山の自然

身近な野山の花、虫や鳥たちの写真を撮ってます。それと農業も。

おおとりもの

2013年11月09日 | 自然
私の世話になっている山では、このところ猪対策に苦心をしています。

我が村も3年ほど前に村中の田畑をトタン板を横にして囲ってしまいました。

隣の村では、縦にしてもはいられ手を焼いているとか。

最近は、一番たちの悪い(人間の立場では)「サル」が出現。

「村の境まで来た。」とも聞きます。


今朝の朝刊を見ていてビックリ。

「4時間半の大捕り物」の記事。

良く読むと、山里から来た1頭の猪が市の市街地に出没。

市や警察など70人余りが包囲するも逃げまどい、コンパネの囲いを飛び越え最後は、塀に囲まれた民家の玄関先で御用となったそうです。

午前10時半ごろ、発見から4時間半が経過してたと。

警察官2人が手をかまれ軽傷を負ったが市民にけがなし。

近隣の幼稚園、小学校では、迂回して登校したり、園外の散歩などを取りやめたりとひと騒動。

みんな無事でよかったけど、一番びっくりしたのは「いのしし」さんかな?


山では高齢化が進み、昔は、里山の整備もできていたのが、だんだん荒れてきています。

また畑では、収穫後の痛んだ葉っぱや、熟した木々の美(柿など)がいっぱいあります。

田んぼでは、ひこばえ(稲刈り後に出てくる稲の穂)が餌になるとか。

1反(1000㎡)で50kg位はあるようです。

山と里の境がだんだんぼけてきている現在、本来は臆病で出てこない猪が、美味しい餌を求めて人里へ近づいて出てきているようです。