浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

『Journalism』10月号

2015-10-08 14:48:54 | 政治
 Journalism10月号が届いた。最近のJournalism誌は、大いなる知的触発をもたらしてくれる。

 今日来たばかりだから、全てを読んでいるわけではない。

 最初に読んだのは、巻頭にある漫画家の新田たつおさんの文。彼は今『隊務スリップ』という漫画を描いているという。まったく知らなかった。この漫画家の名はもちろん、この漫画も、また映画などにもなった『静かなるドン』も知らなかった。

 この漫画家のことを知り得ただけでも、今月号は価値がある。

 新田さんは、日常を生きていくなかで、ふと安倍政権がしていることに疑問をもった。そして奇想天外の内容の連載を始めた。企業に就職した者が軍隊に出向させられ、戦争に参加する・・・・

 そういう漫画を書き始めたら、現実が、その漫画のあとをついてきたと書いている。

 次に神奈川新聞の石川学さんの文を読んだ。今ボクは、神奈川新聞が連載していた記事をまとめた『時代の正体』という本を注文している。地方のジャーナリズムはなかなか頑張っているところもある。

 この文を読んで、いろいろ考えさせられた。辺見庸氏のコメント「現在は平時か。僕は戦時だと思っています。あなたが平時だと思うなら、反論してください。でないと議論はかみあわない」、これについてはボクはどこかで読んでいる。


 
 戦時は、平時だと思っているその延長線上に突然出現してくるのではなく、まさに平時と戦時はきれめなくつながっている。あの「参戦法案」が成立しているとするなら、まさに今は「戦時」と捉えたほうが良い。

 あらゆるところで、教育や地方自治、排外主義など「戦時」が姿をあらわしている。

 こういう文を読んでいると、ボクは、まだまだがんばりが足りないと思う。

 未来の世代から「自民党、公明党の政権が、こんな時代にしたことに対して、あなは何をしていたのか」という想定される問い、それはボクが大人たちに投げかけた問いでもあるが、それを受けないために、どうすべきか。

 今夜、「戦争をさせない市民の会」の会合がある。



 内田樹氏や小林節氏の発言などへの言及は、考えさせられることが多い。

 『隊務スリップ』を読まなければならない。
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テレビメディアの政治性

2015-10-08 14:14:45 | メディア
 テレビメディアは、基本的に体制擁護なんだな。「参戦法案」に反対した石田純一を出演させないような動きがあるんだそうだ。

 NHKもその他も、ばからしくて見てられない。

http://lite-ra.com/2015/10/post-1565.html
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アベの記者会見、記者の質問内容は事前に届けてあった

2015-10-08 13:59:15 | メディア
 しかしまあ、メディアというのは、権力と結託しているといっても過言ではない。以下に紹介するブログ記事を読んで欲しい。

 ひとつ 日本のメディアのだらしなさが浮き彫りになる。

 ふたつ アベという首相の知的レベルが浮き彫りになる

 みっつ 国際的に、以下に日本が注目されていないかが浮き彫りになる

http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/0ec6c20650e456696d51be8f34011006

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