来年のカレンダーはこれで決まり! 抱一の「四季花鳥図巻」

今年も残すところあと2ヶ月となりました。そろそろ来年のカレンダーをどうしようかとお悩みの方も多いのではないでしょうか。無精な私は、いつも慌てて年明けに購入するか、何処からかいただいたカレンダーをそのまま掛けて満足してしまうのですが、今回だけは早々に決まりました。東京国立博物館オリジナルカレンダー、酒井抱一の「四季花鳥図巻」です。


表紙から。

 
中を少しご紹介。


最後のページには「四季花鳥図巻」の簡単な解説と、カレンダーの図柄をどの部分から切り取ったのかが図入りで示されています。丁寧です。

去年までの東博のカレンダーは、所蔵の国宝の図柄を用いたものが販売されていたそうです。それが今回とうとう「ネタ切れ。」(売店の方のお話)となり、抱一の「四季花鳥図巻」が登場する運びとなりました。当然ながら印刷も鮮明です。一部1200円。ミュージアムショップでの販売です。まずはお手に取ってみてはいかがでしょう。

*酒井抱一「四季花鳥図巻」(1818)
春夏秋冬の花鳥、草花などが描かれた二巻の巻物。上巻の春草から始まり下巻の積雪の光景にて終る。光琳作とされる「四季草花図巻」の影響を受けている。鮮やかな色彩は中国・清朝の花卉画にも通じる。(新潮日本美術文庫18 酒井抱一より。)





「酒井抱一/新潮社」
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