グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

そら豆

2023年05月08日 | 植物
ゴールデンウイーク雨が少なくて外へ行くには良かったが、風が強く吹く日が多かった。しかし、冬の強風とは違い寒いとは思えなかった。それ程良い気候になったのですね。

ある日我が家にやって来た子は?

 
えへへ“そら豆”です。以前は茹でて食べるだけでしたが(ビールは飲みません)
今回はそら豆ご飯 そら豆の天麩羅などに仕上がっています
 
料理の下拵えとして皮を剥く(外皮・中皮) 茹でて食べるなら外皮でよい

ひと莢で3ケ入りちょっとお得?
 
これは2つ 1つ?

 
中開けると こんな感じです

 
この皮の裏がベッドのようにふわふわで好きだな

 
並んだ

 
ベッドに並んで2姉妹?めっけ

 
堂々と登場?

 
莢に入ってもみんな育つこともないのだ

 
今年のそら豆そろそろ終わり ぐいーと一杯  飲めたらいいと思っている私です
ノンアルコールビールという手もあるか!皆さんどのように食べていますか?(しま)
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元に戻ったの! で!

2023年05月01日 | 植物

2月から始まったPC不調により新PC、それに伴い写真取り込めない事件(事件なのか?)、モバイルPC,最後は何故かガラケーからやっとでスマホデビュー 新しい品物が現れる度にあたふたするが 少し落ち着いてきた。写真も取り込めるようになったので早速      バチ

 

花がたくさん咲いている

でも、何の花だか分からないよね

これなら

                          アジサイでした。

早咲きのアジサイがちらほら つつじと一緒に咲くのですね?

これは だれ?

わからないけれど きれい 可愛いから いいか! (しま)

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太陽の顔?

2023年04月24日 | 植物


タンポポが咲き暖かな春となった。 と 思ったらここ数日また寒くなっている。(寒暖差があると私体が弱いから体調が悪くなる)
タンポポはメジャーな花だけど探すとなかなかなかったりもする。西洋タンポポ日本に入ってきて120年ぐらいたつと言われているが大島にはもっと遅くに入ってきただろう、だから都内にはなかなか見ることができない日本タンポポも結構見つけることができる。それは、年1回の花と年2回以上咲く外国産の花 それに虫に頼る受粉と自家受粉できる花の違いでは日本タンポポに勝ち目はない。これからますます西洋タンポポが幅を利かせるんだろうな~
裏砂漠でも少し見つけたが、うっかりしていてどちらの種類なのか確認することが出来なかった
 でも、裏砂漠にタンポポが少ないのは酸性が好きではないのかな?
裏砂漠にタンポポの綿毛が飛ぶのを見たいな!(しま)
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甘い香りと白い花

2023年04月21日 | 植物
今日、窓を開けて車を運転していたら、甘〜い蜜の匂いが車の中に入ってきました。
「おお! ついに!!」と思って、周囲を見渡すと…

黄色いモコモコの大木!
スダジイの花が、咲き始めたようです。

咲いている花を確認したくて、沢沿いの道に入ったら、「まだ準備中です〜」という風情のスダジイが、ほとんどでした😅
でも…
目の前の道路には、白くてカワイイ花が散っていました。

サクラの花とバトンタッチで咲き始める、オオバエゴノキの花です!

思わず車を降りて、カラスに花を食べさせたりして(笑)影絵遊び!

しっかり楽しんでから車に乗ると、すぐに「なんじゃこりゃ〜!?」の風景が!

沢の向かいのオオバエゴノキの木(樹高7〜8m?)が、上から下までビッシリ花をつけ、

木の下に大量の花が散り、まるで「白い絨毯」を敷き詰めたかのようでした。

ほとんど通る人がいない場所で、メチャメチャ華やかに咲き誇っていました❣️

海岸に多いトベラも、満開に!

山でも海でも、白い花が次々に咲き誇る季節が始まりました。

まだまだ続く伊豆大島の2023年の春を、しっかり楽しみたいと思います😊

(かな)

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ツルニチソウ

2023年04月19日 | 植物
数年前、突然自宅の庭に、ツルニチソウがやってきました。

最初は1輪だったのが、毎年だんだん数を増やし、今では…

お花畑状態に!

