『ゴールデン・アームズ 導かれし者』
THE GOLDEN CANE WARRIOR(2014年インドネシア)
監督 イファ・イスファンシャ
脚本 イファ・イスファンシャ
リリ・リザ
武術指導 ション・シンシン
出演 エヴァ・セリア
ニコラス・サプトラ
レザ・ラハディアン
クリスティン・ハキム
タラ・バスロ
■ストーリー■
黄金杖流(おうごんじょうりゅう)の師匠チェンパカの考えは技を極めるのは人を殺すためでなく、弱き者を守る術を得るためにあり、人を救うためでなければ武術に意味はないというものだった。
4人の弟子のうち3人は討ち果たした敵の子どもだった。メラ・ダラ、ダヤ・グルハナ、カラ・ビルの3人だった。最年少のアギンは親に捨てられていたのを拾って育てているのだった。
ある晩、チェンパカは自分の後継者には誰も破ることができぬ究極の奥義の技、黄金杖抱地拳(おうごんじょうほうちけん)を伝授し、黄金の杖を渡すことを伝えるのだった。チェンパカが選んだ継承者はメラ・ダラだった。チェンパカは奥義を習得させるためダラとアギンを連れ旅立つことに。しかし、そのことを面白く思わない兄弟子たち2人グルハナとビルは旅立つ師匠に毒を盛り襲ってくるのだった。師匠は殺されたもののダラとアギンの2人は崖から落ちエランという青年に助けられ、何とか難を逃れるのだった。
師匠は自分に奥義を教える前に万が一のときがあったときはナガ・プティという武人を探すようにと伝えてあったのだ。今、奥義を使えるのはナガ・プティだけだったのだ。
一方、2人と黄金の杖を探すビルとグルハナは紅羽流に取り入り、師匠を殺し杖を盗んだのはダラとアギンであると訴えるのだった。ビルたちは紅羽流の助けを借りダラたちを探すのだった…。
■感想■
インドネシアのアクション映画です。
1970年代の香港のカンフー映画みたいな雰囲気ですごく面白く観れました。
しかもコミカルな要素を取り入れる前の香港のカンフー映画の雰囲気!
音楽もいたってマジメで重厚!
ランニングタイム110分が、あっという間に過ぎてしまう面白さ!
インドネシア映画といえば2012~2013年に話題になったアクション『ザ・レイド』(2011年)がありました!
自分はインドネシア映画は『ザ・レイド』と続編『ザ・レイドGOKUDO』(2013年)と今作しか観たことないかも??
こんな真面目なアクション映画を今時作っちゃうってインドネシア映画って、すごいかも??
カンフーではなく棒術でしょうか??
インドネシアなんで、使っているのはシラットなんでしょうか??
とにかくこういう打つ、たたくのアクションが好きな映画ファンは必見。
えんえんと続くクライマックスの戦いのシーンも迫力ありあり。
でも、ヒロインもヒロインに強力する男(正体は途中で判明します)もすごく強いので、奥義は習得しないでも良いのでは??と思えちゃう展開には少し疑問も覚えちゃいますが、面白かったから、まぁ良いでしょうね。
こんなに面白いなら、インドネシア映画観てみたいかも?? 65点
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