昨日の『東京新聞』第一面、米軍普天間基地の格納庫補修費、PFASの対策費6億円を日本側が出してあげるというニュース。
日本政府は、米軍に対して完全に従属し、どんなことでもカネをだす。
日本国があたかも米軍の支配下にある植民地であるかのように、いや敗戦と同時にずっと、日本はアメリカ軍の占領下にあり、戦後政治を担ってきた自由民主党は、その婢女であり続けてきた。自由民主党にとって、それは体質となってしまっている。すべてはアメリカ軍のために、というわけである。第三面には、自由民主党総裁候補全員が、日米地位協定見直しの交渉をしないという。「どちらでもない」という回答をしている者もいるが、その答えは問題となっているという認識がないということであり、「しない」という回答と同じである。
わたしは自由民主党を「売国奴」と言うのだが、しかしその「売国奴」を支持する日本の選挙民がたくさんいるのだから仕方がない。
それぞれの業界が、自由民主党とつながり、そこから自分たちだけがいい目を見るように、利益を引き出す。要するにカネである。とにかくカネのために自由民主党と手をつなぐ。連合という労働組合も、大企業で働く労働者の「業界団体」のようになってしまい、自由民主党とつながることで利益を引き出そうとしている。
昨日、立憲民主党の代表が決まった。わたしはほとんど関心をもたずにいたが、たとえ立憲民主党が政権を取ったとしても、野田が代表なら「売国奴」・自由民主党の政権とほとんど変わらないだろう。
選挙民がそれでよしとしているのだから仕方ない。
米軍支配下の日本は今後も続くだろう。カネに隷属する選挙民、米軍に隷属する自由民主党、隷属が好きな日本人らしいともいえる。