A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

スティング@日本武道館 2011.1.18 (tue)

2011年01月20日 01時22分34秒 | こんな音楽も聴くんです
スティングがポリス&ソロの名曲をフル・オーケストラをバックに歌う「STING SYMPHONICITY JAPAN TOUR」。
スティーヴン・マーキュリオ指揮東京ニューシティ管弦楽団との共演。武道館はポリス以来のファンと思われる中年の観客で満員。男女比は半々くらい。

オーケストラと共演するというのは、どんなミュージシャンにとっても夢であるようだ。特に歳を経たベテラン・ロック・ミュージシャンにとってはステイタスのひとつである。

スティングは4年前のポリス再結成ツアーで往年のファンを熱狂させてからは、クラシックのレーベルから渋い内容の作品をリリース、黙々と自分の理想とする道を進んでいる。その理想形がオーケストラとの共演によるグレイテスト・ヒッツ・ライヴなのだろう。

私はスティングのステージは今まで何度も観ているが、今回ほどリラックスして楽しそうなスティングは初めてだった。オーケストラの編曲もとても効果的で、映画音楽を聴いているような気分になった。ライヴは2部構成で、各1時間。計2時間スティングとオーケストラの醸し出す成熟したエンターテインメントに酔った。何ともゴージャスな一夜。2度目のアンコールでアコギの弾き語りで披露した「孤独のメッセージ」が良かった。
スティングは今年還暦、いい歳の取り方をしている。

時代を切り開く先鋭的な音楽が現代を映し出す鏡だとしたら、今日のような後ろ向き(?)な企画は時代の波に流されがちな現代人の心を癒すオアシスのようなものであろう。たまにはこういうのもいいものだ。

懐かしき
歌が豪華に
奏でられ

キャパ的に無理だろうが、出来ればサントリーホールやオペラシティのような音響の優れたクラシックの会場で聴いてみたいものだ。

コメント (2)
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