A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【私のB級サイケ完全コレクション#9】Bの最後から2番目~Bruce Mackay/Bubble Gum Machine/Bubble Puppy/Buffalo Springfield etc.

2020年07月10日 01時05分48秒 | 素晴らしき変態音楽


Bもいよいよ終わりに近づいてきた。ここまで来て、あれ?The Byrdがない、とかBuffalo Springfieldの1st持ってなかったっけ?という自問自答が、俺の頭の中で繰り返されている。筆者がサイケ・レコード集めに精を入れ始めた80年代半ばからCDが台頭し始め、特にメジャー・レーベルの主要カタログが次々CD化されたのである。だからバーズをはじめドアーズやデッドはほとんどがCDで所有している。だから必然的にレコード・コレクションはB級サイケばかりになった。B級サイケの墓場を掘り起こす作業はとても楽しい。

●Bruce Mackay / Bruce Mackay

1967 / US: ORO ‎– ORO-1 / 2016.4.1 New York Academy Records Annex $15.00

カナダ出身のシンガーソングライター、ブルース・マッケイがESP傘下のOROレーベルから67年にリリースしたソロ・アルバム。Discogsによれば66年にカナダで『Is』というデビュー・アルバムを出しているらしい。寂れた砂浜のジャケ、裸足でレンガに座るアーティスト写真から、孤独なアシッドフォークを想像したら、意外に熱のこもった声を張り上げるタイプのシンガーだった。フルートやハープシコードのヘヴンリーなバッキングも一緒に盛り上がる展開は、スコット・ウォーカーを思わせる。Warren Smith (ds)、Chuck Raney (b)といったジャズ・ミュージシャンやFugs、Holy Modal RoundersのLee Crabtree (org)が参加。

Bruce MacKay - This Song About The Railroad Shack (1967)



●The Bubble Gum Machine / The Bubble Gum Machine

1968 / US: Senate Record Corp. ‎– S-21002 / 1994.4.30 New Orleans Record Ron's $12.00

名前と派手なジャケから流行に便乗した安上りのバブルガム・ポップかと思ったら、意外や意外、とても良質なフィメール・ヴォーカル・ソフトロックだった。メンバーはVicki Spencer (vo), Billy Spencer (vo), Danny Spencer (ds), George Peel (b), Danny Evans (key) 。音楽一家に育ったスペンサー3姉弟を中心とするファミリー・グループの唯一のアルバム。ビートルズ、ビージーズ、バッファロー・スプリングフィールドなどのカヴァーも収録。オルガンやギターが所々でサイケ味たっぷりのプレイを展開する。B-2 You Make Everything Rightのトレモロギターなど。B-5 SGT. Peppersのガレージロック・カヴァーも最高。
http://thebubblegummachine.com/index.html

Bubble Gum Machine - I Wonder



●Bubble Puppy / A Gathering Of Promises

1969/ UK reissue 1988: Decal ‎– LIK 33 / 1988.7.12 渋谷Mothers ¥1,980

1966年テキサス州サン・アントニオにて結成。メンバーはRod Prince (g, vo), Roy Cox (b, vo), Todd Potter (g, vo), David Fore (ds)。13th Floor Elevators、Red Krayolaを擁するInternational Artistsレーベルからリリースしたデビュー・アルバム。迫力のツイン・ギターと幻想的なヴォーカルで、これぞ最良のハード・サイケ!と言える作品。しかしInternational Artistsと揉めて移籍。バンド名をDamianに改めて71年に2ndアルバムをリリースするも72年に解散。84年に再結成、現在も活動している。
https://bubblepuppy.com/home

Bubble Puppy - Todd's Tune



●Buckwheat / Pure Buckwheat Honey

1969 / US: Super K ‎– SKS 6004 / 1987.6.24 蒲田えとせとら パートIII ¥1,300

テキサス州ヒューストンのバンドThe Cloudsを前身として、Timothy Harrison Dulaine (vo,g,key), Charlie Bell (vo, b), John Govro (vo, g), Danny Casey (ds)の4人で68年にニューヨークで結成。69年にブッダ・レコード傘下のSuper Kからリリースした唯一のアルバム。モンキーズ風のポップ、ビートルズ『サージェント・ペパーズ』風のノスタルジア、メリーゴーランドのようなボードビルなど、カラフルなサウンドが満載。郷愁のあるジャケを含めお気に入り盤だが、サイケというよりトッド・ラングレンやアレックス・チルトンに通じるハイクオリティのパワーポップである。

Buckwheat Pure Buckwheat Honey

【私のB級サイケ蒐集癖】第6夜<愛しのジャケ買い編>バックウィート/ザ・ニュー・ミックス


●Buffalo Springfield ‎/ Buffalo Springfield Again

1967 / US reissue: ATCO Records ‎– SD 33-226 / 1987.4.25 下北沢レコファン ¥850

66年4月に結成されたアメリカン・サイケを代表するバンドのひとつ。メンバーは、Stephen Stills (vo, g, key), Neil Young (vo, g), Richie Furay (vo, g), Bruce Palmer (b), Dewey Martin (vo, ds)。66年のデビュー作『Buffalo Springfield』に続く2ndアルバム。さすがA級サイケは凄い!と唸らせる高水準のサウンド・プロデュース。A-1. Mr. Soulの逆回転ギターの効果的な挿入が凄い。カントリー風味もあり、その後のメンバーの成り行きがうかがえる。ジャケ裏のサンクス・リストは、Nurse With Woundの通称「NWWリスト」のサイケ~カントリー版「BSFリスト」と呼ばれたことはほとんどなく残念。

Bluebird



●Buffy Sainte-Marie / Illuminations

1969 / US: Vanguard ‎– VSD-79300 / 1986.2.28 池袋サンレコ社 ¥800

1941年生まれのネイティヴアメリカン系カナダ人シンガーソングライター、バフィ・セント・メリーの6thアルバム。素朴なアコギの弾き語りでフォーク・ムーヴメントの代表として知られるバフィが、エレクトロニクスとロック・サウンドを大胆に取り入れた意欲作。彼女の声を電子変調したエフェクトによるA1.God is alive, magic is afootは面白いが、大半の曲は基本フォークロックにちょっとだけエレクトロを塗した感じで、昔聴いたときはピンと来なかった。しかし現代音楽・電子音楽にどっぷりハマった今聴くと、60年代にポップと現音の融合を目指した先進性に感服する。A-4. Adamの多彩なバックサウンド、B-6. Poppiesのアンビエント・ヴォイスが素晴らしい。

Buffy Sainte-Marie - Poppies (COMPLETE)



●The Butterfield Blues Band / East West

1966 / UK reissue 1987: Edsel Records ‎– ED 212 / 1987.6.23 渋谷Disc Port西武 ¥1,580

シカゴ生まれのハーモニカ奏者ポール・バターフィールドが63年に結成したブルースバンドの66年の2ndアルバム。メンバーはPaul Butterfield (vo, hca), Mike Bloomfield (g), Elvin Bishop (g), Jerome Arnold (b), Billy Davenport (ds), Mark Naftalin (p, org)。基本はドブルースなのだが、白人がブルースをやること自体がラジカルとされ、また長時間のアドリブ合戦はサイケデリック・シーンで重宝された。本作ではA-5. Work Bluesのハーモニカ、ギター×2、キーボードのインプロヴィゼーションが聴きもの。またB-4. East-Westは13分に渡るラガロック。インド音楽の旋律で奏でるインプロヴィゼーションは、グレイトフル・デッド、クイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィス、ジャニス・ジョプリンなどに影響を与えた。

Mary, Mary


Bの項
そろそろ終わりに
なるかしら
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【灰野敬二最新情報】ニュー・アルバム『Authority is Alive』予約受付中/ライヴ・スケジュール変更・追加/ロストアラーフ50周年に際しお願い

2020年07月08日 00時03分11秒 | 灰野敬二さんのこと


●ニュー・アルバム『Authority is Alive』予約受付中。9月30日リリース
Haino Keiji & The Observatory
Authority is Alive

12” Vinyl / Digital Ujikaji Records UJI-017LP

Side A: Over Here
Side B: Over There

Haino Keiji : Guitar, Vocals
Dharma : Guitar
Cheryl Ong : Drums
Yuen Chee Wai : Guitar
Recorded live at Playfreely – The Transparency of Turbulence, 29 Nov 2019.

2019年11月にシンガポールで開催されたPlayfreely Festivalでのライヴを収録した『Authority is Alive』は、詩、哲学、音の錬金術で醸造された強力なパフォーマンスである。
灰野敬二とThe Observatoryは共に、長年コラボレーションを方法論として用いており、、Playfreely 2019での彼らの出会いが、両者の創造的で感情的な限界を押し広げたことは明らかである。
自作の詩を引用した灰野の表現力豊かなヴォーカルは激しい叫びからファルセットの囁きまで変幻し、権力の本質、自己の溶解、無為(無我または自然)の概念などの思想を描き出した。
また、The Observatoryは、東南アジアのルーツに影響を持つスリリングな即興演奏により、新たな方向性を打ち出した。

ただいまBandcampで先行予約受付中(シンガポールより)
ujikaji.bandcamp.com
theobservatory.bandcamp.com
8月31日まで、割引コード'aiapreorder'を使用して10%OFF!




●ライヴ・スケジュール変更
【延期】
7月12日(日) 東京・渋谷 公園通りクラシックス
『事 ある 事』~灰野敬二、 吉田隆一 、 SOON KIM
*新型コロナウィルスの感染拡大により、急遽、本公演は延期となりました!今後の日程は改めて、お知らせいたします。どうぞご了承ください。


【追加】
7月19日(日)【無観客ライブ配信】
< 秋葉原グッドマンに捧ぐ Dedicated to Akihabara Goodman >
配信開始 19:00から配信予定
<出演>
灰野敬二+大友良英、美川俊治+ASTRO、ドラ☆美保、MIYA

配信ページ:https://youtu.be/XwlGjCzbs84
投げ銭:https://t.livepocket.jp/e/gh-7d
ピックアップページ:http://www.clubgoodman.com/blog/?p=17403




【無観客配信ライヴに変更】
7月20日(月) 東京・下北沢440
にじのつきeden vol.1 灰野敬二×角銅真実(6/15振替公演)

START 19:30
配信用チケット¥2,000+投げ銭

出演:灰野敬二 角銅真実

【ライブ配信チケット予約】
https://440-fourforty.zaiko.io/_item/327410

配信チケットの購入、視聴、投げ銭の方法の詳細はこちらをご確認ください。
https://zaiko.io/support?cid=40

【有観客中止のお知らせ】
新型コロナウイルスの感染拡大防止と、お客様の安全確保を最優先し、有観客での開催を中止することになりました。
直前のお知らせとなり、ご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。
・6/15公演の店頭チケットをお持ちの方
 7/20公演にそのまま有効とさせていただきましたが、全払い戻しとさせていただきます。
 期間は8/20まで(11:30〜18:00※日によって変動あり)に店頭で払い戻し対応とさせていただきます。
・TIGET予約の方
 一旦キャンセル扱いとさせていただきます。
※ライブ配信は開催予定ですので、ぜひご覧ください。





●ロストアラーフ50周年に際しお願い
ロストアラーフ50周年に際しメンバー監修による集大成音源集CDの発売を予定しています。
高橋廣行、灰野敬二両氏の所持音源で構成しますが、さらなる音源を求めます。
1970~74年の活動期、そのライブ会場で録音したテープや写真などをお持ちで、ご提供いただける方がいらっしゃいましたら下記までご連絡くださいますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

連絡先:ディスクユニオンDIW 03-3511-9955 担当:金野
https://diskunion.net/jp/ct/news/article/0/89756

