グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

小さな命と遙かな未来

2015年04月17日 | 今日の大島
数10万年前の古い火山『岡田火山』の、崖の上にある道を歩いてきました。

全面緑に覆われていますが、実は右側は急な崖になっています。

この時期ならではの花、ホタルカズラ開花!

紫色が鮮やかです。

小さなサルトリイバラの花も咲いていました。

これでもユリの仲間です。

ユリと言えば『アマドコロ』も、どんどん花をつけ始めました。

ツボミを風に揺らしている状態のものが多いですが・・・

中には開いている花もありました。


地面から伸び始め、葉を開く途中のものも・・・。


アマドコロの葉って、こんなに重なって収まっているんですね!


こちらは、ちょっと開いた葉。

葉と葉の間から、白い小さなツボミが覗いています。

ちょっと観察させてもらいました。

こうやって収納されているから、葉が開くと同時ぐらいに花が咲くのですね!
整然と収まっていますね~(感心)。

小さな虫たちも動き出しました。

バッタの子ども。


キイロクビナガハムシ!(たぶん)

赤い色が目立っていました。

ムシャムシャ・・・

柔らかい若葉って、美味しいのでしょうね~。

ウロコアシナガグモが、触肢に黒いものをつけていました。

獲物でしょうか?

クモってこんなに黒いシワシワになるまで、獲物を抱えているものなのでしょうか?

まさか、これは何者かのウン○で、触肢が抜けなくなっている・・・なんてことはありませんよね??

ところで散歩を終え海岸に出たら、崖が崩れていることに気がつきました!
自宅にPCを取りに行き、2年前の写真と比べてみました。

2年前。


今日(夕方)

緑の部分が、少なくなっています。

2年間で崖がこんなに崩れるなら1000年後にはこの崖は、ほとんど無くなってしまうのでは?

火山島は波とせめぎ合い、どんどん形を変えていきます。

春の小さな生命から遙か未来の景色まで、色々楽しんだ散歩タイムでした。

(カナ)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする