『PARKERパーカー』
PARKER(2013年アメリカ)
監督 テイラー・ハックフォード
脚本 ジョン・J・マクロクリン
原作 リチャード・スターク
出演 ジェイソン・ステイサム
ジェニファー・ロペス
マイケル・チクリス
ボビー・カナヴェイル
ニック・ノルティ
ダニエル・バーンハード
■ストーリー■
昔からの仲間のハーレーから紹介された仲間4人と組んで、催事場から現金強奪したパーカーだったが、4人組は、今回の資金を元に新たな強奪計画を進めていた。話が変わったことや、犠牲者を出すようなやり方に反発したパーカーは今回の分け前をよこすよう話すが、4人組はパーカーを撃ち道ばたへと放り出すのだった!
通りかかりの家族に助けられ、九死に一生を得たパーカーは、今回の分け前と、4人組に復讐しようと計画を練るのだった!
■感想■
ドナルド・E・ウエストレイクがリチャード・スターク名義で書いた「悪党パーカー」シリーズの映画化作品。
最近ではメル・ギブソンが主人公を演じた『ペイバック』(1999年)も「悪党パーカー」シリーズの映画化作品でした。
主人公の名前はポーターに変更されていました。
『殺しの分け前 ポイント・ブランク』(1967年)では、リー・マーヴィンが主人公ウォーカー。
『汚れた七人』(1968年)では、ジム・ブラウンがマクレーン。
『組織』(1973年)では、ロバート・デュバルがアール・マクリン。
『スレイグラウンド』(1983年)では、ピーター・コヨーテがストーン。
と、なかなかパーカーの名前を使えなかった映画化作品でしたが、今回晴れて、パーカーの名前を使うコトができました!
監督のテイラー・ハックフォードも、ラッセル・クロウとメグ・ライアンの不倫騒動で映画がうまく作れなかった『プルーフ・オブ・ライフ』(2000年)のときとは打って変って、普通に演出していて楽しく観るコトができました!
『愛と青春の旅だち』(1982年)、『プルーフ・オブ・ライフ』の2作品しかテイラー・ハックフォード監督の作品を観たコトがなかったので、余りにも普通の犯罪アクションになっていたので、けっこう驚いちゃいました!
キャスティング的には、パーカーを狙う殺し屋にダニエル・バーンハードが出ていて、アクション映画ファンの自分はニンマリしちゃいました!ただし、パーカーを演じているのがジェイソン・ステイサムなんで、あんまり危機感は感じなかったですけどね。
悪党パーカーというより、ジェイソン・ステイサムの印象の方が強すぎって感じでした!「悪党パーカー」の映画化っていうより、ステイサムのいつものアクション映画って感じでした!
小説「悪党パーカー」シリーズのファンは、今作をどう観るんでしょうかね??アクション映画ファンとして観て、自分はけっこう楽しく観れました!
主人公が悪党っていうより、普通の犯罪映画の主人公って感じですけど、ジェイソン・ステイサムで「悪党パーカー」シリーズを映画化してみては?? 70点
![]() |
PARKER/パーカー ブルーレイ&DVDセット (2枚組)(初回限定生産) [Blu-ray] |
ジェイソン・ステイサム,ジェニファー・ロペス,マイケル・チクリス,ニック・ノルティ | |
ワーナー・ホーム・ビデオ |
原作小説はハヤカワ・ミステリ文庫から
![]() |
悪党パーカー/地獄の分け前 (ハヤカワ・ミステリ文庫) |
Richard Stark,小鷹 信光 | |
早川書房 |