税法の学者である三木義一さんが、『東京新聞』で週一回「本音のコラム」を担当しているが、これが頗る面白い。
28日のそれは「賭け麻雀と税金」である。最初の出だしがよい。
「余人を持って代えがたい黒川前東京高検検事長は賭けマージャンの常習犯だった。・・・職業倫理もないいいかげんな男だったのかと唖然とするが、だから権力のご用聞きを平然とこなせたのだろう。」
さて賭けマージャンで得たカネに税金はかかるのか、について三木さんは説明する。
1965年の所得税法改正で、違法所得にも課税されることが明確になったという。
「たまたま誘われた」賭けマージャンの場合は、「偶然性が高い」ので「一時所得」となるという。その場合は「50万円の控除額」があるので、所得は出ないだろう、とする。
しかし黒川某は常習犯である。そして接待だったからその際の所得は「雑所得」となるが、必要経費はないので「収入金額がそのまま所得金額」となり、「給与所得について年末調整されているとはいえ、20万円以上あれば申告義務があ」り、「それ以下だとしても住民税の申告義務はある」。
以上が三木さんのコラムの内容である。
さて、黒川某は接待マージャンでの「儲け」をどうしていたのか。ここでも脱法行為を働いていたのか。
安倍晋三=自民党・公明党政権にとって、こういう人間こそが「余人を持って代えがたい」人なのだという。
安倍晋三=自民党・公明党政権に関わる人々は、犯罪行為を行ったり脱法行為をしているから、仲間が欲しいのだろう。
確かに、小渕優子、甘利明、下着泥棒の高木毅、日報を隠蔽した稲田朋美、選挙買収の河井克行・案里夫妻・・・・など多士済々である。よくもまあ集めたものだ。首相自体も「桜をみる会」がある。
すごい仲間たちだ。
28日のそれは「賭け麻雀と税金」である。最初の出だしがよい。
「余人を持って代えがたい黒川前東京高検検事長は賭けマージャンの常習犯だった。・・・職業倫理もないいいかげんな男だったのかと唖然とするが、だから権力のご用聞きを平然とこなせたのだろう。」
さて賭けマージャンで得たカネに税金はかかるのか、について三木さんは説明する。
1965年の所得税法改正で、違法所得にも課税されることが明確になったという。
「たまたま誘われた」賭けマージャンの場合は、「偶然性が高い」ので「一時所得」となるという。その場合は「50万円の控除額」があるので、所得は出ないだろう、とする。
しかし黒川某は常習犯である。そして接待だったからその際の所得は「雑所得」となるが、必要経費はないので「収入金額がそのまま所得金額」となり、「給与所得について年末調整されているとはいえ、20万円以上あれば申告義務があ」り、「それ以下だとしても住民税の申告義務はある」。
以上が三木さんのコラムの内容である。
さて、黒川某は接待マージャンでの「儲け」をどうしていたのか。ここでも脱法行為を働いていたのか。
安倍晋三=自民党・公明党政権にとって、こういう人間こそが「余人を持って代えがたい」人なのだという。
安倍晋三=自民党・公明党政権に関わる人々は、犯罪行為を行ったり脱法行為をしているから、仲間が欲しいのだろう。
確かに、小渕優子、甘利明、下着泥棒の高木毅、日報を隠蔽した稲田朋美、選挙買収の河井克行・案里夫妻・・・・など多士済々である。よくもまあ集めたものだ。首相自体も「桜をみる会」がある。
すごい仲間たちだ。
ランセットという雑誌は医療界では権威あるものとされている。最後まで訳さなかったが、マスクの有効性と換気の重要性が指摘されていた。
まだまだCOVID-19 は予断を許さない。マスクと換気、とても重要であることをしっかりと覚えておこうと思う。翻訳をはじめてここで約1時間が経過した。翻訳は時間がかかる。
通気性の悪い空間での小さな飛沫エアロゾルとSARS-CoV-2の感染
世界的に、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)の集団感染を防ぐための有効な対策が医療機関で検討されている。SARS-CoV-2の感染要因についてのデータは少ないが、感染者からの呼吸器飛沫感染が主な感染経路であると考えられている。
