A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

3drum 3piano@六本木 Super Deluxe 2010.7.3(sat)

2010年07月05日 00時28分53秒 | 素晴らしき変態音楽
世界の大ドラム、大ピアノ大会!
石橋英子、千住宗臣(ボアダムス)、山本逹久の3人のドラマー/ピアニストに、ゲストとして中原昌也、先日解散を発表したあふりらんぽのONIとPIKAが参加。
フロア中央に3台のドラムとキーボードがところ狭しとセッティングしてある様は壮観。これから何が始まるんだろうという期待が膨らんでくる。

最初に客席後ろから何事か叫びながらONIとPIKAの二人が登場。ONIは短髪にして変な髪飾りをしている。「私のキュウリを知りませんか~」と叫んでいる。今回のパフォーマンスのテーマは「無くなったお婆ちゃんのキュウリ」(笑)の様である。ステージはまんまあふりらんぽ。プリミティヴですっぽんぽんなエネルギーは相変わらずだ。二人はギター、ドラム、オカリナ、キーボードと入れ替わり立ち代わり演奏し歌う。途中で石橋嬢も参加して女三人の無法状態に。それにしてもこのパワーは凄い。

次に千住氏、山本氏のデュオ。打って変わってシンバル中心のシリアスなインプロになる。1曲やったところで中原氏を呼び込む。土俗的なビートを叩き出し、中原氏のエレクトロニクスが縦横無尽に駆け巡る。ドラムとノイズの相性はとてもいい。2曲目が終わると、中原氏はピアノへ向かう。はっきり言ってノー・テクニックだが、むちゃくちゃを弾いても凄腕ドラマー二人のサポートもあり、それなりにフリージャズに聴こえるから面白い。後半では中原氏が髪振り乱しピアノを連打。興奮と笑いで幕を閉じた。

最後に3人のドラマーのセッション。打楽器は人間の身体に染み込んだリズムを解放してくれる。それぞれが弾くピアノも効果的に酩酊状態に入っているうちに、ゲストの3人も演奏に参加。ONIとPIKAは「Loving You」を熱唱。楽屋話で盛り上がって、全員で「Loving You」を歌おうということになったらしい。「何であんた達歌わんの。楽屋であれだけ盛り上がったのに」とはONIの弁。全体的に無法地帯のようなパワーに溢れた演奏で、ONIとPIKAに影響されたか、最後には中原氏のドラムまで飛び出す楽しいイベントだった。

打楽器と
鍵盤楽器の
フェスティバル

こういう自由な発想のイベントが出来るSuper Deluxeは素晴らしい会場だ。








コメント (11)
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