー映画だし、良しとしましょう!!
ホラー映画のジャンルで、今後も活躍しそうなアダム・ギーラッシュ、ジェイス・アンダーソンの作品を絶対に要チェック!!と思っているホラー映画ファンは必見!!
ところで、「ホラーフェス・ジャパン」ってどうなったんでしょうね??
2009年に、今作以外に4作品『血の魔術師』、『VLOG殺人サイト』、『地底の呻き』(DVD題:『ジェニーズ・ボディ 地底の呻き』)、『マーダーゲーム殺意の連鎖』(DVD題:『ファイナル・デッドゲーム』)が公開されただけで、その後は何もないんですもんね~。
毎年の恒例の映画祭になって欲しかったんですけどね~。 55点