会話や咳をする際に発生する1ミクロン未満から約10ミクロンの小さな飛沫には、ウイルス粒子が含まれていることが明らかにされている。飛沫は、エアロゾルの中で3時間生存し、感染力を維持する。その飛沫は、空気中を通って気道に入ることで直接感染(エアロゾル)し、または汚染された手を通した接触により間接的に感染する。
感染のあり方は、上気道から始まるか下気道から始まるかに影響を与え、病気の進行の重症度に影響を与えると考えられている。とりわけ、SARS-CoV-2感染の用量反応の関係は、まだ明らかになっていない。特にエアロゾルによるウイルスの感染に関しては。しかし、風通しの悪い空間での少量のウイルス濃度を含むエアロゾルは、低湿度・高温と相まって、時間の経過とともに感染量を増加させる可能性がある。
呼吸器飛沫の飛散と可能な予防策をよりよく理解するため、咳や発声による飛沫の発生を、飛沫の大きさ分布、移動距離と速度、空気の換気レベルとの関係性のなかで飛散時間を測定・分析した。
1回の咳と会話をしている際の呼吸器の飛沫の大きさ分布を調べるために、噴霧飛沫測定装置(Malvern Spraytec, Malvern, UK)を用いてレーザー回折測定を行った。健康なボランティアの咳では,大飛沫(直径100~1000μm)と小飛沫(1~10μm)の2種類が検出され,小飛沫の方がより多く検出された(付録p1).対話中では小飛沫のみが認められた(付録 p1)。大きな飛沫は特に咳と関係があるとされてきたが、ここでは咳によって両方の大きさの飛沫が発生することを観察した。
次に、SprayScan(Spraying Systems, Glendale Heights, IL, USA)レーザーシートを用いて、咳からでる飛沫のレーザー光の散乱を撮影することにより飛沫の速度と飛沫の軌跡を調べた。大きな飛沫は急速に地面に落下することが観察された(付録 p2)。咳の開始時の飛沫の速度は毎秒2~7mで、目に見える大きな飛沫(典型的には直径500μm)は、その軌跡が重力のために曲がり、1秒以内に遠距離まで異動せずに急速に地面に落下することが判明した。この観察は、重力と空気抵抗のバランスをとることによって説明することができるが、典型的な半径5μmの小さな飛沫は、160㎝の高さ(すなわち、平均的な対話または咳が出る高さ)で生成されたとき、地面に到達するまでに9分かかることが判明した。これらの小飛沫は、SARS-CoV-2のエアロゾル感染に関連していることから、特に注目されている。
また、鼻腔からの飛沫についても調査したところ、通常の呼吸ではバックグラウンドノイズレベル以上の飛沫は検出されないことが判明した。くしゃみからは、ほとんどが非常に大きな飛沫で、頬腔と鼻腔の両方から発生し、長い間は存在しないことが判明した。
同じレーザーシートを使用して、咳の小飛沫が空気中にどのくらいの時間浮いてくるかを調査した。Medspray(オランダ・エンスヘデ)の専用スプレーノズルを使用して、コントロールされた量の小飛沫を空気中に分散させ、咳をしたときの効果を再現した。飛沫は平均直径5ミクロンで、スプレーノズルによってき均一的にばらまかれた。実験室の中央に吊るされた固定レーザーシートを通過する飛沫の数を、照らしだされた飛沫を検出するアルゴリズムを用いて解析した。我々は、換気のレベルが異なる3つの部屋でこの実験を繰り返した:換気なし、機械的換気のみ、入り口のドアと小さな窓を開いた機械的換気の3つである。よく換気された部屋では30秒で飛沫は半減した。換気なしの部屋では、(半減するまでに)5分かかった。(中略)換気の悪い部屋では、飛沫の数は1~4分で半減した。
我々は健康なボランティアだけを調査し、COVID-19やウイルスを含むエアロゾル飛沫を持つ患者を直接調査したわけではないが、飛沫の大きさの分布と持続性に関する我々のデータは、ウイルス感染を防ぐためにはフェイスマスクを使用する必要があることを示唆している。ここで研究された小さな飛沫のエアロゾルによる感染は、高性能のマスクを使用しなければ防ぐことができない。従来のサージカルマスクは、吸入呼吸ではここで研究された小さなエアロゾルの30%しか阻止できなかったが、呼気にとってははるかに有効であった。
(以下略)
まだまだCOVID-19 は予断を許さない。マスクと換気、とても重要であることをしっかりと覚えておこうと思う。翻訳をはじめてここで約1時間が経過した。翻訳は時間がかかる。