Music Is Alive
Over Here
Over There


<svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg>
この投稿をInstagramで見る

Haino Keiji & The Observatory Authority is Alive 12” Vinyl / Digital UJI-017LP - “Authority is alive!” Recorded live at the Playfreely Festival in Singapore, November 2019, Authority is Alive is a potent performance mixed from an intoxicating brew of poetry, philosophy and sonic alchemy. “Everything... living... breathe...” In an unannounced coupling, Japan’s psychedelic and avant-garde legend Haino Keiji teamed up with Singapore’s art rock veterans The Observatory to deliver a visceral performance. “Do not find... Be found!" The chance to lose – and find – ourselves in this otherworldly performance is now here. - Authority is Alive will be released by Ujikaji on 30 September. Pre-order on bandcamp from 3 July. ujikaji.bandcamp.com theobservatory.bandcamp.com Album cover photo by Darren Soh #AuthorityIsAlive #KeijiHaino #HainoKeiji #灰野敬二 #TheObservatory #TheObservatorysg #ujikaji

The Observatory / Playfreely(@theobservatorysg)がシェアした投稿 -


<svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg>
この投稿をInstagramで見る

Haino Keiji & The Observatory Authority is Alive 12” Vinyl / Digital - “Authority is alive!” Recorded live at the Playfreely Festival in Singapore, November 2019, Authority is Alive is a potent performance mixed from an intoxicating brew of poetry, philosophy and sonic alchemy. - Authority is Alive will be released by Ujikaji on 30 September. Pre-order on Bandcamp from 3 July. ujikaji.bandcamp.com theobservatory.bandcamp.com #AuthorityIsAlive #KeijiHaino #HainoKeiji #灰野敬二 #TheObservatory #TheObservatorysg #ujikaji

The Observatory / Playfreely(@theobservatorysg)がシェアした投稿 -


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【地下音楽新作レコード評】ポストコロナ時代に生き続けるための福音~『Naoki Kasugai(春日井直樹)/ SUPER GURU』

2020年07月07日 02時32分56秒 | 素晴らしき変態音楽


Naoki Kasugai(春日井直樹)/ SUPER GURU


番号<DTR-LP014> 200枚限定 
定価¥2800 [税込)   
LP盤
​2020年7月6日リリース

某宗教団体の某教祖の声をコラージュ及び電子変調して制作。2017年制作音源をアナログ化。1980年代系ノイズ・ミュージック。
​200枚全てのジャケットがハンドメイドで作られ1枚1枚違うコラージュ・アートがほどこされております。全てが1点モノとなります。

A1 Super Guru = upadesh ek =
B1 Super Guru = upadesh do =

Naoki Kasugai : Tape,Noises,Bass,Electronics
Sonshi : Voice

Recorded 2017 at Kasugai,s room

=本日7月6日より発売開始!=
数年前にカセット及びCDRでリリースされたあの問題作「Naoki Kasugai(春日井直樹)/ SUPER GURU」が麻原彰晃の死刑執行日そして奇しくもダライ・ラマ14世の生誕日、7月6日にヴァイナル化され発売!定価2800円。詳しくはDAYTRIP RECORDSサイト。
https://waters4143.wixsite.com/daytriprecords

日常風景をノイズ・ミュージック化する地下音楽家・春日井直樹の真骨頂

名古屋在住の音楽家、春日井直樹が2017年に自室で作成し、自らのレーベルDAYTRIP RECORDSから2018年に木箱入特殊パッケージ・カセットでリリース、翌2019年にハンドメイド・コラージュ7インチ・フェイクレコード・ジャケ仕様CDRで再発された問題作『Naoki Kasugai(春日井直樹)/ SUPER GURU』が、ハンドメイド・コラージュ・ジャケット仕様ヴァイナルLP盤で再再発された。発売日の7月6日は、奇しくも麻原彰晃の死刑執行日そして奇しくもダライ・ラマ14世の生誕日。

オウム真理教(現Aleph)の元教祖にして死刑囚・麻原彰晃(尊師)の法話や、オウムの村井秀夫刺殺事件の瞬間の音声や、サリン事件直後の警察無線の音声などをコラージュ及び電子変調して制作したAB面各1曲、20数分のトラックを収録した、80年代インダストリアル/リチュアルフォーク/アンビエント/ドローン音響作品となっている。A面の雑音塗れの教祖の法話は意外なほど鮮明で一聴すると理路整然としていて、今から四半世紀前の1995年に地下鉄サリン事件が起こるまで、麻原率いるテロリスト教団を容認・放置していた日本社会が陥っていた、情報麻痺という日常風景が浮き彫りにされる。B面はより抽象度の高いインダストリアルサウンドに変容し、高度情報化社会に進化(退化)変容した現代日本を呪縛する反アンビエントミュージックとして、日常風景を暗黒化する。その在り方は、海外からもたらされた環境音楽やシティポップ・ブームを嘲笑し、自分の目と耳で自らの音楽史を検証できない神国民への侮蔑の一撃を秘めてもいる。

しかしながら、同じ音源を1年ごとに別のフォーマットでリリースするとは、春日井自身相当思い入れのある作品なのであろうか?一方で最近SNSでナチスのシンボルのハーケンクロイツ(鍵十字)をあしらったパンク・ファッションに対して、被害者の心情を踏みにじる無知な行為として批判が噴出している。テロ教団の尊師をテーマにした作品を発売することは、同様にバッシングを受ける行為ではなかろうか?その危険を冒してまで、何度も再発する意図は何処にあるのか?---------この質問に対する春日井の回答は「何もない」という身も蓋もないものだった。

しかし考えてみれば、「何もない」という<無意図>が”存在している”ことは事実である。<無=Nothing>を歌にしたのは60年代NYローワー・イースト・サイドのビート詩人が結成したロックバンドThe Fugsであった。「月曜日、何もない、火曜日、何もない、水曜日と木曜日、何もない、金曜日は変わりに、ちょっと多めに何もない、土曜日はもう一度何もない」という歌はダダイズムとヒッピーイズムの表出であった。