「じょうぶだなぁ〜」と思ってネットで調べてみたら、「ツルから根を出して増えていく繁殖力旺盛な植物」と書いてある文章が、たくさん見つかりました。

「ほう!」と思って、早速庭に出て、茎(ツル)をたどってみたのですが…

ツルから根を出したのか、根の上にツルが伸びたのか判断できませんでした(笑)

散っている花を見たら、花びらの付け根部分はくっついて筒状になっていました。

「これでは、虫が蜜を吸う時に大変だろうな」と思って見ていたら…、ハチが数匹やってきました!

やっぱり…、筒の奥まで頭を突っ込み、なかなか大変そうです😅

でも、ここまで体を埋めて食事しているのに、どのハチも毎回、数秒で出てくるのですよね。

「花の中には、あまりご馳走がないのかな??」

がぜん調べてみたくなって、花を割ってみました。

う〜む・・・

蜜が少ないのか?、花粉が少ないのか??、それとも蜜まで届かなくて、諦めたのか???
ハチの気持ちが、良くわかりません〜💦

…ということで、タンキュウは続く😅

(かな)

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花7輪(オオシマザクラ物語2023・本編)

2023年04月11日 | 植物
9年前から、毎年会いに行っているオオシマザクラ。周辺の溶岩の上は

ニオイウツギやカジイチゴなど、荒地に強い低木や草が毎年数を増やし、ずいぶん緑色に変わってきました。

目的のサクラは、というと…

元気に生きていました!

花は、ちょうど終わったところでしたが

花弁が散ってしまったものも含めて

合計7輪の花のあとが残っていました。


高さは、枯れた枝の先端までが218cm。葉があるところの先端までが181cm。

(この測り方で正確なのかは不明ですが😅)

太さは、私の膝の位置で15,5cm。

1本の木の幹は地上に出て、すぐに2つに分かれ

それがまるで別の木のように、上に向かって伸びています。

みんな、だんだん太くなっているような😊

樹皮はみんな、ツヤツヤしていて元気そうです!

でも、葉の生えていない枝は途中でボキボキ折れ、完全に死んでいる様子。

過去の写真を調べてみたら、やはり2019年9月の台風の影響が大きかったようです。

この日は、伊豆大島の風の中ではかなり弱い方だったのに、片側からだけ生える葉っぱたちが風になびいていました。

常に強風にさらされ、葉を落とされ、枝を折られ…。「ここで生きるのは大変だなぁ」と、しみじみ思ってサクラを眺めていたら…

枝越しに噴煙が見えました!

そうだ、強風だけでなく、いずれ火山噴火の影響も受けるのですよね…。
何度も何度も、ダメージを受けても生き続ける…。「生命ってなんだろうなぁ〜」と、しみじみ思いながら、しばらくサクラと共に時を過ごしました。

さて、帰り道。
昨年もブログに登場した、”毛虫に葉をほぼ食べ尽くされて花が咲かなくなったオオシマザクラ”に立ち寄りました。

この木も、枝が何本も枯れていますが、細かい枝が残っているので、強風で折れたというわけではなさそうです。

「やはり毛虫のダメージが大きくて、弱っているのかも?」と思って観察していたら…

なんと、毛虫の卵が生み付けられているのが目に入りました!

ということは…、ようやく生えているわずかな葉っぱも、また全て食べ尽くされる運命に??

種子が落ちた場所で、生きていくしかない植物たち。
1本1本がそれぞれの環境の中で、闘いながら生きているんですね〜。(尊敬)

(かな)

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カミヤツデ

2023年04月10日 | 植物

いつの頃よりあるのでしょうか?(失礼いたしました。こんなにもぼけているとは思いませんでした)

この子がいると南国気分が出てきます。やはり、大島ハワイ計画(観光の為にハワイに少しでも近づけていけたらよいな~と努力したとのこと)の一環でしょうか?

でしたら 昭和の初めころかなヤシの木などと一緒に島に植えられた?でも持てよ!カミヤツデ 神でなくて紙 を作ったからカミヤツデと聞いたから島でも紙漉きしていたのかなっとも思えるのでが?

いやいや島には致命的な!水がない だから紙漉きには 向かないので観賞用で植えられたのだ(きっと)

本当に紙ができるの? と思って先日頂いた枝の皮を剥いてみましたら、繊維が揃ってきれいに剥けました

↑ 此枝です(剝いたときにはカメラが無く今回は知らない方の家で家人は居なかったので撮影が出来ませんでした)

その次は紙漉きか? 私の知り合いにカミヤツデの植えてある方がいないので出来ません!

