グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

不揃いの〇〇〇〇〇達

2019年06月11日 | 植物

突然ですが、家庭菜園の定番と言えば皆さん何を思い浮かべますか?

私は、キュウリ・ナス・トマト・シシトウやピーマン等思い浮かべます。
大島に移り住んで暫く経った時、ふと!「野菜でも育ててみるか・・」と思い
初めて植えた苗が実は先の種類。

トマトは育ったものの、殆ど実が割れてしまいがっかりした記憶が有ります。
キュウリは成長が早く超巨大化する始末。

腐葉土入れて鶏糞撒いて、しっかり土作りしたつもりだったのですが肥料の与え過ぎだったのでしょうか?

さて、会社の敷地入り口建物の脇に、レンガで囲んだ畳一枚分程のスペースが有ります。
花を植えたりもするのですがお世話が苦手で・・・
1年中“雑草が幅を利かせている事が多い“そんな花壇です。

其処に、昨年5月プチトマトを植えました。
と言っても雑草を抜いた程度、土作りもせず苗を3本買って植えただけ・・・。
支柱は、前年に使ったアズマネザサ。
脇芽を摘むのも忘れる事が多く、水やりはたまにするもののほぼ放任状態。
さすがに実の付きが悪かったですね~。殆ど収穫した記憶が有りません。

9月半ばのある日、「今年も失敗したな~」と思いつつ支柱を抜き
後で片付けようとグチャっと折り曲げ、花壇にそのまま寝かせておきました。
「冬に入れば枯れてしまうだろう」と、ルーズな私はそのまま放置。

しかし、しばらくすると12月に入り花が咲き始めたのです。
1月に入るとこんな状態に・・・ビックリ!してしまいました。

立派な実も沢山付いています。

霜が降りるそんな寒い朝も有ります。雪の降る季節なのです。
それなのに、地を這いながらノビノビと育っている“プチトマト”
俄然、愛おしくなってきました。

大きさは不ぞろいですが、甘くて美味しい普通の”プチトマト”です。


中には大豆程の大きさで赤く熟したものも有ります。味は紛れもなく”プチトマト”
余りの逞しさに「雑草達と共存?競合?させてみよう!」
店先で見た目は余り宜しくないのですが、しばらく様子を見る事にしました。

水まきもせず草も抜かずに見守るだけ、しかし色付いた実は美味しく頂く。
或る意味、・・・とんでもない奴ですね。

こんな状態に置かれながらも、相変わらず実を付けています。


上は、今年5月初旬の画像、苗を植えてから丸一年が過ぎました。

下は今日(6/11)撮った画像・・・ドクダミやヒメツルソバ、訳の判らない雑草と共存しています。






トマトは本来多年草との事・・・私は知りませんでした。
環境さえ整えば、いくらでも花を付け実を生らせる事が出来るらしい。
ただ、野路では冬の寒さに耐えられないのが普通で、実の付きも悪くなり枯れてしまうとの事。

さて、2年目に突入しているこのプチトマト
一体、何時まで花を咲かせ実を付け続けるのでしょう?まだまだ観察が必要な様です。


買ったトマトと逞しく生きるトマト

皆さんは、どちらにパワーを感じますか?
                            By GIBA

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする