『9 ナイン』
THE NINES(2007年アメリカ)
監督 ジョン・オーガスト
脚本 ジョン・オーガスト
出演 ライアン・レイノルズ
ホープ・デイヴィス
メリッサ・マッカーシー
エル・ファニング
■ストーリー■
俳優のゲイリーは、ドラッグをやって運転中に事故を起こし、自宅での監禁生活をすることになるのだった。監察官のマーガレットは、ゲイリーの生活のチェックを始めるが、ゲイリーの回りでは、「9」という数字が目立つようになっていくのだった。
■感想■
『チャーリーとチョコレート工場』(2005年)の脚本家ジョン・オーガスト脚本、監督のサスペンス映画。
本当は、SF映画です…。
ラストのオチのためだけに、ランニングタイム99分は長すぎ!!
タモリがホストを務めるフジTVのアンソロジー「世にも奇妙な物語」の1篇のような作品に、100分弱!!長すぎ!!長すぎ!!
それも、映画ファンがみんな、驚けるようなオチならまだしも、SF映画としては、普通のオチの作品でした!
普通のオチです!
普通のオチです!
何回も言いますけど、普通のオチですからね!!
『生きていた男』(1958年)
『殺しのリハーサル』(1982年)
『迷宮の女』(2003年)
のオチの方が、よっぽど驚けます!!
同じSF映画だったら、今では有名すぎてみんな知っているんでしょうが、自分はオチを知らずに観たのでロッド・サーリングが脚本を書いた『猿の惑星』(1968年)の方が、1000000000倍驚けました!
まぁ、でも、
「主人公は死んでいた」とか
「実は夢だった」とか
「死ぬ前に観た幻だった・・・」とか
の禁断のオチで無いだけマシですかね??
主人公自ら、自分は死んでいるのか??とかって聞くシーンがあるから、そういうオチには、したくなかったんでしょうけど。
それでも、サスペンス映画ファンはSF映画ファンには、あまり驚けないオチのためたでにこんな映画を作るなんて・・・。
同じオチが、ビックリ系の作品だったら、ジュリアン・ムーア主演、ジョゼフ・ルーベン監督のトンデモ系の『フォーガットン』(2004年)の方が、驚き度も、はるかに上ですし、ドラマとしても面白いです!! 20点
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