WOWOWで不定期に放映されている吹替え補完版の映画が2016年末に登場。
12月26日『燃えよドラゴン』
12月27日『評決』
12月28日『ハンター』
12月29日『2001年宇宙の旅』
12月30日『ウォール街』
『燃えよドラゴン』はTBSで放送された谷口節版を小杉十郎太で補完しているようです。
『2001年宇宙の旅』はTV朝日の「日曜洋画劇場」で放送されたのは確かノーカット放送だったので、最近イマジカBSやBSフジで放送されたのがカット版だったんでしょうかね??全然気づきませんでした。
『ハンター』は98分の作品なのに、吹替補完って、カットされていたんですね…。
『サイレント・ナイト 悪魔のサンタクロース』
SILENT NIGHT(2012年アメリカ、カナダ)
監督 スティーヴン・C・ミラー
脚本 ジェイソン・ロスウェル
出演 ジェイミー・キング
マルカム・マクダウェル
コートニー=ジェーン・ホワイト
ドナル・ローグ
リック・スケーン
エレン・ウォン
■ストーリー■
クリスマスに浮かれる中西部の田舎町のクレイヤー。
人妻と浮気していた保安官ジョーダンがサンタクロースのカッコをした大男に縛りつけられていた。夫が帰ってきたと思ったジョーダンは謝るが、あることに気づくのだった。
このサンタクロースは夫でないかも??
泣きながら謝るが電気ショックで殺されるのだった。
また、言葉遣いが悪い少女ががサンタクロースのカッコをした大男に殺されるのだった。
そして次は、ポルノビデオを撮っていた女優と監督がサンタクロースのカッコをした大男に殺されるのだった。
都市伝説の殺人サンタクロースが現れ、人々を惨殺していくのだった。
ポルノビデオ現場に残されたカメラからサンタクロースのカッコをした犯人による連続殺人が起きていることをつかんだ地元の保安官事務所は捜査を開始するのだが、町はサンタクロースの扮装をした者たちであふれかえっていた。
田舎町で大した事件を扱ったこともないので応援を頼もうとするが、保安官クーパーは3人だけで解決できると主張し田舎町の保安官3人で解決しようとするのだった。
夫だった保安官を亡くしたオーブリーは、警官だった父親の言葉を励みに捜査を続けるのだが…。
■感想■
1984年のクリスマスホラー『悪魔のサンタクロース 惨殺の斧』のリメイクホラー。
監督はスティーヴン・C・ミラー。
『ゾンビ・トランスフージョン』(2006年)
『スクリーム・オブ・バンシー 殺戮の妖精』(2011年)
『キッズ・リベンジ』(2012年)
『リムジン 余命の60分』(2014年)
『エクストラクション』(2015年)と、ホラー、スリラー映画のジャンルを中心に映画を撮り続けています。
今作以降の『リムジン 余命の60分』は未見ですが、『エクストラクション』を観ると、すご~く普通の監督になっちゃっている気が…。(早急に『リムジン 余命の60分』も観ます)
ホラー映画のジャンルにこだわっているワケではないのかもしれないですね。
でも、確かな演出力です!
すごく面白い!!
本当に面白い!!
ランニングタイムが94分と短めなこともあり、楽しくあっという間に観終わっちゃいました。
ホラー映画定番のラストも、犯人の正体を判明させるシーンを入れたおかげで続編でも作って欲しいような感じに思っちゃいました。
今作は2012年の作品なんで続編はないんでしょうけど…。
ヒロインをはじめ、どう考えても田舎町の保安官3人では手に余る事件。
いばっているだけのマルカム・マクダウェルとかもいかにも田舎町の保安官って感じで良かったです。
全体的にコメディ調で軽い気持ちで観れるのも良いです。コメディ調と言っても、基本はスラッシャー映画なので、観る人は気を付けて!!
実は、サンタクロース男、殺す相手を選んでいます。
不倫してたり、ポルノを撮っている業者だったり、悪態をついている子どもだったり、セクハラ聖職者とか、クリスマスに合わない人間たちを殺しています。
でも、何も悪いことをしていないヒロインの父親も狙われます。
「なぜ??」
そんなミステリー要素もあって、最後まで楽しく観れます!!
クリスマスには、こういう作品を地上波で放送すれば良いのに…。 70点
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