A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

Hair Stylistics(中原昌也)/los doroncos他@落合 soup 2011.1.22 (sat)

2011年01月24日 04時31分06秒 | 素晴らしき変態音楽
元HMV渋谷店に存在した名物コーナー「ボルヘスを殺せ」から派生したイベント「奴隷の歓び」の第1回目。出演は松下慶太、los doroncos、DJ Shhhhh、Hair Stylistics。

会場へ入ると、元哀秘謡、みみのことの川口雅巳氏に会う。知り合いが出るの?と聞いたら、何とlos doroncosのメンバーだと言う。ヘアスタ以外は全く知らなかったので、これは嬉しい驚き。川口氏は自分のバンド、川口雅巳ニューロックシンジケートと、このlos doroncosと、元不失者のドラマー小杉淳氏とのバンド、と3つのバンドを掛け持ちしており、その他にも多数のセッションをこなす、東京アングラ・ロック・シーンの中心人物のひとりである。

さてイベントは松下慶太氏のギター弾き語りからスタート。シンプルで朴訥とした歌にはアシッド・フォークの香りがする。ギターが朝生愛さんとお揃いだ。如何にも真面目な草食性男子というルックスをもう少し改善したらいいのに、と思う。

2番手はlos doroncos。バンド名から分かる通り、元裸のラリーズのどろんこさん率いる4人組。ドラムは女の子だ。ラリーズや湯浅湾を好きな人なら気に入るに違いないサイケデリック・ロックを聴かせる。ファズとエコーをかけまくった爆音ギターが快感。

3番目はDJ Shhhhh。アフリカ音楽を中心にしたエスニックなミックスに踊り出す人も。

トリにヘアスタ=中原昌也氏。今回は久々にギターを使用せず純エレクトロニクス演奏。ギターを運ぶのが面倒くさくなったとは本人の弁。幾重にも折り重なる電子音響が時にハーシュに時にユーモラスに展開するヘアスタ独特のサウンドが聴けて嬉しい。ギターも目先が変っていいけど、やっぱりエレクトロ・ノイズが好きだ。

終演後Soupのスタッフの誕生パーティーに同席。元HMVの店員さんや元P-Vineの人と知り合う。
中原氏は新たに音楽事務所と契約したそうだ。今まで不透明だったスケジュール管理が整理されることと思う。
また最近ベルギーのレーベルの依頼でアルバムをレコーディングしたとのこと。かなり気合いを入れて制作したらしいから期待しよう。

ヘアスタのスケジュール:1/29三軒茶屋Grapefruit Moon、2/6六本木Super Deluxe(ノルウェーのミュージシャンと共演)、2/15六本木Super Deluxe(アルゼンチンのReynoldsのメンバーと共演)。

ボルヘスが
蘇って来た
落合に

行きがけに中野Disk Unionに寄って高柳昌行のCDを2枚買った。





コメント (2)
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