Nothing - The Fugs


しかし春日井にとっての「何もない」は<イズム(主義)>とは一切の関係がないことは明らかである。彼にとって『SUPER GURU』にないのは何かと言えば、他の作品との<違い>が「ない」のである。81年高校生の時に身の回りにある楽器やオブジェを使って自宅録音を始めた時から、春日井にとってレコーディングとは<日常>を我が物として音響化して記録する行為であった。ある時期からサイケデリック(幻覚的)な指向が芽生えたり、ノイズ・ミュージックに影響を受けたり、手法としての変遷はあるが、根底にあるのは<日常風景>に他ならない。それが顕著に表れているのが、「Walk」と題された60作を超える連作である。日常の日課である「散歩」を録音して、コラージュ/電子変調して制作する作品であり、まさに日常の音響化に他ならない。「Walk」以外の作品の多くが、彼の日常の中で生まれたものである。さらに追及すれば、1枚1枚ハンドメイドで制作するジャケットのコラージュ自体が、春日井の生活の中で重要な位置を占める<日常作業>であることを告白している。

NAOKI KASUGAI コラージュ・アート制作のススメ


1995年の地下鉄サリン事件発生当時、春日井は建築関係の仕事をしていて、建築現場に移動中の車内で地下鉄サリン事件のニュースをラジオで聞いたという。日常の中の一コマであった。当然社会的に大きなニュースであり、世界を震撼させるテロ事件であることは確かであるが、音楽制作の中では素材、つまり<日常>のひとつでしかない。それから22年後の2017年に<日常>としての麻原の言葉を素材に作成した『SUPER GURU』が、2018年11月からスタートした『Walk』シリーズの制作のヒントになったことは想像に難くない。そして『Walk』シリーズの最新作『Walk 2020/1/30』を筆者と一緒に作成した直後に、新型コロナウィルスという、サリンを思わせる毒物が世界を襲ったことが、『SUPER GURU』を再び世に問うべきだという春日井の使命感に火を点けたと考えられないだろうか?

フリンジカルチャー研究家・宇田川岳夫氏に「パンデミックの中で生き延びる希望」と評された『春日井直樹&剛田武 - Walk 2020/1/30』に続いて、緊急事態宣言解除とともに登場した『Naoki Kasugai(春日井直樹)/ SUPER GURU』は、「ポストコロナ時代に生き続けるための福音」と呼べるだろう。確かに人間とは悪癖や罪深さに魅了される一面もあるが、『SUPER GURU』が尊師の思想を無化して音響作品として楽しめる純粋芸術であることが、再び人類が愚行を犯すことを良しとしない意志の力を讃えている。

Naoki Kasugai(春日井直樹) / Takeshi ‎ Goda(剛田武)– Walk 2020 / 1 / 30

【特別寄稿】“パンデミックの中で生き延びる希望” (宇田川岳夫)~『春日井直樹&剛田武 - Walk 2020 / 1 /30』『春日井直樹 / VINYL MASOCHISM』レコード評

このレコードをターンテーブルに載せ、ノイズ・コラージュの海に溺れる愚者の呟きを聴き流すうちに、コロナ以前の日常が戻る日が二度と来ないという危機感に苛まれる心の病みが消え失せて、新しい日常を自ら作りだそうという勇気が生まれることもあるに違いない。

グルグルと
回る日常
諸行無常


(右は2019年リリースのCDR)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【私のB級サイケ完全コレクション#8】地味渋揃いのB:Bobby Callender/Bodine/Bold/T.S.Bonniwell/Boston Tea Party/Box Tops

2020年07月06日 01時12分16秒 | 素晴らしき変態音楽


蒐集家なら誰でも、自分だけのこだわりがある自慢のコレクションがあるに違いない。筆者にとっては、幻の名盤としてプレミアのついたレア盤よりも、あまり注目されず評価も低い地味で渋くて安いレコードのほうが思い入れが強い傾向にある。つまりそれこそB級、場合によってはC級D級名盤なのである。今回は筆者自慢の地味渋なBのレコードをメインに紹介しよう。

●Bobby Callender / Rainbow

1968 / US: MGM Records ‎– SE4557 / 2003.7.29 渋谷Disk Unionジャズ館

インド哲学と音楽に傾倒した黒人シンガーソングライター、ボビー・カレンダーの1stアルバム。Collin Wolcott (sitar, tabla), Eric Gale (g), Richard Davis (b)など著名なジャズ・ミュージシャンが参加しているが、完全なシタール・サイケ・ポップになっている。ヘヴンリーと呼ぶにはあまりに陰が濃いボビーのヴォーカルは、極楽浄土ではなく天竺巡りの三蔵法師のようだ。71年に2nd『The Way (First Book Of Experiences)』、72年Robert Callender名義で3rd『Le Musée de L'Impressionnisme』をリリースしてシーンから消えた。

Bobby Callender ~ Rainbow (LP, 1968)



●Bodine / Bodine

1969 / US: MGM Records ‎– SE-4652 / 1992.2.8 吉祥寺PARCO ¥1,500

シアトルのガレージ・サイケ・バンドDaily Flashを母体に68年に結成された。最初はPopcornと名乗っていた。メンバーはDavid Brooks (key), Eric Karl (g), Jon Keliehor (ds), Steve Lalor (g), Kerry Magness (b)。西海岸を幅広くツアーしていた。メジャーのMGMからの唯一のアルバムはCCR風のアーシーなロックが中心だが、アコースティック・バラードA-5 It's Just My WayやソリッドなギターのB-4 Long Way Just To Go Home、ファンキー・ロックB-6 Disasterやしっとりしたバラードなど聴きどころは多い。何よりも鄙びたジャケット写真が味わい深い(特に右端のEric Karlのあどけなさ!)、個人的な贔屓名盤。のちにJon Keliehorはダンス・舞台音楽作曲家/パーカッション奏者として成功する。
http://pnwbands.com/bodine.html

BODINE - Easy to see



●Bold / Bold

1969 / US: ABC Records ‎– ABCS-705 / 1994.4.29 New Orleans Rock'n Roll Collectibles $24.50

65年にマサチューセッツで結成されたガレージバンドThe Esquiresを母体に60年代半ばに結成。メンバーはDick La Freniere (g), Michael Chmura (key), Robert La Palm (g), Steve Walker (vo,b), Timothy Griffin (ds)。68年にNY Playboy Clubのハウスバンドとして毎晩演奏していた。この唯一のアルバムは、プログレッシヴ・カントリーロックと呼べる内容。テープの逆回転、アンビエントなギター・ソロ、ストリングス、プログレ・オペラ等工夫を凝らしたプロダクションはレベルが高い。ボブ・ディランとバッファロー・スプリングフィールドのカヴァーは余計だったかもしれない。解散後La PalmとGriffinはカントリーロックバンドClean Livingを結成。

Bold - Factory (1969)



●The Bonniwell Music Machine / The Bonniwell Music Machine

1968 / US: Warner Bros. Records ‎– WS-1732 / 1994.11.29 Boston Nuggets $20.00

ガレージパンクのヒット曲「Talk Talk」を放った人気バンドMusic Machineの2ndアルバムにあたるが、内容的にはヴォーカルのSean Bonniwellによる別プロジェクトと考えられるので、あえてBのカテゴリーで紹介する。65年にロサンゼルスで結成され、66年にヒット曲「Talk Talk」を含む1stアルバム『(Turn On) The Music Machine』をリリースしたMusic Machineだが、68年にメンバー3人が、Curt BoettcherのプロジェクトThe MilleniumとSagittarius に参加し、ほぼ解散状態となる。残されたSean Bonniwellがセッション・ミュージシャンを使って制作したアルバムが本作『The Bonniwell Music Machine』。ガレージロックの名残はあるが、彼のナルシスティックなシュールな音楽性を開花させた作品。深みのあるヴォーカルはLoveのArthur Leeを思わせる。

The Bonniwell Music Machine - The Trap



●T.S. Bonniwell / Close

1969 / US: Capitol Records ‎– ST-277 / 1992.10.1 吉祥寺PARCO

上記作をリリース後もありあわせのメンバーでMusic Machineとしてツアーすることを強要されたボニウェルは嫌気がさしてMusic Machineの名前の権利を放棄しソロに転向、Capitolと契約しT.S. Bonniwell(本名はThomas Harvey Bonniwell)として唯一のソロ・アルバムをリリース。ガレージロックから一変、ストリングス、ヴィヴラフォン、女性コーラス、クラシックギターをバックにフォーク・バラードを歌う私小説的な作品。安易にアシッドフォークと呼ぶのは憚られるナルシズムは、スコット・ウォーカーに通じるように感じる。A-5 Black Snowの詠唱は情念的。このアルバムのセールス的な失敗に落胆して音楽業界を去り、持ち物をすべて売り払って、バスでアメリカ全土を旅するスピリチュアルな生活を始めたという。

T.S. Bonniwell - She Is



●The Boston Tea Party ‎/ The Boston Tea Party

1968 / US: Flick-Disc ‎– FLS 45,000 / 1992.6.7 Pasadena Record Trading $7

バンド名に偽りあり。ボストンではなく、カリフォルニア州バーバンクで1963年に結成されたハイスクールバンドがスタート。最初はサーフロックだったが、60年代半ばにサイケに転身。メンバーはMike DePerna (key), Richard DePerna (b), Travis Fields (vo), David Novogroski (ds), Mike Stevens (g)。67年にシングルでデビューし、68年にMGM傘下の新興レーベルFlick-Discの第1弾としてリリースされた唯一のアルバム。トリッキーなギター、ワイルドなオルガン、骨太のドラムとベース、甘すぎないヴォーカルと、ガレージサイケのおいしいところを集めたキャッチ―なロックンロールが満載。難点はどれもハイレベルだが、とびぬけた1曲がないところだろうか。しばらく活動し、B級バイク映画『Cycle Savage』にカメオ出演するが、69年に解散。ドラムのNovogroskiはFlick-Disc第2弾のAmerican Revolutionにも参加。解散後、70年にヘヴィサイケバンドThe Edgeに参加する。

The Boston Tea Party - I'm Tellin' You (by EarpJohn)



●Box Tops ‎/ The Best Of The Box Tops

1976 / US: Kory Records ‎– KK 3007 / 1988.7.31 下北沢レコファン ¥850

テネシー州メンフィスで67年に結成。主なメンバーはAlex Chilton (vo,g), Bill Cunningham (b, key), John Evans (g, key), Danny Smythe (ds),
Gary Talley (g)。ブルーアイド・ソウルを代表するバンドで、「The Letter あの娘のレター」「Cry Like A Baby」「Soul Deep」などのヒットを持つ、今回のブログでは異色の有名バンド。オリジナル・アルバムではなく廉価盤ベスト・アルバムしか持っていないのは、”アレックス・チルトンがいたバンド”という認識しか持っていなかったからだろう。チルトンのソロやBig Starの練りこまれたパワーポップに比べ、ストレートなR&R、R&B、ソウルのボックス・トップスは物足りなかった。もしチルトンと関係なく聴いていたら、カッコいいガレージR&Bとして興味を持ったかもしれないが、今となってはこのベスト盤だけで十分な気がする。

The Box Tops - The Letter (Upbeat 1967)


安物の
レコードこそが
我が宝


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【JazzTokyo#267更新】『The Dorf / Phill Niblock ‎- Baobab / Echoes』~ドイツの異能集団即興ビッグバンドのミニマル・ドローン・ハードコア

2020年07月05日 10時34分22秒 | 素晴らしき変態音楽

音楽情報サイト『JazzTokyo - Jazz and Far Beyond』最新号が更新された。特集はジョン・スコフィールド。剛田武は下記の記事を寄稿した。

●ザ・ドーフ/フィル・二ブロック/バオバブ/エコーズ

#1992 『The Dorf / Phill Niblock ‎- Baobab / Echoes』

ドイツの異能集団即興ビッグバンドのミニマル・ドローン・ハードコア
かねてよりドローン・ミュージックは究極のストイシズムだと感じていたが、ザ・ドーフによるエネルギーあふれる解釈により、究極のハードコアでもあることを実感した。単なるジャンルの越境や融合に留まらず、音楽の本質を露わにするザ・ドーフの思索的諧謔精神が今後世界にどんな影響を与えるのか、興味は尽きない。

The Dorf/ Phill Niblock - Baobab (The Dorf & Umland)


The Dorf Bandcamp

ドローンで
幻惑されて
昇天す

Phill Niblock - Baobab (2011 rev. 2017) - Quatuor Bozzini
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【配信ライヴ観戦記】ロック編:LAUGHIN' NOSE/ロビン・ヒッチコック/新型コロナ解放ノ為ノ音楽/ヒカシュー

2020年07月03日 01時47分36秒 | ロッケンロール万歳!


夜の街へ出かける機会が少ないポストコロナ・アーリーデイズの現在、配信ライヴやネットイベントがライヴ愛好家の日常になりつつある。それはアイドルだけでなく、ロックやパンクやオルタナや地下音楽でも同じである。80年代10~20代の頃に好きだったバンドやアーティストのナマのパフォーマンスを同時配信ライヴで、自宅で楽しめる時代が来るとは、つい4か月前までは想像だにしなかった。そんな歓びの日々の記録である。

●LAUGHIN' NOSE


<生配信ライブ “LAUGHIN’S NOT DEAD”>
日程:2020年6月20日 (土)
時間:20時00分~21時30分(*生配信のため、多少前後する可能性がございます。)
チケット料金:1,000円

80年代日本のパンクの立役者、ラフィン・ノーズの最初で最後の配信ライヴ。勝手知ったる新宿ロフトで爆裂するCharmy(vo), Lina(g)、Pon(b)、Chi-chan(ds)のパフォーマンスは無観客でもOi Oi Oiとコールする満場のパンクキッズを幻視する爽快な配信ライヴだった。もうひとつのパンクの雄、STAR CLUBも配信ライヴをやってくれれば嬉しい。




●Robyn Hitchcock with Emma Swift


LIVE FROM SWEET HOME QUARANTINE: "EYE" ALBUM played in full
6月25日(木) 10:00~10:40(日本時間)

79年Soft Boysを率いて音楽シーンに登場して以来、オルタナポップの影の番長として異彩を放つロビン・ヒッチコックがテネシー州ナッシュビルの自宅から送る配信ライヴ。現地は水曜日の午後8時。日本時間は翌日の午前10時だからテレワークそっちのけで楽しめた。1990年のアコースティック弾語りアルバム『EYE』の曲をパートナーのエマ・スウィフトをゲストに披露。30年前のアルバムが現代によみがえった。


●新型コロナ 解放ノ為ノ音楽 x精神x


出演:JOJO広重(非常階段)×音楽評論家・小野島大
06.29 (月) 20:00 ⇨ 07.02 (木) / ライブ配信 6/29 〜20:00 / アーカイブ視聴 7/02 23:59まで

関西アンダーグラウンドの秘蔵ビデオをJOJO広重の解説入りで観るアーカイヴ番組。YouTubeやDVDRで見覚えのある映像も多かったが、こうしてまとめて観れる機会は滅多にない。極悪非道な乱行の数々も伝説になれば憧れの対象になる。過去のアーカイヴが世に出ることは大歓迎だが、現代同じことをやったら犯罪行為として投獄されかねない。あくまでヒントとして、21世紀のやり方を考えるべきだろう。




●Robyn Hitchcock with Emma Swift


LIVE FROM SWEET HOME QUARANTINE: EYE OUTTAKES and REQUESTS
7月2日(木) 10:00~10:40(日本時間)

先週に続いてナッシュビルから生配信。今日誕生日のデボラ・ハリーの写真が壁に貼ってある。アルバム『EYE』のアウトテイクを中心にエマ・スウィフトをゲストに心温まるパフォーマンスを堪能した。また来週が楽しみ。


ヒカシュー


マンスリーヒカシュー7月編~4ヶ月ぶりにスターパインズカフェで会いまょう! お家でも楽しめる生配信ライブ!!!!
2020年7月2日(木) 配信開始19:20、演奏開始19:30
配信価格:¥2500、当日19:30以降¥3000
(7月6日(月)23:59までアーカイブでの視聴が可能です) 
チケットはこちらから https://tiget.net/events/94702

吉祥寺スターパインズカフェで毎月ライヴを行っているヒカシューの4か月ぶりの有観客ライヴを生配信。デビュー40周年だった2019年は、過去の曲を100曲もライヴで再現したというが、今年は毎回新曲を披露することにしたという。近年前衛性・即興性の高い曲を中心に発表していたが、41年目のヒカシューの新曲は、アヴァンギャルドな中にもオーソドックスなポップ感覚あふれる温故知新スタイルのように感じた。9月にヒカシューのニュー・アルバムをリリース、その前の7月にMAKIGAMI SANTACHI(巻上公一、三田超人、坂出雅海)の新作をリリースすることが発表された。



配信で
ロック魂
萌えあがる

LAUGHIN’NOSE - '83.11.17 スタジオあひる
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【灰野敬二ライヴ情報】ポストコロナの7月~7月12日『事 ある 事』 w/吉田隆一&SOON KIM、7月20日『にじのつきeden vol.1』w/角銅真実 +未発表あり?

2020年07月02日 00時04分14秒 | 灰野敬二さんのこと


灰野敬二 Keiji Haino
1952年、千葉県生まれ。1970年、エドガー・アラン・ポーの詩から名を取ったグループ「ロスト・アラーフ」にヴォーカリストとして加入。また、ソロで自宅録音による音源制作を開始、ギター、パーカッションを独習する。1978年にロックバンド「不失者」を結成、ハードロックに全く新しい強力で重層的な次元を切り開く。80年代後半からソロのほか不失者をはじめとするバンドやユニット、DJやセッション、他ジャンルとのコラボレーションなど多様な形態で国際的に活動を展開。ギター、パーカッション、ハーディ・ガーディ、各種管弦楽器、各地の民間楽器、DJ機器などの性能を独自の演奏技術で極限まで引き出しパフォーマンスを行なう。170点を超える音源を発表し、確認されただけでも1500回以上のライブ・パフォーマンスを行なっている。
http://www.fushitsusha.com/


2020年7月12日(日) 東京・渋谷 公園通りクラシックス
『事 ある 事』~灰野敬二、 吉田隆一 、 SOON KIM


開場 18:00  開演 18:30  (終演21:30予定)
前売り 3,000円 当日 3,500円 1ドリンク別

定員20名要予約!

灰野敬二 (g,vo,etc)
吉田隆一 (baritone sax)
SOON KIM (alto sax)

*当店では新型コロナ・ウィルスへの感染予防対策として、
ご入店の際は必ずマスクを着用ください。
また、受付時の検温へのご協力をお願いいたします。

ご了承のほど、何卒、よろしくお願い致します。
予約

【共演者プロフィール】

吉田隆一 Ryuichi Yoshida
「SF音楽家」という肩書きで活動するバリトンサックス奏者・作編曲家。「blacksheep」(with スガダイロー、石川広行)、「N/Y+Y」(with 新垣隆、芳垣安洋)等での音楽活動を中心に、文化諸相の混在を図る。文筆活動も行っており、SFやアニメ、音楽に関するレビューや文庫解説を多数執筆している。一般社団法人日本SF作家クラブ会員。
http://yoshidaryuichi.com/


SOON KIM
1964 年生まれ。15 歳よりアルトサックスを始める。 高校卒業後、ロック・ブルース・レゲエ・ジャズバンドで活動。
23 歳の時に渡米し、ニューヨークのハーレムに居住しオーネッ ト・コールマンのもとで ハーモロディック理論を学びハーレムの セッションを中心に活動。その後、数々のバンドを経て自己 のバ ンド SOON KIM TRIOを結成。現在、オーネット・コールマ ン、ジャマラディーン・タク ーマ、カルビン・ウェストン, またヨーロッ パのアーティストや日本のアーティストと親交を深めつつ、ニュー ヨーク、 ベルリン、東京でハーモロディック理論をもとにした独自 のアイデアを展開しつつ活動中。 2015年ヴァーノン・リード、カ ルヴィン・ウェストン、アル・マクドーウェルらと結成したTower of FunkはJapanツアーでは大好評を得、今後の活動が欧米で期待されている。



2020.07.20(月) 東京・下北沢440
にじのつきeden vol.1 灰野敬二×角銅真実


OPEN / START 19:00 / 19:30
来場者用チケット:前売¥3,500 / 当日¥4,000 (+1drink¥600)
配信用チケット¥2,000+投げ銭

国内外に信奉者を生み続け、68歳を迎えてもなお音楽の真髄に挑み続けるアヴァンギャルド・ミュージック の第一人者、灰野敬二が、下北沢のライブバー440にアコースティックスタイルで初登場。
今回は、今年UNIVERSAL MUSICよりメジャーデビューを果たした シンガーソングライター・打楽器奏者、角銅真実との初DUOをお送りする。
魂を揺さぶる歌声を持つ、世代を超えた二人の音楽家による新たな音楽の魔法に期待が募る。

====================================

【※重要※】
※6/15公演の店頭チケットをお持ちの方は、
 7/20公演にそのまま有効、
 もしくは7/1〜8/1(11:30〜18:00※日によって変動あり)に店頭で払い戻し対応とさせていただきます。
※6/15公演をTIGETでご予約された方はキャンセル扱いになっております。
大変お手数ですが、7/20公演を新規でご予約をお願いいたします。

====================================

【来場者用チケット予約】
TIGET:https://tiget.net/events/94529 )

※TIGET予約のみ受付。(440店頭販売、e+、電話およびメール予約は受け付けておりません。)
※現状、キャパ50%の40名までの人数制限とさせていただきます。
※新型コロナウイルスの影響により止むを得ず中止、内容変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

入場順:整理番号順
①店頭(6/15分)→②TIGET→(③当日※開演前に販売予定)
※開場直前まで整列はお控えください

=========

【ライブ配信チケット予約】

▼配信チケットのご購入はこちらから!

※配信開始後(72時間)もチケット購入とアーカイヴ視聴可
https://440-fourforty.zaiko.io/_item/327410
▼投げ銭(Stickits)について
視聴中にStickitsを購入することで、アーティスト、ライブハウスへの支援をすることが可能です。
※ライブ配信中、アーカイブ視聴期間も可能。購入にはクレジットカード情報が必要となります。

配信チケットの購入、視聴、投げ銭の方法の詳細はこちらをご確認ください。
https://zaiko.io/support?cid=40

ーーーーーーーーー

【注意事項】
本公演はインターネットでの公演となります。
閲覧に関わるインターネット通信費用はお客様のご負担となります。
動画配信となりデータ通信量が多くなることが想定されるため、Wi-Fiのご利用を推奨いたします。
配信には機材・回線等、最善の準備を行い実施致しますが、生配信である特性上、
不慮の一時停止や乱れなどが起こる可能性がある点、ご了承ください。
配信のURLは購入したZAIKOアカウントのみで閲覧可能です。
URLの共有、SNSへ投稿をしても、ご本人のZAIKOアカウント以外では閲覧いただけません。
生中継中は、途中から視聴した場合はその時点からのライブ配信となり、
生配信中は巻き戻しての再生はできません。生配信終了後、巻き戻しての再生が可能です。

=========

▼251、440、CCO応援グッズ販売中!
https://cotocshop.base.shop/

====================================

【共演者プロフィール】

角銅真実/かくどう・まなみ/Manami Kakudo
長崎県生、音楽家・打楽器奏者。
自身の声、マリンバをはじめとする色々な打楽器、言葉、身の回りの気になるあらゆるものを用いて音楽といたずらを紡いでいる。
ソロ活動の他、バンドceroを始め、様々なアーティストのライブや作品に演奏で参加する他、ダンスや映 像・各種CMへの楽曲提供・音楽制作など、作家としての自由な表現活動を国内外 で展開している。2020年1月にサードソロアルバム”oar”を発表。

もうひとつ
素敵なライヴが
決まるかも

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【私のB級サイケ完全コレクション#7】Bではじまるレア盤&カルト盤:Bo Grumpus/Boa Constrictor & A Natural Vine/Bob Smith/Bobby Brown

2020年07月01日 01時09分48秒 | 素晴らしき変態音楽


Bで始まるアーティストは多い。それゆえ、いわゆる幻のアルバムやレア盤も結構ある。筆者はプレミア価格のレア盤蒐集には元手もなければ興味もない。逆に安い値段でそこそこのレア盤を見つけたり、レアでなくてもお気に入りの1枚を見つけたときが一番うれしいB級コレクターの典型である。そんなレコードが多いのもBの特徴なのかもしれない。

