A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

OUTRAGE@川崎クラブチッタ

2007年09月03日 23時05分12秒 | ロッケンロール万歳!
私は今までへビーメタルのファンだったことは無い。ヘビメタはむしろ苦手な音楽だった。しかし日本のスラッシュメタルバンド、アウトレイジだけは、何故か好きで何度もライヴハウスに観に行った。彼らのサウンドに、メタルだけではなく、ダムドやラモーンズ等のパンク、ディスチャージやGBHのようなハードコアの影響を感じたから。ルックス的にもグランジっぽくて、演奏はめちゃくちゃ上手かった。20年ほど前、よく目黒の鹿鳴館に観に行ったものだ。オーディエンスはハードコアノリの過激さ。ステージ前はモッシュとダイヴの嵐で観ていて面白かった。アメリカのスラッシュバンド、ニュークリアアソートの前座をした時など、押し寄せては頭上を飛んでいくオーディエンスの波に生命の危険を感じるほどだった。
その後いつの間にか、彼らのライヴに行くことも少なくなった。風の便りにヴォーカルが抜けて3人組でインディーで活動をしている、という話は聞いていた。
しかし今回、デビュー20周年記念ライヴがあることを知り、自分の中のスラッシュの血が騒ぎ、10数年ぶりに観に行くことにした。前座はアウトレイジの先輩バンドであるアンセム。この時点でオーディエンスは大興奮。手を振り上げて合唱する。私は80年メタルを象徴するサウンドとノリに大笑いしてしまった。
そしていよいよアウトレイジの登場。会場全体がモッシュ状態になり、ヴォーカルの直樹が繰り返す「今日はありがとうっ!」という言葉にウオーッと歓声を上げる。初期の曲もやってくれて感涙。
昔はもっとクールで突っ張っていた印象があったのだが、メンバーも年輪を経て、丸くなったのか、激しい演奏にも風格が漂う。本当に演奏は凄かった。海外のバンドとタメを張れる日本唯一のメタルバンドといえるのじゃないだろうか。
いい夜だった。川崎駅前の王将で餃子定食を食べて帰路に付いた。

OUTRAGE HP
コメント (4)
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