A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【着座アイドルワンマン公演】ネクロ魔『higan』@東京キネマ倶楽部 2020.9.23(wed)/爆裂女子『爆裂大乱闘-バーストコロシアム-』@渋谷WWW 2020.9.30(wed)

2020年10月05日 01時19分26秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


ウィズコロナ環境下で未だにライヴイベントに制限が設けられている9月下旬、筆者の推しのグループがちょうど1週間違いでワンマンライヴを敢行した。どちらも入場者数制限付き、マスク着用、モッシュ・ダイブ・声出し禁止、着座でのライヴ鑑賞。コロナ以前はパフォーマー(アイドル)とオーディエンス(ヲタク)の相互作用で作り上げていたライヴ現場が、ステージ上からの一方通行の表現伝達になり共感崩壊(Communication Breakdown)してしまう不安もあったが、蓋を開ければ創造性が会場全体に満ち溢れ、これまでとは一味違うライヴ現場が表出した。方や新たなるパフォーマンス方法に挑戦して異次元の表現力を発揮し、方やこれまでの激しいパフォーマンスに磨きをかけることで、さらに先鋭的な表現体となりることを証明した。この先ライヴ環境がどのように変化していくかは誰にもわからないが、少なくともこの二組の女子アイドルについては、どのような事態になっても心配も不安も必要なく己の道を突き進むという確信を強くした満月の夜であった。

●NECRONOMIDOL


2020年9月23日(水) 鶯谷 東京キネマ倶楽部
NECRONOMIDOL ワンマンライブ「higan」

メンバーの過半数が入れ替わり新体制がスタートして5か月も経たないうちに東京キネマ倶楽部でワンマン公演とは、コロナ禍じゃなくても無謀と思える大胆な挑戦である。ひとり伝統を引き継ぐ現役メンバーも、すべてを新曲として一から覚える新メンバーも、重責とプレッシャーを背負いながらも、苦しい顔を見せもせず、輝く笑顔で楽しんで歌い踊る姿に心が潤おう。前半途中で何の前触れもなく披露された新曲「EX OBLIVIONE」にサプライズ。初の試みのステージドラマは、ストーリーの中にネクロ魔ソングのパフォーマンスを織り込んだミュージカル仕立てのシアターピース。聴きなれた楽曲が、物語のあらすじに挟まれて新しい意味を与えられて生き返る。輪廻転生を実感させるステージだった。




●爆裂女子


2020年9月30日(水) 渋谷WWW
爆裂女子 爆裂大乱闘-バーストコロシアム-

コロナ以前に発表された渋谷WWW公演をコロナ禍の為人数限定に変更し、チケットを再発行した爆裂女子。手間がかかる作業だが、結果として限定チケットはソールドアウト。”暴れまくりのパンクロックアイドル”というキャッチフレーズ通りの激しい現場が特徴なだけに、着座ライヴでどこまで魅力が発揮できるか不安だったが、ステージに登場したメンバーの堂々とした姿を見たとたん、不安な気持ちは吹っ飛んだ。これまで以上の迫力で歌い踊るテンションの高さが、パフォーマンス力の向上に支えられ、アスリートの演技を見るような安心感のある興奮に包まれた。MC明けに前置きなしに披露された新曲「最底辺ロマンス」はラップパートを取り入れた新機軸のナンバー。パフォーマンスを磨き上げることで、ベーシックはそのままで新たな世界へ旅立つことが出来る。爆裂現場の可能性は無限大である。



新機軸
磨き上げたら
新時代




【LIVE】爆裂女子2020.9.30渋谷WWWワンマンライブ「爆裂大乱闘-バーストコロシアム-」 ギシキ
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