新宿Pit Inn「山下洋輔ゴールデンウィーク3Days」最終日は自己の若手日本人カルテット。
結成して4年目になるこのバンドを観るのは4回目くらいになるだろうか。観る度に完成度の高まりを感じる。特に山下達郎バンドのドラマーとしても活躍する小笠原拓海君の感性とテクニックには舌を巻く。エレクトリック・ベースの柳原旭君もエレベの特性を活かしたプレイでバンドを支える。アルト・サックスの米田裕也君は、トーンが明るすぎることとモードに沿ったプレイが多いことが個人的には不満なのだが、モードから逸脱した時の爆発力は凄い。そこに洋輔さんの爆裂プレイが加わる訳だから、日本人のフリージャズ・カルテットの最高峰に位置すると言っても過言ではないだろう。
今回も「和らぎ」「トリプルキャッツ」「10thテーマ」「幻灯辻馬車」「クルディッシュ・ダンス」等洋輔さんのレパートリーの若々しくエネルギッシュなヴァージョンを聴かせてくれた。
面白かったのは5月30日に横浜で世界初演される一柳慧氏作曲のピアノ協奏曲第4番「JAZZ」から第1楽章をカルテット・ヴァージョンで聴かせてくれたこと、その場に一柳氏も観客として同席していたこと、「キアズマ」を前日出演のる*しろうの「キアズマが好き」との合体ヴァージョンで演奏したこと。
20代の、孫といっていい世代のメンバーの柔軟な感性に洋輔さんも若返るようだ。軽やかなスタンスと重厚な存在感が同居したユニークなカルテットである。夏のロック・フェスティヴァルに出演するのも理解できる。
洋輔さん
ニュー・カルテット
お気に入り
7月19日日比谷野音での「山下洋輔トリオ復活祭」が楽しみでならない。
結成して4年目になるこのバンドを観るのは4回目くらいになるだろうか。観る度に完成度の高まりを感じる。特に山下達郎バンドのドラマーとしても活躍する小笠原拓海君の感性とテクニックには舌を巻く。エレクトリック・ベースの柳原旭君もエレベの特性を活かしたプレイでバンドを支える。アルト・サックスの米田裕也君は、トーンが明るすぎることとモードに沿ったプレイが多いことが個人的には不満なのだが、モードから逸脱した時の爆発力は凄い。そこに洋輔さんの爆裂プレイが加わる訳だから、日本人のフリージャズ・カルテットの最高峰に位置すると言っても過言ではないだろう。
今回も「和らぎ」「トリプルキャッツ」「10thテーマ」「幻灯辻馬車」「クルディッシュ・ダンス」等洋輔さんのレパートリーの若々しくエネルギッシュなヴァージョンを聴かせてくれた。
面白かったのは5月30日に横浜で世界初演される一柳慧氏作曲のピアノ協奏曲第4番「JAZZ」から第1楽章をカルテット・ヴァージョンで聴かせてくれたこと、その場に一柳氏も観客として同席していたこと、「キアズマ」を前日出演のる*しろうの「キアズマが好き」との合体ヴァージョンで演奏したこと。
20代の、孫といっていい世代のメンバーの柔軟な感性に洋輔さんも若返るようだ。軽やかなスタンスと重厚な存在感が同居したユニークなカルテットである。夏のロック・フェスティヴァルに出演するのも理解できる。
洋輔さん
ニュー・カルテット
お気に入り
7月19日日比谷野音での「山下洋輔トリオ復活祭」が楽しみでならない。