て 言ったら 『うちのを使っていいよ』と声が掛かるかも?

声は掛けないでください(しま)

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新緑の影絵(オオシマザクラ物語2023・序章)

2023年04月09日 | 植物
9年前から毎年、花が咲く時期になったら、会いにいくオオシマザクラ。
「今年も行かなければ!」と思いつつ、一昨日までは仕事が忙しくて時間が取れず、昨日は船が止まるほどの強風😅
…で、風の静かな晴天となった今日、少し時間ができたので、会いに行くことにしました。

正午ごろの、スタート地点の風景は…

少し前まで、桜の花で白く染まっていたカルデラの壁が、緑色に変わっていました😅

ちなみに昨年は、4月11日でもたくさんの白い花が咲いていたのです。

「今年は開花が早かったから、もう桜の花は終わりかな😢」と思いつつ、歩いてくと…

白い桜の花びらが、地面にたくさん散っているではありませんか!

「これなら目的のオオシマザクラも、少しぐらい咲き残っているかも!」


期待を胸に進んでいくと、森が開けるあたりで、数本の桜に花が残っている風景に出会いました!

やった〜💖

一筋の光が見えました!←おおげさ?(笑)

目の前に広がる風景は、ずいぶん明るい緑色が増えていました。


ガラス細工のようなミツバアケビの花で見とれたり

開花が始まったサルトリイバラの花を見て喜んだり

クルクルのススキで、目が回りそうになったり?

あんまりカワイイのでポートレートで撮ったら、ますます目が回りそうになりました。

🤣🤣

溶岩地帯(ジオ・ロックガーデン)まで行ったら、さらに明るい緑色が多くなりました。

マグマのしぶきが積もってできたフラットな三原山(奥に見える)の斜面より、手前のゴツゴツの溶岩地帯の方が、ずっと多く樹木が生えているのが良くわかります😊

新緑の葉を伸ばしているのは、主にニオイウツギやガクアジサイたち。

種子が小さく、風に乗って、どんどん広がっていく植物たちです。

爽やかな緑色に見とれていたら…あら??

破れたハートのカタチを発見!(葉っぱに写った影をご覧ください)
そうだ〜!
この時期は“葉っぱの影絵遊び”が楽しいのでした!!

急にそのことを思い出して周囲を探したら…

ナニモノかの横顔?
他にも、こっちに向かって羽を広げて飛んでくるツノのある生きもの(?)や

口を開けながら飛んでいく鳥(?)みたいな生きものが、見えてきました。

😊

あちらこちらで遊びながら、ようやく目的のオオシマザクラがいるはずの溶岩の前までやってきました。

ここで、ふと気がついたのですが、新緑の影絵で遊んでいるときは、全く桜の花がなかったような…💦
果たして、オオシマザクラの花は咲いているのでしょうか?
そもそも、無事でいるのでしょうか??

続きは…
長くなりすぎるので、明後日のブログで報告します〜😊
(ちなみに、2014年からの観察記録はこちらで読めます)

(かな)
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シャーロックホームズ、木の謎に迫る

2023年02月01日 | 植物
昨日のブログの続きで、林業の専門家K氏の説明の中で、私の目から鱗が落ちた内容を、いくつか報告します。

(1)オオバヤシャブシが実のつき方を変えたのは、島の風のせい?
本土のヤシャブシは、雌花よりも雄花の方が枝先につきますが、オオバヤシャブシは雌花が枝先につきます。芋虫みたいなのが雄花で、赤っぽくて小さなものが雌花です(昨年春の写真)

花の後に葉と枝が伸び、

冬には茶色いマツボックリのようになって残るのですが、どうして雌花と雄花の位置が入れ替わったのか、ずっと不思議でした。

K氏の推理は「本土は同じ木の花粉が自分にかからないように下にあるけれど、島は風が強く、花粉はすぐ遠くに飛ばされ自分の雌花にかかる心配がないからこうなったのでは?」というものでした。この推理、なんだかとても納得しました。

(2)同じ木なら葉っぱの体積は同じ?
ここの椿の木は、葉が小さく色も濃いのが以前から気になっていました。

実際のところ、先日自宅庭にある椿の葉と比べてみたら、色も大きさも随分違っていたので「栄養状態の悪いところ生きているからかな」と思っていました。(左側が自宅庭の椿の葉です)


でもK氏の指摘でよく観察したら、同じ1本の木でも生えている位置によって、色も大きさも厚みも違っていました。

K氏の説明によると「日当たりが悪いほど葉を薄く広げる」「同じ日当たりが得られる場所は、風が強いところほど小さくて厚い葉で飛ばされるのを防ぎ、風が弱ければ大きくできる」のだそう。
同じ木に生える葉の体積は同じらしく、デジタルノギスで正確な厚みと大きさを測って体積を出すと同じなのだそうです!(こんど測ってみます)

(3)風には逆らわない?
K氏に言われてよく見たら、木の枝が急に向きを変えていることに気づきました!

樹木は常に同じ方向から風が吹き付けていると、その方向に枝を伸ばせないのだそうです。

近くに生えている木のおかげで風が強くあたらなかった木は、最初は光を求めて上に伸びていましたが、背が高くなって風が当たるようになった途端、クルッと向きを変えたようです。
風は、障害物にぶつかっては向きを変え、時には渦を巻きますが、同じ場所には大体同じ向きからの風が吹くために、こうなるそうです。(普段何気なく見ていた風景が、これからメチャ楽しめそうです☺️)

(4)根っこだって枝になる?
2019年9月の台風で倒れ、根の半分以上が剥き出しになった木。(写真は1ヶ月前)

根っこが枝に変身し、空を目指していました。

K氏がここで、筋道立ててわかりやすく変身していく過程を話してくれたので、自分が木になった気がしました(笑)

(5)木の気持ちになって空を見上げて!
実は私、以前この場所で、木が倒れて空が開いている場所と、木が密集して生えている場所の光の量を、照度計で測ったことがありました。(写真は昨年11月)

でも照度計を使わなくても、空を見上げて観察するだけで、分かるとのこと。裏砂漠の光の量を100%としてみると、"倒れた木の上は3割"、"密集しているところは1%ぐらい"、だそうです。照度計でデータを取るよりも、まず植物の立場になって、周囲をよく観察することが大切ですね😅

K氏の、知識と経験に基づく筋道立てた説明が、本当に面白かったです。

どなたかが「シャーロックホームズ」と呼んでいましたが、いろいろ観察、推理しながら歩く姿が、まさに名探偵だと思いました☺️

ツアー以外でもいろいろな話が聞けたので、いつかまた、機会があったら書きたいと思います☺️

(かな)
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マツバラン

2023年01月24日 | 植物
先日のツアーでマツバランらしき植物を写真に撮りましたが、「本当にマツバランなのか?」「他にはいないのか?」が気になったので、1月19日に調べに行ってきました。

場所はジオロックガーデンに入ってすぐのあたり。

(写真の左下に写っているのですが、わかるでしょうか?)

まず「本当にマツバランなのか?」の疑問は、あっさり解決しました。

この形、どう見てもマツバランです!(笑)
ヒョロヒョロと伸びた小さな個体の隣には、何本かがまとまって生えていました。

タワシみたい🤣

マツバランは根も葉もなく、茎だけしかない最も原始的なシダなのだそうです。
地域によっては「絶滅寸前種」となっていて、私も伊豆大島で見たのは14年間の中でたった1回だけです。

そんな珍しい植物が、溶岩地帯に現れるとは!!(30分ぐらい歩いた範囲では、他のマツバランは見つかりませんでした)

近づいてよく見たら、葉先が何者かに食べられたのか、白くなっていました。

隣の大きい方を観察したら、葉の先は緑色。

「小さい方はキョンに食べられたのかも?」と思って周りを見たら

近くにある“ノキシノブ”というシダにも、キョン(たぶん)に食べられた跡が!

あ〜あ…

ベニシダや…

ベニシダとノキシノブのコラボも、あちらこちらで見かけました。

でも、これらのシダたちが見つかったのは溶岩の上だけでした。

ススキ野原に低木が点在する環境では、どのシダも見つからず


樹木のそばには、

森の中などの湿った環境を好む“トウゲシバ”が生えていました。

”トウゲシバ”も原始のシダです。

36年前、溶岩やマグマのしぶき(スコリア)で植物がなくなった場所に、シダたちが環境によって住み分けているのも面白いし、「原始のシダ」と呼ばれるシダたちが、火山地形の中に、現れるのも面白いです。

火山と生きものとの関わり、不思議がいっぱいで楽し〜💖

(かな)
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