A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【特報】1/14成人の日『盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會vol.21』〜滅多に聴けない面白音楽を浴びるイベント〜開催のお知らせ

2019年01月08日 09時00分47秒 | 素晴らしき変態音楽


盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會vol.21
Cérémonie de musique extrême

2019年1月14日(月・祝)
渋谷DJ BAR EdgeEndDJ
18:00 Open/Start  
Charge ¥1,000 incl.1drink
*新成人チャージフリー 1drink別(要身分証明書)

盤魔殿DJ ALL STARS
DJ Qliphoth / DJ Athmodeus / DJ Vaby / DJ Necronomicon / DJ Bothis / DJ BEKATAROU

極端音楽成人式
Avant-garde, Noise, Industrial, Dark Ambient, Neofolk, Punk, Hardcore, Idol, Black Metal, Middle-east, Ethnic, Ritual, Medieval, Acid Folk, UnderGround,… Everything Weirdness About Music!
来場者全員にフリーZINE『盤魔殿アマルガム』進呈

【異端DJの聴かせどころ】
●DJ Qliphoth aka 宇田川岳夫
新宿レコードマスター追悼
マダムが星になって一年も経たないうちにマスターも宇宙に旅立った。西新宿の店の跡地はカレー屋になっていた。全ては70年代の時代の空気が生んだ幻か。プログレからアヴァンギャルドそしてトラッドまで、新宿レコードで買った音源やそれに纏わるものを中心に、新成人の皆様に送る君のための音楽。




●DJ Athmodeus aka 持田保
はじめに言葉ありき!ジャズやヒップホップ、ラジオ、各種コラージュを通しポエジー&ケイオスを追求したロゴスとしてのDJセットとは??未来世紀のスモーキング・ブギ??????




●DJ Vaby aka 大場弘規
今回は「オールジャンル7inch Special」と題しまして、恐らく殆どの人が初見だろうと思われるウルトラメガレアなアレや¥100でゲットしたコレ、懐かしく思うだろうソレ、ちょっといわく付きの...とかジャンルに拘らず、しかし盤魔殿に相応しいマテリアルの数々をお届けしますのでお楽しみにして下さいませ!




●DJ Necronomicon aka 剛田武
Another SIde of Japanese Folk Music
ブログで連載中の「100 Folks(One Hundred Folks)」を中心に、正月衝撃をもたらした春日井直樹『呪歌』など、日本のフォークの隠された秘密が分かる歌声喫茶DJタイムをお届けします。




●DJ Bothis aka 山田遼
新年一発目ということで、アメリカのSelf Abuse Recordsより1997年から1998年にかけて出版された、シリアルキラーをテーマにした7インチ12枚セットの「Murder Series」をかけていきたいと思います




●DJ BEKATAROU aka 伊藤元
2019年盤魔殿はじめは夢中酩酊にはじまり 空を超えて星の彼方へ音を届けるべく 聴き心地の良いDJに努めます…



新成人
大人はじめは
盤魔殿

▼掟ポルシェさんも注目!



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【えいたそモダニズム】Episode22『学園トゥインクル』〜でんぱ組/フィンガー5/福山雅治/ラモーンズ/シンディ・ローパー/横浜銀蝿/アリス・クーパーetc.

2019年01月06日 11時17分19秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


昨年度筆者の地下アイドル観察は新たな局面に入り『地下アイドルへの招待』『Extreme Music From Japan〜ジャパノイズと地下アイドル』『Meet the Underground Music〜ネクロ魔瑳里ちゃんの地下アイドルへの招待』など、多くのアイドル妄想論を著した。その一方で、筆者の妄想の師匠であり、一生涯妄想することを誓ったでんぱ組.incのえいたそ☆成瀬瑛美さんをテーマにした妄想論『えいたそモダニズム』の執筆ペースがスローになったことを指摘する読者も多いだろう。しかしこれは筆者の嗜好の変化や心変わりによる「推し変・他界」ではない。

大きな理由はえいたそ本人の成長である。2017年末に新メンバーを迎え7人組になったでんぱ組は、2018年は順調に活動を行ってきた。若い新メンバー2名を見守る年長メンバーの中でも、えいたそが持ち前のポジティブな明るさでグループのパワーの原動力になっていることを感じる。金髪の最上もがの脱退で、ひとり茶髪のえいたそが特に目立つようになったこととも無関係ではないだろう。しかし昨年末に「スター☆トゥインクルプリキュア」の声優キャストに選出されたことが発表され、夢眠ねむの卒業で意気消沈気味だったでんぱ界隈に大きな慶びをもたらしたことは、彼女の努力の賜物であり、大いなる成長の証である。一介のヲタクに過ぎない筆者としては、順調に夢を実現させていく彼女に、戯けた妄想ばかりしていては申し訳ないと、心のどこかで遠慮していたのかもしれない。
成瀬瑛美「プリキュア」新作のメインキャストに抜擢「夢のようで幸せ過ぎます!」

その一方でえいたそは大丈夫だから、もっと手間のかかる地下アイドルの推しメン:都子(爆裂女子)/瑳里(ネクロ魔)/KOYAMA FLAME(ハミシス)/楠 芽瑠(キスエク)/コットン(ドッツ東京)etc.の面倒を見るべきだ、と高を括っていたことも事実。地下現場に通い詰めるあまり、でんぱ組の情報チェックが疎かになり、リリースやイベント、メディア露出のフォローが足りなくなったことも確かである。

1月1日リリースのニュー・アルバム『ワレワレハデンパグミインクダ』はファンクラブでんぱとう限定スペシャルパッケージを購入したが、お菓子の缶のような形状に気後れして、正月三が日は手も付けず神棚に飾っていた。昨夜やっと封を開け、CDを聴いてみたところ、これがまた素晴らしく良い。最近のステージで展開される「カオスを混沌のママでパワーに転化する」超スピーディーなサウンドパノラマが繰り広げられ、地下vs地上/マイナーvsメジャー/前衛vsポップ/陰vs陽の二元論の垣根を吹き飛ばす解放感に満ちている。何よりもメンバーの歌声に溢れる無限大の喜びが、聴き手の心と身体を歓喜の嵐に巻き込むのである。



武道館公演『JOYSOUND presents でんぱ組.inc コスモツアー 2019 in 日本武道館 ワレワレハデンパグミインクダ ~宇宙からの帰還~ supported by VILLAGE VANGUARD』を間近に控え、気持ちも新たに妄想論『えいたそモダニズム』執筆に挑む覚悟を決めた。

【えいたそモダニズム】Episode22『学園トゥインクル』
2018年11月17日(土)東京 TOC有明コンベンションホール
でんぱ組.inc「プレシャスサマー!」リリース記念2ショットチェキ撮影会



9月30日(日)に実施予定だったが、台風24号の影響により延期になっていたシングル・リリイベの振替イベント。12時からの第1部の2ショットチェキ撮影会の衣装は惑星セーラー服なので、10月12日の爆裂女子都子生誕祭の為にヤフオクで購入した学ランを着て行った。セーラー服コスプレは多いが、学生服姿はゼロの現場はアウェー感たっぷりだが、都子ちゃんや爆団(爆裂女子のファンの総称)から似合うと褒められた晴れ姿に迷いは無い。いつも以上にドキドキしながらえいたその前に出ると「わあい、学生服♥」と喜んでくれた。ブログをネットで読んでいると言われて舞い上がって次のお題を尋ねるのを忘れかけたが、えいたその方から『学園』でどうかな?と言ってくれた。



「たくさんあるよね」と言われて「大丈夫」と応えたが、探してみると「学園」をタイトルにした曲は余り無い。そこで瑛美さんのJK時代の姿を妄想しながら『学園あるある』的な楽曲をピックアップした。この曲を聴くことで、自分と瑛美が学生時代に出会ったとしたら、どんなラブロマンスが生まれるか、妄想していただければ幸いである。

●でんぱ組.inc『白魔女学園』


『白魔女学園』(Innocent Lilies)は2013年9月21日(土)公開のでんぱ組.inc主演のドラマ。仮面ライダーシリーズやスーパー戦隊シリーズを制作しているテレビ朝日と東映が制作している。2015年、シリーズ第2弾『白魔女学園 オワリトハジマリ』(Innocent Lilies: the end and the beginning)が劇場公開された。

でんぱ組は初期からセーラー服を衣装にしているが、具体的に『学園』を標榜したのはこの映画からである。学校を舞台にした少女たちのバトルは、メンバーが子供の頃から馴染んできた設定であり、それを実演できることは妄想女子の夢であろう。特に田舎でアニメ漫画に憧れて育ったえいたそにとっては、たとえ汚れキャラであってもこの映画が夢の第一歩だったことは間違いない。

【予告】「白魔女学園 オワリトハジマリ」60秒ver.



●フィンガー5『学園天国』


1974年3月5日に発売されたフィンガー5の5枚目のシングル。累計売上は105万枚を記録。オリコンシングルチャート最高位は第2位。「個人授業」「恋のダイヤル6700」に続き、学校生活がテーマ。

当時10歳だった筆者はこの曲で「学園」という洒落た言葉を初めて知った。同い年の末っ子・妙子とひとつ上の丸めがねの晃は、キラキラ輝いて同じ日本人とは思えなかった。テレビ漫画の「リボンの騎士」や「キャンディキャンディ」と同じ香りがした。一方とことん日本人的な暗さのある「タイガーマスク」や「どろろ」も好きだった。

学園天国



●福山雅治『トモエ学園』


福山雅治の配信限定シングル。2017年12月1日リリース。黒柳徹子の半生を描いたテレビ朝日系列ドラマ「トットちゃん!」主題歌。タイトルは黒柳の母校であるトモエ学園に由来する。

他人の学生時代の歌を書くことは、筆者のえいたそ妄想に似て、事実以上のファンタジーを加味しなければ意味がない。「黒柳さんの人生を描くところからスタートし、その中で、『自由』『幸せ』とは、特に『自由』とはどういうことかを自身に問いかけました」「楽曲の中で描いた『自由』とは、すべての個性を肯定すること」と語る福山は筆者以上に真面目な妄想家のようだ。

福山雅治 - トモエ学園



●ラモーンズ『ロックンロール・ハイスクール』


パンクロック・グループ、ラモーンズが同名映画の為に書き下ろしたナンバー。1979年6月リリース。映画にはラモーンズも出演している。

ロック撲滅運動を行う堅物教師に高校生がロックンロールで反抗するというストーリーは、50年代にビル・ヘイリーとコメッツが「ロック・アラウンド・ザ・クロック」をヒットさせた映画『暴力教室』以来の学園+ロックの設定を踏襲している。掃除の時間に箒をギター代わりにバンドの真似をした経験はえいたそにもあるかもしれない。

Rock & Roll High School - The Ramones



●横浜銀蝿『ツッパリHigh School Rock'n Roll (登校編)』


横浜銀蝿、正式名称「THE CRAZY RIDER 横浜銀蝿 ROLLING SPECIAL(TCR横浜銀蝿RS)」の2枚目のシングル。1981年1月12日発売。発売元はキングレコード。オリコン週間2位、年間15位。他に「試験編」もリリースされた

「ロックは不良の音楽」と日本で呼ばれたのは5〜60年代だというが、現在に至るまでその風潮は消えてはいない。特に暴走族や校内暴力が全盛だった80年代の不良=ツッパリはソリを入れたリーゼントが定番スタイル。それに対抗したパンクスもアナーキーをはじめとする不良スタイルだった。何故か筆者の周りにツッパリはいなかったが。

ツッパリ・ハイ・スクール・ロックン・ロール(登校編)



●シンディ・ローパー『ハイ・スクールはダンステリア』


「ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン」 (Girls Just Want to Have Fun) は、アメリカの女性歌手シンディ・ローパーのソロ歌手としての最初のメジャーシングル曲。1983年8月にリリースされ世界的なヒット曲になった。日本でのシングル発売時のタイトルは「ハイ・スクールはダンステリア」であったが、後に原題を片仮名表記したタイトルに修正された。

世界的にMTVがブームになり、洋楽ミュージックビデオがお茶の間でも流れるようになった80年代半ばを象徴するヒット曲。とにかくカラフルで陽気なイメージは、今で言えばパリピのようだが、当時の日本の女子にはなかった垢抜けた魅力を振りまいた。えいたその弾けたキャラの元祖はシンディ・ローパーかもしれない。

Cyndi Lauper - Girls Just Want To Have Fun (Official Video)



