A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

Baby-Q@横浜BankART 2010.11.21(sun)

2010年11月23日 00時32分21秒 | アート!アート!アート!
東野祥子さんが主催するダンス・カンパニー BABY-Qが横浜BankART NYKで開催中の大野一雄ファスティバル2010に「Instant Oblivion」という作品で参加した。

東野さんの舞踏はヘア・スタイリスティックスとの共演で何度か観ていて、会場狭しとスピーディーに動き回る独特のダンスが強く印象に残っている。今回は音楽を灰野敬二さんと中原昌也氏が担当するということもあり、私の好きなアーティストが纏まって体験出来るいい機会だった。

BankART NYKは以前横浜トリエンナーレの時には展示場として使用された倉庫を改築した広々としたスペースだ。2Fに大野一雄さんのビデオや新聞記事、写真やポスターが展示してあり見応えのあるものだった。

ダンスの会場は3F。広い空間にダンサーが10人。中原昌也氏の紡ぎ出すノイズに導かれてバラバラに踊ったり、一斉に駆け回ったりする。暗黒舞踏的な白塗りの情念の舞踏ではなくて、もっと現代的でクールなダンス/パフォーマンスだ。

30分程で隣のスペースに移動。こちらでは灰野さんのパーカッションと東野嬢のダンスの共演が中心となる。これが息を飲むような素晴らしさ。灰野さんはいつものようにパーカッションを鳴らしながら気合いのダンスで魅せる。後半はヴォイス・パフォーマンスと久々のエア・シンセを演奏。まるで灰野さんがBABY-Qの一員になったかのような一体感のあるパフォーマンスだった。

のべ1時間程だったが、BABY-Qのダンサー達のキビキビした動きと、中原/灰野それぞれの音楽の個性の違いが印象的なイベントだった。

この踊り
大野一雄が
降りてくる

BABY-Qの活動には今後も注目していきたい。

コメント
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