通気性の悪い空間での小さな飛沫エアロゾルとSARS-CoV-2の感染
世界的に、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)の集団感染を防ぐための有効な対策が医療機関で検討されている。SARS-CoV-2の感染要因についてのデータは少ないが、感染者からの呼吸器飛沫感染が主な感染経路であると考えられている。
会話や咳をする際に発生する1ミクロン未満から約10ミクロンの小さな飛沫には、ウイルス粒子が含まれていることが明らかにされている。飛沫は、エアロゾルの中で3時間生存し、感染力を維持する。その飛沫は、空気中を通って気道に入ることで直接感染(エアロゾル)し、または汚染された手を通した接触により間接的に感染する。
感染のあり方は、上気道から始まるか下気道から始まるかに影響を与え、病気の進行の重症度に影響を与えると考えられている。とりわけ、SARS-CoV-2感染の用量反応の関係は、まだ明らかになっていない。特にエアロゾルによるウイルスの感染に関しては。しかし、風通しの悪い空間での少量のウイルス濃度を含むエアロゾルは、低湿度・高温と相まって、時間の経過とともに感染量を増加させる可能性がある。
呼吸器飛沫の飛散と可能な予防策をよりよく理解するため、咳や発声による飛沫の発生を、飛沫の大きさ分布、移動距離と速度、空気の換気レベルとの関係性のなかで飛散時間を測定・分析した。
1回の咳と会話をしている際の呼吸器の飛沫の大きさ分布を調べるために、噴霧飛沫測定装置(Malvern Spraytec, Malvern, UK)を用いてレーザー回折測定を行った。健康なボランティアの咳では,大飛沫(直径100~1000μm)と小飛沫(1~10μm)の2種類が検出され,小飛沫の方がより多く検出された(付録p1).対話中では小飛沫のみが認められた(付録 p1)。大きな飛沫は特に咳と関係があるとされてきたが、ここでは咳によって両方の大きさの飛沫が発生することを観察した。
次に、SprayScan(Spraying Systems, Glendale Heights, IL, USA)レーザーシートを用いて、咳からでる飛沫のレーザー光の散乱を撮影することにより飛沫の速度と飛沫の軌跡を調べた。大きな飛沫は急速に地面に落下することが観察された(付録 p2)。咳の開始時の飛沫の速度は毎秒2~7mで、目に見える大きな飛沫(典型的には直径500μm)は、その軌跡が重力のために曲がり、1秒以内に遠距離まで異動せずに急速に地面に落下することが判明した。この観察は、重力と空気抵抗のバランスをとることによって説明することができるが、典型的な半径5μmの小さな飛沫は、160㎝の高さ(すなわち、平均的な対話または咳が出る高さ)で生成されたとき、地面に到達するまでに9分かかることが判明した。これらの小飛沫は、SARS-CoV-2のエアロゾル感染に関連していることから、特に注目されている。
また、鼻腔からの飛沫についても調査したところ、通常の呼吸ではバックグラウンドノイズレベル以上の飛沫は検出されないことが判明した。くしゃみからは、ほとんどが非常に大きな飛沫で、頬腔と鼻腔の両方から発生し、長い間は存在しないことが判明した。
同じレーザーシートを使用して、咳の小飛沫が空気中にどのくらいの時間浮いてくるかを調査した。Medspray(オランダ・エンスヘデ)の専用スプレーノズルを使用して、コントロールされた量の小飛沫を空気中に分散させ、咳をしたときの効果を再現した。飛沫は平均直径5ミクロンで、スプレーノズルによってき均一的にばらまかれた。実験室の中央に吊るされた固定レーザーシートを通過する飛沫の数を、照らしだされた飛沫を検出するアルゴリズムを用いて解析した。我々は、換気のレベルが異なる3つの部屋でこの実験を繰り返した:換気なし、機械的換気のみ、入り口のドアと小さな窓を開いた機械的換気の3つである。よく換気された部屋では30秒で飛沫は半減した。換気なしの部屋では、(半減するまでに)5分かかった。(中略)換気の悪い部屋では、飛沫の数は1~4分で半減した。
