UFO Club 15周年記念イベントの一環で灰野さん+亀川千代氏(exゆらゆら帝国、The Stars)+HIKO氏(Gauze)のスペシャル・トリオのライヴが開催された。ゆら帝解散後久々に公式に亀川氏が出演する(昨年夏に燻裕理氏+石塚俊彦氏との共演があったようだが、シークレット扱いだった)ということでチケットはあっという間にSold Outになったらしい。
私は電話予約開始日にフライングをして3分前に電話して予約番号1番だった。
亀川氏と灰野さんは今まで何度か共演の話があったようだが亀川氏の「恐れ多くて・・・」という理由で実現しなかったとの噂を耳にした。
今回やっと実現した背景にはUFO Clubの積極的アプローチと、GauzeのHIKO氏の尽力があったのかもしれない。
開場の1時間半前に行ったら、既に6人くらい並んでいた。先頭はこのブログによくコメントをくれるHKさん。3時間前から並んでいるという。リハの音が時々漏れ聴こえるのだが、かなりの大音量でハードな演奏。期待が高まる。
珍しくオンタイムで開場。その頃には50人近い人の列が出来ていた。ちなみにUFO Clubのキャパは120人。予想通り亀川氏目当ての女性ファンが多い。余裕で最前列、またしても灰野さんの正面を確保できた。この日はステージ前のカーテンが開いていてセッティングをじっくり観察できた。左から亀川、HIKO、灰野の並び。灰野さんはエフェクターを10個、アンプを3台使用。亀川氏の足元にも3個エフェクターがある。でも演奏中はエフェクターを踏むことは無かったようだが。
5分押しくらいで3人がステージに登場。あまりにそっけない登場の仕方に観客もどう反応してよいか分からない様子。
亀川氏のへヴィなリフでスタート。すぐにHIKO氏が嵐のようなハードコアなドラミングを重ねる。そして灰野さんのサイケデリックなロングトーン。かなりの大音量が耳を劈く。いいようのない快感。3人の死闘のような攻撃的な演奏が凄まじいエネルギーを発する。昔、阿部薫氏がアメリカのフリージャズ・ドラマー、ミルフォード・グレイヴス氏と共演した時、観客に背を向けてミルフォードに向かって挑戦的にサックスを吹き鳴らした、という逸話が頭をよぎる。灰野さんは痙攣するような激しいアクションでSGを掻き鳴らし、HIKO氏は驚くべき手数でアヴァンギャルドなビートを叩き出し、亀川氏は暗闇に蠢いて驚異的なフレーズを繰り出す。
灰野さんが歌うときは若干静かになるが、それ以外は全力疾走の激しいバトルが展開する。灰野さんは二人に対して"もっともっと"というように身振りで煽る。始めは踊っていた女の子たちも半ば位から呆然と立ちすくんでいる。このハードなサウンドの嵐は2時間半途切れることなく続いた。最後にHIKO氏がギヴアップ、転げ落ちるように楽屋に引っ込んでしまう。その後の灰野さんと亀川氏の2分間の一騎打ちが凄かった。
全力を出し尽くしたテンションの高いライヴに観客も精根尽き果てた感じ。アンコールの拍手も起こらなかった。
楽屋ではかなり疲労した感じの二人に比べ、灰野さんは普段どおり上機嫌。鍛え方が違うね。
長年の
夢がかなった
冬の夜
オルーク+アンバーチ、不失者、ドラびでお+mito、そして今回と、1月だけで4つの異なるトリオを観たが、どれも全く違ったベクトルを持っていて面白かった。この調子で今年も飛ばしてください、灰野さん。
私は電話予約開始日にフライングをして3分前に電話して予約番号1番だった。
亀川氏と灰野さんは今まで何度か共演の話があったようだが亀川氏の「恐れ多くて・・・」という理由で実現しなかったとの噂を耳にした。
今回やっと実現した背景にはUFO Clubの積極的アプローチと、GauzeのHIKO氏の尽力があったのかもしれない。
開場の1時間半前に行ったら、既に6人くらい並んでいた。先頭はこのブログによくコメントをくれるHKさん。3時間前から並んでいるという。リハの音が時々漏れ聴こえるのだが、かなりの大音量でハードな演奏。期待が高まる。
珍しくオンタイムで開場。その頃には50人近い人の列が出来ていた。ちなみにUFO Clubのキャパは120人。予想通り亀川氏目当ての女性ファンが多い。余裕で最前列、またしても灰野さんの正面を確保できた。この日はステージ前のカーテンが開いていてセッティングをじっくり観察できた。左から亀川、HIKO、灰野の並び。灰野さんはエフェクターを10個、アンプを3台使用。亀川氏の足元にも3個エフェクターがある。でも演奏中はエフェクターを踏むことは無かったようだが。
5分押しくらいで3人がステージに登場。あまりにそっけない登場の仕方に観客もどう反応してよいか分からない様子。
亀川氏のへヴィなリフでスタート。すぐにHIKO氏が嵐のようなハードコアなドラミングを重ねる。そして灰野さんのサイケデリックなロングトーン。かなりの大音量が耳を劈く。いいようのない快感。3人の死闘のような攻撃的な演奏が凄まじいエネルギーを発する。昔、阿部薫氏がアメリカのフリージャズ・ドラマー、ミルフォード・グレイヴス氏と共演した時、観客に背を向けてミルフォードに向かって挑戦的にサックスを吹き鳴らした、という逸話が頭をよぎる。灰野さんは痙攣するような激しいアクションでSGを掻き鳴らし、HIKO氏は驚くべき手数でアヴァンギャルドなビートを叩き出し、亀川氏は暗闇に蠢いて驚異的なフレーズを繰り出す。
灰野さんが歌うときは若干静かになるが、それ以外は全力疾走の激しいバトルが展開する。灰野さんは二人に対して"もっともっと"というように身振りで煽る。始めは踊っていた女の子たちも半ば位から呆然と立ちすくんでいる。このハードなサウンドの嵐は2時間半途切れることなく続いた。最後にHIKO氏がギヴアップ、転げ落ちるように楽屋に引っ込んでしまう。その後の灰野さんと亀川氏の2分間の一騎打ちが凄かった。
全力を出し尽くしたテンションの高いライヴに観客も精根尽き果てた感じ。アンコールの拍手も起こらなかった。
楽屋ではかなり疲労した感じの二人に比べ、灰野さんは普段どおり上機嫌。鍛え方が違うね。
長年の
夢がかなった
冬の夜
オルーク+アンバーチ、不失者、ドラびでお+mito、そして今回と、1月だけで4つの異なるトリオを観たが、どれも全く違ったベクトルを持っていて面白かった。この調子で今年も飛ばしてください、灰野さん。