A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

70年代日本のアングラ・ロックの集大成~OZ DAYS LIVE

2010年09月13日 00時47分24秒 | 素晴らしき変態音楽
1972~73年の一年間のみ吉祥寺に存在したライヴハウス「OZ」。

出演者がイカしていて、久保田麻琴と夕焼け楽団、裸のラリーズ、南正人、タージ・マハル旅行団、カルメン・マキ&OZ、安全バンド、四人囃子、クリエイション、頭脳警察、都落ち、アシッドセブン、ゲッセマネ、ウエスト・ロード・ブルース・バンドなど、アンダーグラウンドでアシッド色に満ちた面子。ジュリアン・コープも「Jap Rock Sampler」の中でOZの重要性を書いていた。

OZの閉店を記念して録音された二枚組LPが「OZ DAYS LIVE」。都落ち、アシッドセブン、南正人、タージ・マハル旅行団、裸のラリーズのライヴ演奏が収録されている。二枚のLPがアルバム・タイトルをスタンプ押しした茶封筒に入っているという特殊仕様、1000枚の限定盤ということで、オリジナル盤は10万円を超える高値で取引されている。

タージ・マハル旅行団、裸のラリーズ収録ということで、海外でも人気のあるレコードで、私が持っているのはこの2バンドだけ収録した1枚もののブートLP、プラケースに入った二枚組CD、そして数年前にオリジナル通りの茶封筒を復刻した二枚組CD、と3種類もある。

ここに収められているのは当時のマイナーな日本のロックの噎せ返るような熱気と成熟ぶりである。吉祥寺という中央線沿線独特のアングラ文化の中心地で生まれたレコードということで、パッケージも含めたDIY精神が満ちている。

CDは廃盤になっているが、時々ヤフオクなどに出品され、値段もそんなに高くない。1970年代前半の日本のロックの胎動を感じるには欠かせないアルバムである。

古臭く
新しくもある
OZ DAYS

そういえば3月27日当ブログに書いたロスト・アラーフの記事に付けた写真が「あれは俺じゃなくて水谷だ」と灰野さんからクレームが入ったので、ここに訂正させていただきます。申し訳ありませんでした。
コメント (2)
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