我々は健康なボランティアだけを調査し、COVID-19やウイルスを含むエアロゾル飛沫を持つ患者を直接調査したわけではないが、飛沫の大きさの分布と持続性に関する我々のデータは、ウイルス感染を防ぐためにはフェイスマスクを使用する必要があることを示唆している。ここで研究された小さな飛沫のエアロゾルによる感染は、高性能のマスクを使用しなければ防ぐことができない。従来のサージカルマスクは、吸入呼吸ではここで研究された小さなエアロゾルの30%しか阻止できなかったが、呼気にとってははるかに有効であった。
(以下略)
埼玉県のCOVID-19 対応のまずさが指摘されている。東京の隣県ということで、医療などは東京都の関係機関に依存していたからだそうだが、埼玉県の行政に大きな問題があったことも事実である。
とりわけPCR検査をしないために、埼玉県民は重篤化するまで放っておかれ、なかには亡くなられた方もいる。
『日本経済新聞』が、さいたま市の保健所長にインタビューした記事を載せた。
それを読んで、あああ、と思った。
「さいたま市の検査機は2台で、基本的には1日40件しか対応できない」という発言、そして後の方で「民間のキャパシティーを増やしていくことや、唾液によるPCR検査ができるようになればよくなる。」という発言がある。
PCR検査機は、民間検査機関や大学病院、研究機関にも備えられているが、それを活用しようとしなかった、ということなのだ。
さいたま市はじめ、埼玉県は医療機関が少ないという。保健所長は、「さいたま市は人口あたりの病院数も医師数も、政令指定都市のなかで一番少ない。非常事態が起きた時が心配だった。(医療崩壊の)危険性が高いと感じていた」と語り、「感染症指定医療機関の病床数は8床」しかないという。
医療機関や感染症患者のための病床を、「医療費抑制」というかけ声の下に減らしてきたのは、厚労省の医系技官たちであった。今もこの方針に変わりはない。
この保健所長も、もと厚労省の医系技官であった。
とりわけPCR検査をしないために、埼玉県民は重篤化するまで放っておかれ、なかには亡くなられた方もいる。
『日本経済新聞』が、さいたま市の保健所長にインタビューした記事を載せた。
それを読んで、あああ、と思った。
「さいたま市の検査機は2台で、基本的には1日40件しか対応できない」という発言、そして後の方で「民間のキャパシティーを増やしていくことや、唾液によるPCR検査ができるようになればよくなる。」という発言がある。
PCR検査機は、民間検査機関や大学病院、研究機関にも備えられているが、それを活用しようとしなかった、ということなのだ。
さいたま市はじめ、埼玉県は医療機関が少ないという。保健所長は、「さいたま市は人口あたりの病院数も医師数も、政令指定都市のなかで一番少ない。非常事態が起きた時が心配だった。(医療崩壊の)危険性が高いと感じていた」と語り、「感染症指定医療機関の病床数は8床」しかないという。
医療機関や感染症患者のための病床を、「医療費抑制」というかけ声の下に減らしてきたのは、厚労省の医系技官たちであった。今もこの方針に変わりはない。
この保健所長も、もと厚労省の医系技官であった。
人との距離をとることが、感染しないため必要であるとされている。基本的には感染者の飛沫がかからないように、ということで、今ではどこでも透明な「壁」を設置している。
しかし、ウィルスは空気中にも長時間漂う、という研究もある。
コロナ対策の対人距離6フィート、不十分の恐れ 専門家報告
私も日常的にはマスクをしなくなった。スーパーとか人が多くいるところに行くときだけマスクをする。
だが警戒は怠ってはいけないと、自らを戒めている。無症状の感染者はどこにいるかわからない。
しかし、ウィルスは空気中にも長時間漂う、という研究もある。
コロナ対策の対人距離6フィート、不十分の恐れ 専門家報告
私も日常的にはマスクをしなくなった。スーパーとか人が多くいるところに行くときだけマスクをする。
だが警戒は怠ってはいけないと、自らを戒めている。無症状の感染者はどこにいるかわからない。
COVID-19 は、したたかなウィルスである。時に人の命を奪ったり、肺に致命的な打撃を与えたり、他方ではウィルスに感染していてもまったく症状を発しなかったり。無症状の感染者は、生活をしていくなかで非感染者にウィルスを感染させていく。
だから、感染者を非感染者から離し、感染者がもつウィルスを撲滅することが必要となる。そのためには、感染者と非感染者とを明確に知る必要がある。
ところが日本では、PCR検査にカネをかけたくない(日本の政府も自治体も、財政からは自分の支持基盤やお友だちなどにのみ支出する)から、検査はしない。今もってそれが続いている。
※「持続化給付金」の問題で、経産省と電通、竹中平蔵のパソナがタッグを組んで幽霊団体をつくり、大金をせしめようとしている。
給付遅れるコロナ「持続化給付金」 769億円で受託した法人の不透明な実態
持続化給付金の事業費97%が電通へ 国から受託の法人
持続化給付金の他にも…経産省事業を4年で14件 「実態は電通の人に聞いて」
カネをかけないやり方というのは、感染者と非感染者とが交わらないようにすること、である。Stay Homeがその方法である。しかしこれはカネをかけないけれども、その一方で日常の経済活動が滞り、カネが市中をまわらなくなってしまう。この方法は、カネはかからないが、つぶれてしまう商店や業界、エンタテインメント業などが生まれ、社会を閉塞させてしまう。
賢明な国は、検査をして感染者を確定して隔離し、経済活動が「臨終」を迎えることのないように経済的な支援をして、できるだけ早くにウィルスを放逐するという方法をとる。
日本は、残念ながらそういう有能な方法はとらない。とにかくカネをかけない。カネはお友だちや仲よくしているところにしか支出されない(電通、パソナ・・・)。
さて現状で、COVID-19 の新たな感染者は減っている。当然である。感染者と非感染者とが、Stay Homeで交わらないからだが、検査をしていないので無症状の感染者が野放しになっている。そしてまた感染者が非感染者と交わるようになれば、再び感染者は増えていく。
折角Stay Homeで少なくしたのであるから、この時にこそ感染者をできるかぎり発見して非感染者から離すことが必要なのだ。
しかし、安倍晋三=自民党・公明党政権とそれにぶらさがる「専門家」たちを、私は信用できない。なぜなら、有効だと分かっていても、やる気はないからだ。
だから、感染者を非感染者から離し、感染者がもつウィルスを撲滅することが必要となる。そのためには、感染者と非感染者とを明確に知る必要がある。
ところが日本では、PCR検査にカネをかけたくない(日本の政府も自治体も、財政からは自分の支持基盤やお友だちなどにのみ支出する)から、検査はしない。今もってそれが続いている。
※「持続化給付金」の問題で、経産省と電通、竹中平蔵のパソナがタッグを組んで幽霊団体をつくり、大金をせしめようとしている。
給付遅れるコロナ「持続化給付金」 769億円で受託した法人の不透明な実態
持続化給付金の事業費97%が電通へ 国から受託の法人
持続化給付金の他にも…経産省事業を4年で14件 「実態は電通の人に聞いて」
カネをかけないやり方というのは、感染者と非感染者とが交わらないようにすること、である。Stay Homeがその方法である。しかしこれはカネをかけないけれども、その一方で日常の経済活動が滞り、カネが市中をまわらなくなってしまう。この方法は、カネはかからないが、つぶれてしまう商店や業界、エンタテインメント業などが生まれ、社会を閉塞させてしまう。
賢明な国は、検査をして感染者を確定して隔離し、経済活動が「臨終」を迎えることのないように経済的な支援をして、できるだけ早くにウィルスを放逐するという方法をとる。
日本は、残念ながらそういう有能な方法はとらない。とにかくカネをかけない。カネはお友だちや仲よくしているところにしか支出されない(電通、パソナ・・・)。
さて現状で、COVID-19 の新たな感染者は減っている。当然である。感染者と非感染者とが、Stay Homeで交わらないからだが、検査をしていないので無症状の感染者が野放しになっている。そしてまた感染者が非感染者と交わるようになれば、再び感染者は増えていく。
折角Stay Homeで少なくしたのであるから、この時にこそ感染者をできるかぎり発見して非感染者から離すことが必要なのだ。
しかし、安倍晋三=自民党・公明党政権とそれにぶらさがる「専門家」たちを、私は信用できない。なぜなら、有効だと分かっていても、やる気はないからだ。