●E-girls『Highschool ♡ love』


E-girlsの11作目のシングル曲。2014年9月10日にrhythm zoneより発売された。オリコン週間2位、年間82位。Googleが発表したYouTube Rewind 2014の「2014年トップトレンド音楽動画(日本)」で13位を記録した。

E-girlsはアイドルなのか違うのか、未だにはっきり分からない。パフォーマンスの隙のなさや女子人気の高さはK-POPを彷彿させるし、何よりも地下アイドルの持つ「陰」の部分がまったく感じられない。E-girlsは高校のマドンナを目指すポジティブ女子の象徴なのであろう。弱き心を愛する筆者にとっては現時点ではOUT OF REACHである。

E-girls / Highschool ♡ love



●The Prettiots『Boys (I Dated In Highschool)』


ニューヨーク・ブルックリン出身、ローティーンの頃からユーチューバー、モデル、女優として活動していたカリスマ女子3人組プレティオッツの1stシングル。2015年に英ラフトレードじゃらリリースされた。

ウクレレ片手に「高校の頃付き合っていた男の子たち、見かけは大人っぽいけど中身は子供で我が侭、イザとなるとビビっちゃって可愛いの」と歌う女子目線のストーリーは、童貞を殺す○○が流行る日本でも同じだろう。悶々とした草食系男子だった筆者に比べ、漫画やアニメや同人誌から大人の世界を学んだ十代のえいたその知識は遥かに高かったに違いない。

The Prettiots-Boys (I Dated In Highschool) (Music Video)



●アリス・クーパー『スクールズ・アウト』


「スクールズ・アウト」(School's Out)は、アリス・クーパーが1972年に発表した楽曲。当時のバンド・メンバー5人の共作で、アルバム『スクールズ・アウト』からの先行シングルとしてリリースされた。「永遠の夏休み」をテーマに、クリスマスの朝と学校が休みに入る直前を「人生で最も偉大な3分間」と考え「その3分間を歌の中に捕らえられたら、凄いことになるだろうな」と考えた作ったという。

学校が休みになる夏休みの解放感は、学生じゃなきゃ味わえない。1ヶ月間、いやな仕事や嫌いな上司や仕事先の顔を見なくて済む休みが社会人にもあればいいのに、と思ったことは誰でもあるだろう。それが不可能だからこそ、俺は今日も推しメンに会いに行くのだ。つまりえいたそは<俺の夏休み>つまり『プレシャスサマー!』なのである。

Alice Cooper - School's Out (1972) HD 0815007


ヲタクには
アイドル現場が
夏休み

▼えいたそ=夏休み説


でんぱ組.inc「プレシャスサマー!」
コメント (1)
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【地下アイドルへの招待】第14回:アイドルの未来とは?〜爆裂女子『NO FUTURE IDOL』/ネクロ魔『未来へ』/でんぱ組『新たなる旅立ち』

2019年01月05日 03時22分45秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


【地下アイドルへの招待】第14回:アイドルの未来とは?
〜爆裂女子『NO FUTURE IDOL』/ネクロ魔『未来へ』/でんぱ組『新たなる旅立ち』〜

DJ Necronomicon ネクロノミコン(a.k.a.剛田武)


2019年1月7日は日本地下アイドル史に於いて記念すべき重要な日になるだろう。渋谷WWWXでは暗黒系アイドルユニットNECRONOMIDOL(ネクロ魔)が、瑳里・夜露ひなラストライブ「未来へ」を開催。最初期メンバーの瑳里、そして3番目に所属歴の長い夜露ひながネクロ魔を脱退する。そして新宿ロフトでは暴れまくりPunkRockアイドル爆裂女子-Burst Girl-が一周年2ndワンマンライヴ「No future IDOL?」を開催する。2018年1月7日渋谷Milkywayでライヴデビューしてから丁度1年目に活動の成果を世に問う重要なライヴとなる。



ここで注目すべきは、ネクロ魔が「未来へ」、爆裂女子が「NO FUTURE=未来は無い」と正反対の意味のタイトルを冠していることである。爆裂女子の前身の偶想Drop時代から好敵手として何度も対バンし、爆裂女子デビュー後も都子ちゃん生誕祭をはじめ、何度か対バンしてきた両グループが相反する主張をするとはこれ如何に?

20170411 零(偶ドロ)×月城ひまり(ネクロ魔) コラボ 新宿アンチノック


メンバー二人を失うネクロ魔は、既に新メンバーのオーディションを終え、新体制で活動することを表明している。つまり1月7日のライヴはお別れではなく、文字通り「未来へ」の新たなスタートである。

necronomidol柿崎李咲2018生誕全編


瑳里・夜露ひなラストライブ「未来へ」
2019.1.7(月) 渋谷WWW X
開演19:30 前売り¥3000
e+


では爆裂女子は何故「NO FUTURE=未来は無い」と名付けたのだろう。彼女たちこそ1周年を迎え、2年目、3年目と未来へ向けて意気揚々と活動すべきではないか。鍵は爆裂女子が標榜する「パンクロック」にある。1976年にニューヨークとロンドンを中心に勃発したパンク革命は、当時の権威を否定して自分の手で新たな時代を創り出す動きであった。ロンドンパンクの代表バンド、セックス・ピストルズのプロパガンダのひとつが「NO FUTURE」だった。代表曲『ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン』でジョニー・ロットンが「NO FUTURE=未来は無い」と嘲るように歌う対象は、女王陛下や英国政府という旧体制/権威主義である。つまり「今の状況を変えなきゃ未来はないぞ」というポジティヴなステートメントだった。その精神を継承する爆裂女子の「NO FUTURE IDOL」も「未来が無いアイドル」ではなく「未来を無くさない為に、現状を変革するアイドル」の宣言なのである。

【LIVE】爆裂女子-BURST GIRL- 2018,09,01 『爆裂地獄 ~爆団100人ぶっ潰せ♪~』ONE MAN LIVE digest@中野heavysick ZERO


爆裂女子1周年2ndワンマン‬ No future IDOL?
2019年1月7日(月) 新宿LOFT‬
OPEN 18:30 / START 19:00‬
前売 \3000/当日 \3500‬+1D
ローチケ ⇒e+ ⇒チケットぴあ


さらに1月7日はでんぱ組.inc『コスモツアー2018:夢眠ねむ卒業公演 〜新たなる旅立ち〜』が日本武道館で開催され、初期メンバーのねむきゅんこと夢眠ねむが卒業する。でんぱ組は6人組の新体制で再始動、一方ねむきゅんは3月に芸能界を卒業し新たなキャリアをスタートさせる。



1月1日リリースのニューアルバム『#ワレワレハデンパグミインクダ』に収録された『FD3, DEMPA ROCKET GO!』(2011年の3rdシングル『Future Diver』の続々編)では「止まるなよ 現状維持=退化でしょう!」と歌われる。つまり爆裂女子の「NO FUTURE IDOL」と同じアティテュードを表明しているのだ。

でんぱ組.inc「ワレワレハデンパグミインクダ」Trailer Movie


JOYSOUND presents
でんぱ組.inc コスモツアー 2019 in 日本武道館 夢眠ねむ卒業公演 ~新たなる旅立ち~
supported by VILLAGE VANGUARD
1/7(月)日本武道館
開場 16:00 / 開演 17:00
Ticket: SOLD OUT


爆裂女子、NECRONOMIDOL、でんぱ組.inc。奇しくも筆者の推しTOP3のアイドルが同じ日に揃って『未来』へ旅立つ。そんな2019年を迎え、筆者も新たな未来へ向けて気持ちを一新して奇想/妄想に精を出す所存ですので、本年も何とぞよろしくお願いします。

アイドル論
誓うぞ新春
ごあいさつ

未来へ=ネクロ魔、NO FUTURE=爆裂女子、両者が早くもタイマンを張る奇跡のツーマンライヴも決定。
これは未来のアイドルではない。アイドルの未来である。

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【地下アイドルへの招待】第13回:2018 年地下アイドル総決算、そして2019年への展望〜爆女/ハミシス/ブクガ/ネクロ魔/キスエク/ドッツ

2019年01月03日 03時37分56秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


地下アイドルへの招待
第 13回: 2018 年地下アイドル総決算

DJ Necronomicon ネクロノミコン(aka 剛田武)


これまで 12 回にわたり地下アイドル計 26 組を紹介してきたが、新陳代謝の激しいアイドル現場に振り回されて、時の過ぎゆくままに推し増しを続けていては時間も金も精力も尽き果てて、枯れ木のように朽ち果てる運命が見えてくる。時には立ち止まって、“推しごと納め”をせねばなるまい。ちょうど世の中は街が華やぐクリスマスも過ぎ、1年の総決算の大晦日から1年の計が有ると言われるお正月に突入中。荒れ放題のハロウィンに倣ってニューイヤーイヴを渋谷のスクランブル交差点の雑踏の中で過ごすと言う愚の骨頂をテレビで嘲笑いながら、ノンアルビールに酔っぱらい除夜の鐘を聞き逃す愚行を冒した2日前の記憶も遠く、夜更け過ぎに雪へと変わるはずの雨も降らない三賀日はひとりボッチのベッドの中で微睡ながら推しの数を数えてみるのも悪くない。(アルファベット順)

●爆裂女子-Burst Girl-

2019 年 1 月 7 日にデビュー1周年を迎える暴れまくりのパンクロックアイドル爆女こそ、筆者が最も激しく推すアイドルグループである。リリースは会場限定CD シングル 1 枚のみだが、既にLP なら 2 枚組分のレパートリーを持っており、パンクだけに収まらないバラエティを垣間見せる。しかしながら爆女こそ音や映像パッケージではなく、ライブ現場で体験すべきライヴアイドルの急先鋒であり、デジタルやバーチャルの限界を明らかにする試金石に他ならない。Entertainment Through Pain(痛みを通した娯楽)というスロッビング・グリッスルのタイトルは爆女にこそ相応しい。

爆裂女子-BURST GIRL-/ナンシー【OFFICIAL MUSIC VIDEO】



●HAMIDASYSTEM


デビュー2 周年を迎えたばかりのメロディック・エレクトロニカ 4 人組ハミシスは 2 枚のミニアルバムをリリース。最新の『歪んだ鉛筆は誰かに折られないために』は”物語プロジェクト“として 4 人のメンバーそれぞれを主人公にしたオリジナル小説とビデオを作成し、音楽・映像・言葉三位一体のハミシスワールドを創造した。その成果は2018年12 月 17,18 日連続で開催されたワンマンライヴ『黄昏の君/黎明の貴方』にて舞台上で披露された。2019 年には着座の会場でのライブが開催されるという。はみ出す勇気で臨む新展開が楽しみ。

HAMIDASYSTEM - 行方 (Official Music Video)



●Maison book girl


結成 5 年目のニューエイジポップユニット、ブクガは昨年 11 月に 3rdアルバム『yume』をリリース。初めて聴いたときの変拍子とミニマリズムの衝撃はお洒落スタイルのオブラードに包まれて殊更意識することはなくなったが、言葉とサウンドの繰り返しが生む既視感は、1950 年代の SF の過ぎた未来を追体験するような捻じれた快感を与えてくれる。12/16 に着座のホールで開催されたワンマン公演は、音だけでは捉えられない『yume』の体験アトラクションとして、アイドルライブの新境地を感じさせた。1月17日に灰野敬二とコラボを果たすコショージメグミのポエトリー活動にも期待したい。

Maison book girl / 夢 / MV



●NECRONOMIDOL


ブクガと同じく結成 5 年目に突入した暗黒系アイドルユニット、ネクロ魔は昨年9 月に 3rd フルアルバム『VOIDHYMN』をリリース。デビュー以来のブラックメタル、ダークウェイヴの陰鬱感に加え、ヘヴィメタルやゴシックロックのエモーションを注入した独自の世界を拡大させた。4 回の海外ツアーを敢行、特に 10 月の H.P.ラブクラフト・フィルム・フェスティバルへの出演は、結成以来のクトゥルフ神話へのオマージュが公式に認められた証であった。確実に世界に爪痕を残した侭で初期メンバー2 名が卒業を発表。2019 年1月13日から新体制で新たな地平を目指す。

NECRONOMIDOL - STRANGE AEONS Music Video



●xoxo(Kiss&Hug) EXTREME


デビュー2周年を迎えたプログレッシヴアイドル、キスエクは2018年6月に全国流通盤『The Last Seven Minutes』、7月に『組曲「革命」』、10月にMELLOW GREEN WONDERとのコラボシングル『ν-Romantica』をリリース。キラキラ系からラウド系、さらに本格プログレバンドまで対バンを問わないフレキシブルなライヴ活動を通じて、プログレッシヴロックとアイドルポップの融合という斬新なコンセプトを定着させてきた。複雑な曲を満面のアイドルスマイルで軽々こなす四人のメンバーの癒しパワーで、偏屈なロック/プログレ界隈を革命して欲しい。

イロノナイセカイ / xoxo(Kiss&Hug) EXTREME 2018.10.6 吉祥寺シルバーエレファント



●・・・・・・・・・


2周年を迎えたシューゲイザーアイドル、ドッツ東京は4回に亘るワンマンライヴや10回以上の定期公演と精力的に活動したが、9月にメンバー二人が脱退し3人組になった。以降メンバー増強すること無くトリオとして活動続行。不可解なコンセプトは相変わらずだが、メンバーの努力や健気さが明確に発揮され、人間らしいグループに見えてきた。あたかも妖怪人間ベムが人間になったように。2019年の動きが読めないが、良きにせよ悪しきにせよ何か大きな変化が起こるような気がしてならない。現在コットンと呼ばれる推しメンのノイズ活動はどうなるのだろうか。

20180818 「ねぇ」LIVE映像 ( tipToe. ・・・・・・・・・ TWOMAN「Tokyo Sentimental」@渋谷WWW )


2019年
新アイドルとも
出会いたい

▼何はともあれココからスタート
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灰野敬二 -2018年最終公演-『不失者』@高円寺ShowBoat 2018.12.30 sun

2019年01月02日 00時29分43秒 | 灰野敬二さんのこと


12月30日(日)東京 高円寺ShowBoat 

灰野敬二 Keiji Haino -2018年最終公演-
不失者

open 18:00 / start 19:00 *終演時間未定
adv.¥4300 / door.¥4800

灰野敬二は12月上旬にブラジルを訪れて、リオデジャネイロのNovas Frequências Festivalに出演した(12/9 Teatro Odisséia)。日本から一度乗り換えてのべ30数時間かかる南アメリカでの初公演だった。ブラジル最大の実験音楽フェスの最終日に出演、超満員のソロライヴは大歓声に包まれ大成功だったという。



2月フランス、3月オーストリア/イギリス、4月ベルギー/ドイツ、6月アメリカ(シンシナティ)、8月アメリカ(ロサンゼルス/サンフランシスコ)、9月スウェーデン/デンマーク/ノルウェー、10月カナダ、12月ブラジルと海外公演ラッシュだった2018年の締めくくりとして、恒例の年末公演が高円寺ShowBoatで開催された。入口には「終演時間未定」と掲示されている。終電時間ギリギリになる可能性があると言う意味だろう。10年前はオールナイト公演だったことを思い出す。



昨年末および今年の生誕ライヴに続きバンド不失者のワンマン公演。メンバーはナスノミツル(b)とRyosuke Kiyasu(ds)。1978年に白石民夫とのデュオとして始動した不失者の40周年に当たる2018年の集大成に相応しい凝縮されたライヴ空間は、初めてのShowBoatで初めて不失者を観た2001年秋のモノクロームの記憶を呼び覚ますお香の香りと地下のライヴハウスの湿った空気もそのままに、17年間灰野を見続けてい来た星霜の堆積を一新するかの如く斬新な一期一会を経験させてくれた。
不失者@高円寺ShowBoat 2017.12.30(sat)
灰野敬二 生誕記念公演 不失者@高円寺ShowBoat 2018.5.3(thu)



第一部、CANやNEU!等のクラウトロックを思わせる反復フレーズを奏でるベースとドラムにハーディーガーディで絡む展開は、ソロ楽器とされるこの砲弾状の擦弦楽器の誤用の最たるものとしてハーディーガーディ史に残る快挙に違いない。27分の演奏に続き、断続リズムのリピートにアイリッシュハープを十指で弾き続ける解体的トラッドから、ドラムとベースが互いに牽制しあうように蛇行する間隙をギターで切断しながら螺旋状に絡ませた歌声と共に舞い上がる言葉は、聴き手の生温かい頭にすべての謎を注ぎ込む。始まってから30分も経たないうちに脳内のアドレナリンが無力化され、意識の伝達がスローモードに切り替わるのを感じる。言葉で考えることを放棄し、音の波状攻撃に降伏することで、優しさの渦に身を任せることとした。意識の真空地帯に陥ったまま2時間、ポリゴノーラの葉脈のバイオニックメタルの周波数に反応してシナプスが再起動され20分の休憩時間に息を吹き返した。



第二部は従来の不失者レパートリーを更新するような大音量ハードロックが中心。深いリバーヴがサウンドだけでなくビジュアルにも適用され、相当な音圧にもかかわらず耳も目も苦痛を感ずることなく、意識がパフォーマンスと滲み合う。音響と映像が脳幹に届くタイミングのズレが大脳皮質の振動に僅かな歪みを生じ、記憶中枢と感覚中枢の活性力の差が拡大されるので、右脳と左脳の機能の違いが中和され、全脳が一気に加熱・冷却を繰り返す。それは恰も人間の実存が深呼吸するように、「我想う我有り」という安易なプロパガンダに対する、非暴力(アヒンサー;अहिंसा)主義の世界革命戦争宣言であった。共に闘い抜いた同士の連帯感は世の中で最も美しく残酷なドリームポップナンバー「ここ」として共有され、ギターのアルペジオの最後の残響が消え去ったとき、時報が深夜12時を告げた。名残を惜しむアンコールに応えて再登場した3人は短くも密度は数時間分に匹敵するインスト演奏で旧年の煩悩を葬った。

不失者 2018.12.30 sun 高円寺ShowBoat


斯様な濃厚な時間の流れが天体の動きに影響を及ぼし、来るべき宇宙の終焉を少しだけ先に延ばす助けになることを祈りながら、2019年末も同じ公演の場に立ち会う決心を固めた。

Ryosuke Kiyasu in Fushitsusha - December 30,2018 - Highlight(2019.1.4追加)


新年も
信念変わらず
ライヴ好き

<灰野敬二2019年ライヴスケジュール>

1月6日(日) 東京 六本木SuperDeluxe 

Keiji Haino | Dōjō | Kukangendai
灰野敬二|道場|空間現代

Open: 18:00 | Start: 18:30
前売/Advance: ¥3,000 | 当日/Door: ¥3,500
ドリンク別/Plus drink

ライブ:
★ 灰野敬二 Keiji Haino
★ 道場 (八木美知依&本田珠也) Dōjō (Michiyo Yagi & Tamaya Honda)
★ 空間現代 Kukangendai
BGMセレクター:
★ 生西康典 Yasunori Ikunishi


1月17日(木) 東京・青山 月見ル君想フ

月見ル君想フpresents
編む言葉—触れる・揺れる・震える—
op 19:00 / st 20:00
料金:前売¥3500/当日¥4000(+1D¥600)

出演:
・灰野敬二(http://www.fushitsusha.com
・サクライケンタ(https://twitter.com/sakuraikenta
・コショージメグミ(Maison book girl)(http://www.maisonbookgirl.com
・Taigen Kawabe(BO NINGEN)(http://boningen.info


1月25日(金) 東京・高円寺ShowBoat 

サンヘドリン ONE MAN LIVE
開場 18:30/開演 19:00
前売¥4,000/当日¥4,500(税込・別途ドリンク代¥600)

【出演】
サンヘドリン
 灰野敬二
 ナスノミツル
 吉田達也

【問い合わせ】
ShowBoat
■Tel 03-3337-5745(14:00~23:00)
■Mail info@showboat.co.jp


1月27日(日) 東京 秋葉原クラブグッドマン 

GIGADISCO vol.2
開場12:30- 開演13:00- 終焉22:00
予約 ¥3,500/当日¥3,800(+1drink)

出演:
灰野敬二
美川俊治
山川冬樹
宇川直宏
FUCKER!!
テンテンコ
HIKO
hell stepper(Naoki Nomoto+F∞xLaser aka 100take)
イッシー
沖縄電子少女彩
GALCID
牧野由紀
ASTRO
若林美保
rhy-s(depth)
HIKO
阪口昌祥
森田潤
小浜田知子
HATAKEN
CD HATA × KOYAS
etc.


5月3日(金・祝) 東京 渋谷WWW

不失者
開場 17時/ 開演 18時
前売 4500円(ドリンク代別)
30歳以下は当日受付にて500円キャッシュバック

使用機材の増強を計画中。
プレイガイド先行受付は1月中旬を予定しています。
詳細 yo asa
コメント (3)
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