A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【JazzTokyo#274更新】『平岡 俊之 / ウォーターフォン2』『ルース・ワイス / 我らは宇宙の火花であり、我ら自身の炎となる』

2021年02月07日 01時32分08秒 | 素晴らしき変態音楽


音楽情報サイト『JazzTokyo - Jazz and Far Beyond』最新号が更新された。特集は「最近の出版された本から〜 レイシー、阿部薫、アイラー」「スタンリー・カウエル追悼」「ジョン・ラッセル追悼」。剛田武は下記の記事を寄稿した。

●平岡 俊之 / ウォーターフォン2

#2053 『Toshiyuki Hiraoka / Waterphone II』『平岡 俊之 / ウォーターフォン2』

日本から世界へ発信する「即興瞑想音響」
メディテーション・ミュージック的であり、環境音楽/アンビエント・ミュージック的であり、フィールド・レコーディング的であるが、本質的には生楽器の即興演奏のドキュメントである。いわば一人の演奏家の意思による“Improvised Meditation Music(即興瞑想音楽)”と呼ぶのが相応しい。

平岡俊之 Toshiyuki Hiraoka (Waterphone) - worthiness

Toshiyuki Hiraoka Website


●ルース・ワイス / 我らは宇宙の火花であり、我ら自身の炎となる

#2051 『ruth weiss / we are sparks in the universe to our own fire』『ルース・ワイス / 我らは宇宙の火花であり、我ら自身の炎となる』

ビート・ジェネレーションの女神と辺境インプロヴァイザーの出会いが生んだ自由なジャズ・ポエトリー
伝説のビート詩人ルース・ワイスの遍歴と思想を綴ったポエトリーが、ロムスたちのインプロヴィゼーションと見事に絡み合い、二つの異なる視点からアメリカのカウンターカルチャーの歴史を俯瞰する壮大なオーラル・ストーリーが描かれている。

ruth weiss, the beat goddess Documentary Official Trailer

ruth weiss, the beat goddess

辺境音(Edgetone)
奇妙な楽器と
ビート詩人

ruth weiss "San Francisco, silly city" 4-28-15 Top of the Mark


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【りんりんとジャケットアート】Part 2 アート&ポートレート:ヘンリー・カウ/VU/PHEW/ピエール・アンリ/ジャックス/アレア/ふきのとう/エヴァン・パーカー/ワイヤー他*MIX音源付

2021年02月01日 01時07分25秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


2021年1月31日(日) 東京・下北沢シェルター
キスエク主催「内容未定なこの物語 SPツーマン vol.2」

<出演>
SAKA-SAMA
XOXO EXTREME

研修生・星野 瞳々(16)が加わり5人組になったキスエク主催ツーマンライヴ、vol.1が開催されたのが2019年3月16日の浅水るりお披露目ライヴだという。対バンのSAKA-SAMAは2年前は7人組だったのが現在は2人。地下アイドル界の浮き沈みは激しい。そんな荒波を乗り越えてコロナ禍の中精力的に活動している両グループの対バンはソーシャルディスタンスを保ち密を防ぎながらも、心と心のエアコンタクトを十二分に楽しめる現場だった。赤ひげ危機一髪で後攻となったキスエクは初っ端から新曲2曲、1曲目は英語詞、2曲目はミュージカル仕立てと攻めるセトリ。りんりんこと小嶋りんは頭のブーケが顔にかかり表情が隠れながらもエレガントな歌と踊りで筆者の恋心を満たしてくれた。出来上がったばかりの写真集とCDRを運営経由でプレゼントしたので、喜んでくれることを願っている。

Set List
1. Altair(完成版オケ初披露)
2. ねずみは沈む船を見捨てるか?
3. えれFunと"女子"TALK〜笑う夜にはゾウ来たる(5人版初披露)
4. フェニキスの涙
5. Hungry like the wolf
6. Ride a Tiger
7. 鬱。



昨日に続いて小嶋りん個別撮影会の後半を紹介しよう。

●アートジャケット編

Henry Cow『In Praise Of Learning』(1975)
英国ケンブリッジ出身のプログレバンドの75年作。商業主義を拒み硬派な前衛音楽を追求するRock in Opposition(反対派ロック)の代表格。


Mike Oldfield『Tubular Bells』(1973)
英ギタリスト、マイク・オールドフィールドが全楽器を演奏し多重録音で制作した1st。映画『エクソシスト』でも使われたプログレの名盤。


Zoltán Jeney『Om』(1986)
ハンガリーの現代音楽家ゾルタン・イェネイによる究極のミニマルミュージック。同じフレーズが50分繰り返される地獄のような快感。


The Velvet Underground & Nico『The Velvet Underground & Nico』(1966)
アンディ・ウォーホールのバナナのジャケで有名なヴェルヴェット・アンダーグラウンドの1st。全世界のアングラロックの象徴的名盤。


Wire『Pink Flag』(1977)
英ポストパンクバンド、ワイヤーの1st。オルタナロックの元祖。有名な「ロックじゃなければ何でもいい」という発言は都市伝説。


Third Ear Band『Alchemy』(1969)
弦楽器やオーボエを取り入れた英国実験ロックバンドの1st。中世音楽の影響を受けたサウンドは魔術的な響き。小悪魔りんりんにお似合い。


Pierre Henry『Mise En Musique Du Corticalart De Roger Lafosse』(1971) 
仏電子音楽家ピエール・アンリのライヴ録音。脳波を電気信号に変調したストレンジなミュージック・コンクレート。脳が痺れます。


Faust『Faust』(1971)
ドイツの実験音楽グループ、ファウスト(拳骨)の1st。透明ジャケのコンセプチュアルアート。ノイズミュージックの先駆者と呼ばれる。


Area『1978 Gli Dei Se Ne Vanno, Gli Arrabbiati Restano!』(1978)
イタリアの前衛ロックバンド、アレアの6th。地中海音楽の影響を受けたテクニカルなジャズロックとヨーデル風ヴォイスが凄い。


マジカル・パワー・マコ『マジカル・パワー』(1974)
当時18歳で天才音楽少年と呼ばれたマルチ音楽家の1st。武満徹に認められた奇想天外で実験的な音楽性は、日本が世界に誇る前衛ロック。



●ポートレートジャケット編

Slapp Happy『Slapp Happy』(1974)
ドイツ出身アヴァンポップトリオの2nd。ノスタルジックでちょっと毒のあるサウンドは、後にヘンリー・カウと合体し前衛ロック化する。


Phew『Phew』(1981)
ポストパンクの歌姫フューの1st。ドイツ前衛ミュージシャンのエレクトロニクスとクールなヴォイスは日本のNEW WAVE時代の幕開け。


Pink Floyd『The Piper At The Gates Of Dawn』(1967)
ロンドン出身のピンク・フロイドの1st。シド・バレット在籍時の唯一作。後のプログレとは異なるポップなサイケデリック・ロック。


The Fool『The Fool』(1968)
ビートルズの衣装などを手掛けたオランダのデザイン集団ザ・フールの唯一作。妖精が歌い騒ぐようなカラフルなサイケデリック・フォーク。


Fred Frith『Guitar Solos』(1974)
ヘンリー・カウのギタリストの1stソロ。実験的な奏法でギターの可能性を試す即興演奏を展開。前衛音楽へ接近した画期的なアルバム。


Evan Parker『Monoceros』(1978)
英国フリーミュージックを代表するサックス奏者エヴァン・パーカーのソプラノサックス・ソロ。循環呼吸による途切れない音の波に溺れる。


Nick Drake『Bryter Layter』(1971)
74年に26歳で早逝した英国フォークシンガー、ニック・ドレイクの2nd。内省的なヴォーカルと哲学的な歌詞は今でも人気が高い。


ジャックス『ジャックスの世界』(1968)
早川義夫が率いるフォークロックバンドの1st。若者の内面の葛藤を情念的な歌で表現した前衛サウンドは日本のサイケのルーツとされる。


ふきのとう『風来坊』(1977)
北海道出身のフォークデュオ、ふきのとうの5th。ハーモニーを活かしたナチュラルなアコギサウンドで70年代フォークブームを牽引した。


Synanthesia『Synanthesia』(1969)
ロンドン出身のフォークトリオ、シナンテジアの唯一作。バイブやサックスを含むドリーミーな音世界はアシッドフォークの隠れた至宝。


XOXO EXTREME『WORKS VINYL EDITION』(2019)&『フェニキスの涙』(2020)
小嶋りんちゃん所属のキスエクはCDだけでなくレコードも出してくれるので嬉しい。しかもエンボス加工や透明ヴィニールでマニア心をくすぐる。



“The Art of Rinrin & Record Jackets”
Non-Stop DJ Mix by DJ Necronomicon Jan. 2021

1. Paul Mouriat / My Girl
2. 頭脳警察 / ふざけるんじゃねえよ
3. Brigitte Fontaine / Comme a la Radio
4. 大森靖子 / PINK
5. Nocturnal Emissions /
When Were You Last In Control Of Your Dreams And Aspirations?
6. Tony Conrad with Faust / The Side Of Man And Womankind
7. 山崎ハコ / かざぐるま
8. Klaus Schulze /
Velvet Voyage : Destinationvold
9. King Crimson / 21st Century Schizoid Man
10. Devo / Uncontrollable Urge
11. Yes / Roundabout
12. 佐井好子/ 春
13. 佐々木好 / ストレート
14. さだまさし / 檸檬
15. となりきんじょ / 青い眼の木馬
16. Far East Family Band / 時空間の洪水
17. Gary Panter / Tornader To The Tater
18. Renaldo & The Loaf / Lime Jelly Grass
19. Gong / Radio Gnome Invisible
20. Ptôse / Waiting For My Soul
21. Julverne / Pasticcio
22. Henry Cow / War
23. Mike Oldfield / Tubular Bells
24. Zoltan Jeney / Om
25. The Velvet Underground & Nico /
I’m Waiting For The Man
26. Wire / Reuters
27. Third Ear Band / Mosaic
28. Pierre Henry / Lévitation
29. Faust / Why Don't You Eat Carrots
30. Area / Il Bandito Del Deserto
31. マジカル・パワー・マコ / チャチャ
32. Slapp Happy / Casablanca Moon
33. Phew / Closed
34. Pink Floyd / Astronomy Domine
35. The Fool / Fly
36. Fred Frith / Hello Music
37. Evan Parker / Monoceros 2
38. Nick Drake / Fly
39. ジャックス / からっぽの世界
40. ふきのとう / 水色の木もれ陽
41. Synanthesia / Minerva
42. XOXO EXTREME / フェニキスの涙

レコードに
萌える心は
恋心

Hungry like the Wolf / XOXO EXTREME feat. Silent Of Nose Mischief
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする