山の自然

身近な野山の花、虫や鳥たちの写真を撮ってます。それと農業も。

片付け

2016年11月27日 | 高齢者
先日、身につませられることがありました。


知人から、「親の家の片づけをしたいので手伝って。」との話があったんです。

その家は、ご両親が住まわれていたのですが、お二人とも天に召され、家を処分することに。

年齢的には、自分の親の世代の方のお住まいです。

友人は、「自分たちは必要なものはないのですべて処分するから。」と。


とりあえず、押し入れの中の物からビニール袋へ詰め込んでいきます。

大事に使われていたのでしょう。

クリーニングから帰ったビニールの係ったもの、使用目的に分けて衣装ケースに保管したりと、整理整頓されていました。

押し入れの中には、祝い返しでいただいた毛布やタオルなども新品のまま置いてありました。

和ダンスの引き出しには、2本も着物で一杯でした。

床の横の押入れには、多くの花器や茶の道具も・・・。

ご両親にとっては、大事で思いのこもった品々。

でも、時代が変わり代が変わると、それも場合によっては無用の長物と位置づけられる。

悲しい事ですが、現実です。


成長してきた環境や価値観の相違によって、形見になれるもの、処分品になるもの。

私も、小さいころ親が苦労してして大きくしてくれたことを良く覚えています。

物を大事にすることを叩きこまれました。

なかなか、処分が出来ず部屋の中はなかなか片付きません。

でも、いつこの世を去る事になるか、だれにも分かりません。

丁度年末、大掃除の時期です。

子どもたちが、困らないように少しづつ片付けをしなければ。