●Bo Grumpus / Before The War

1968 / US: Atco Records ‎– SD 33-246 / 1987.4.25 新宿Disk Union ¥1,400

1967年にボストンで結成。メンバーはEddie Mottau (g, vo), Joe Hutchinson (g, b, p, vo), Jim Colegrove (b), Ronnie Blake (ds)。元々Two Guysというデュオで活動していたMottauとHutchinsonがオハイオ州デイトンでのライヴでドラマーのN.D.Smartと出会いバンド結成を提案しColegroveを加えた4人でthe Bait Shopを結成。NYのミュージシャンFelix Pappalardiをプロデューサーに迎え、Atlanticレコードと契約する。67年6月にNYに移り、Pappalardiの提案でBo Grumpsに改名。レコーディング中にドラマーが元Hello PeopleのBlakeに変わる(N.D.SmartはKangarooに参加)。Pappalardiがキーボードで演奏に参加したアルバムは哀愁のある幻想的なフォークロック/ソフトロックの名作。契約問題で Jolliver Arkansawとバンド名を変えて69年に2ndアルバムをリリースした。

Bo Grumpus - Sparrow Tune (1968)



●Boa Constrictor & A Natural Vine ‎/ Boa Constrictor & A Natural Vine

1968 / US: Vanguard Apostolic ‎– VSD 6511 / 1983.12.26 下北沢レコファン ¥180

極彩色のイラストが素晴らしくサイケなGeorge FiggsとBen Syfuのヒッピー・フォーク・デュオの唯一の作品。このジャケで180円なら絶対買うでしょ。しかしフィールド・レコーディングや身内の会話、お遊びの乱痴気騒ぎを交えたユル過ぎる世界は、正直ついていけない。ラリッたヒッピー・ミュージックのドキュメントだが、その中に哀愁フォーク&電子音A-3 Devil & The Ace Of Spadesやヘヴィ・ブルースB-1 Time Is Moneyのような隠れた名曲があるので油断できない。 Vanguard Apostolicというレーベル自体が自然体のリラックス・ミュージックを追求していたようだ。

Boa Constrictor & A Natural Vine - Don't Try To Hide From The Lightening

【私のB級サイケ収集癖】第3夜:ボア・コンストリクター&ア・ナチュラル・ヴァイン/バンブー


●Bob Smith / The Visit from Bob Smith

1970 / US: Kent ‎– KST-551 / 1983.6.23 東京大学生協バーゲン ¥200

カリフォルニアのギタリスト&ヴォーカリストBob Smithが8人のミュージシャンと共に作り上げた幻のサイケ・アルバム。200円という余りの安さに逆に買うべきかどうか悩んだが、神懸った封入ポスター欲しさに買って正解。最初に聴いたときは普通のアメリカンロックに聴こえたが、Bob Smithという平凡な名前の男が全身全霊を籠めたサウンドにまつわる伝説を知るにつけ、奇跡の1枚として宝物になった。

●Bob Smith / Stop For A Visit Down Electric Avenue

2000 / US reissue RD Records – RD 6 / 2018.7.30 Discogs Discover €25

2018年に伝説のストーリーを調べ上げブログに書いた直後に未発表曲目当てで購入した拡大再発LP BOX。未発表の1枚は彼らしいハードロック/AOR路線で興味深く聴いたが、今回初めて『The Visit』のリイシュー盤2枚に針を落としてみて、音質の変化に驚いた。オリジナル・ハーフ・トラックス・マスターからのデジタル・マスタリングが施され、ベースをはじめ楽器の輪郭がクリアになり、サウンド全体のリアリズムが恐ろしいほどに向上している。Bob Smith自身の手で理想に近いサウンドに生まれ変わったこの再発盤は、ニューアルバムと呼んでもおかしくないだろう。天国のSmithに感謝したい。

Bob Smith - Constructive Critique

【私のB級サイケ蒐集癖】第11夜[前編]:謎の凡人の非凡なサイケ『ボブ・スミスの光臨/The Visit from Bob Smith』
【私のB級サイケ蒐集癖】第11夜[後編]:ボブ・スミス伝説の物語『ボブ・スミスの光臨/The Visit from Bob Smith』


●Bobby Brown / The Enlightening Beam Of Axonda

1972 / US: Destiny Records – DR 4002 / 1991.6.23 下北沢Flash Disc Ranch ¥1,280

南カリフォルニア出身、50以上の楽器を自作し一人で同時演奏するアウトサイダー的シンガーソングライターBobby Brownのアルバム。おそらくストリート・パフォーマンスで手売りされたていた自主制作盤が、サイケマニアの関心を呼び、サイケレア盤として紹介されたのだろう。80年代に日本にも輸入され、サイケ専門店で高値で売られていた。ブームが過ぎた頃に筆者が比較的安価で購入した72年の1stアルバムは、宗教的な荘厳さと幻惑的なエスノ風味たっぷりのアシッド・フォーキーなサイケ作品。結婚式のパーティで演奏します、と宣伝文が入っているが、お通夜のほうが似合いそうだ。

I Must Be Born (Next Physics Introduced)



●Bobby Brown / Live

1978 / US: Destiny Records ‎– DR-4001 / 1991.7.13 下北沢Flash Disc Ranch ¥800

78年の2ndアルバムはライヴ盤。フリートウッド・マックの前座で出演したコンサートを録音したが、観客の騒音がうるさくて使えなかったために、自分のバンの荷台でペットの犬を観客に録音し直したと書いてある。前作に通じるスピリチュアルなヴォーカルナンバー中心だが、単調なリズムボックスと安っぽいシンセを多用し、奇妙なほど明るい音楽を奏でている。これならマリファナ・パーティーのBGMに重宝するかもしれない。82年に3rdアルバムをリリースしたのを最後に音楽シーンから消えてしまった。どうやらハワイに移住し、のんびり暮らしているらしい。

BOBBY BROWN WATERFALL OF LOVE AMAZING HIPPY ACID FOK GENIUS !


謎めいた
Bのレジェンド
探しましょう


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする