浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

政治

2012-12-28 19:54:31 | 日記
 今日の『中日新聞』の一面は「安倍政権の行き先」という連載記事の第一回、「民主政策リセット 急な保守回帰 危うさ」である。そこには原発ゼロ政策見直しや生活保護費の引き下げ、高校授業料の見直し、国債の大量発行によるおそらく公共事業の展開などが書かれている。

 自民党の圧勝に終わった総選挙。実際の民意とは異なった結果ではあるが、現行の選挙制度の下で、それぞれの選挙区では自民党への投票が多かったということである。

 そして安倍政権の支持率は62パーセント。

 自民党と公明党の政治は、思い出せば明確である。大企業や富裕者優遇の政治であり、またアメリカ隷従の外交もあった。

 その自民党を選挙民の多くは支持したのだから、その結果を選挙民は引き受けなければならない。生活保護費が下がっても、高校授業料が復活しても、いわば「自業自得」の面もある。とにかく自公を勝たせたのだから。なんてひどいことを、と思うかも知れないが、かつての自公政権の悪政を復活させたのであるから、選挙民は我慢するしかない。

 国民は、悪政が好きかも知れないのだ。あるいは政治がよくわからない、のかもしれない。でもわからないのは、国民の責任でもある。

 ボクは、一面この選挙結果にあきれているのだ。また今日のニュースで、日本未来の党が空中分解したようなのだ。

 悪政を推進する自民党、公明党、そしてその悪政に追随する姿勢をもった民主党。そうでない政党は、ひたすら極小化していく。「大同団結」が必要なのに、そうした意思はないようだ。政治を良くするよりも、みずからの政治家としての現状維持、あるいは政治勢力の温存が至上目的のようだ。

 みんながみんな自分のことばかり考えて行動していれば、社会や政治はよくなるわけがない。よくしようという人々は、圧倒的な少数なのだ。

 ボクは少数でいいと思っている。ボクは自らの理想を今後も追求していく、ただそれだけだ。

 その国の政治の状態は、その国の国民の意識に照応するしかない。それが国民主権。

 フクシマでも、オキナワでも、自民党が勝った。そうだったのか・・・とボクは思う。



 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 支え合い | トップ | 腰痛(その2) »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日記」カテゴリの最新記事