A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

灰野敬二、狩俣道夫、上地一也@高円寺ペンギンハウス10.7.4(sun)

2010年07月06日 00時48分59秒 | 灰野敬二さんのこと
灰野さんと狩俣さんの1年ぶりの共演。今回は沖縄出身の上地"gacha"一也氏をウッドベースに加えたトリオでの演奏。

ペンギンハウスに来るのは2年ぶりくらいだが、相変わらず落ち着いた雰囲気でリラックスできる、私のお気に入りのライヴハウスだ。お客の入りも丁度満席になるくらいでいい感じ。女性客が4割くらい居る。灰野さんの女性ファンが増えているのかな?

30分押しでライヴが始まる。狩俣さんとの共演の常で最初は二人ともフルートでの演奏。上地氏の弓弾きのベースが刺激的に絡む。続いて灰野さんがSGを手に。先日の七尾氏との共演の時と同じく、エフェクターはディストーション、イコライザー、デジタル・リヴァーブ、サンプラーの4つだけ。最小限のセットだ。「愛しのマックス」を歌う。久々の哀秘謡が嬉しい。続いて上地氏もオリジナルの歌を歌う。素朴な歌声だ。狩俣氏はソプラノ・サックスに持ち替えてやわらかい音色を重ねる。次第に熱を帯びてきて激しいギター・ソロ、グルーヴするベース、泣き叫ぶサックスへと突入。上地氏のベース・プレイはかなりいい。

第2部では灰野さんはドラムを叩いたり民族楽器の笛を吹いたり、サウンドに変化をつける。三人でのヴォイス・パフォーマンス(アカペラ?)も面白かった。しかし基本はg,fl/ss,wbのトリオ。三者一体となってしなやかなインプロを聴かせてくれた。灰野さんの歌もたくさん聴くことができたし、ギター・プレイは最近の中でも最もエモーショナルなものだった。これも上地氏のベースがどっしりと土台を固めているが故だろう。最後に「ふわふわ」を歌って、延べ2時間にわたるライヴは終了。

灰野さんも機嫌よく「いいベーシストだろう。だから沖縄から連れてきたんだ」と上地氏を褒めていた。

沖縄の
才能光る
ベース弾き

先週木曜日から4日連続ライヴ観戦というハードな日々で疲れたが、最後にこれほど素晴らしい演奏を観られて大満足。

コメント (9)
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