10月の展覧会・ギャラリーetc

10月中に見たい展示をリストアップしてみました。

展覧会

・「アール・デコの館」 東京都庭園美術館(10/6~10/31)
 #夜間開館イベント:「夜の美術館」(ライトアップ+野外映像プロジェクション) 10/28~30 16:00~21:00
・「彫刻の時間 継承と展開」 東京藝術大学大学美術館(10/7~11/6)
 #彫刻科教授によるギャラリートークあり。木戸修、深井隆、北郷悟→スケジュール
・「春日の風景」 根津美術館(10/8~11/6)
・「特別展 モーリス・ドニ」 損保ジャパン東郷青児美術館(~11/13)
・「酒井抱一と江戸琳派の全貌」 千葉市美術館(10/10~11/13)
 #オープニングトーク(先着制)の他、記念講演会(事前申込制)多数あり→スケジュール
・「アートラインかしわ2011」 柏駅周辺一帯(10/15~11/13)
・「池大雅 中国へのあこがれ」 ニューオータニ美術館(10/18~11/20)
・「驚異の部屋へようこそ」 町田市立国際版画美術館(10/8~11/23)
 #講演会:「驚異と自然 時空の旅」 講師:巖谷國士(明治学院大学名誉教授) 10/16 14:00~ 先着200名、入場無料。
・「開館20周年記念展 伊東深水」 平塚市美術館(10/22~11/27)
 #対談:「父を語る」 講師:朝丘雪路(女優)、草薙奈津子(当館館長) 10/23 14:00~ 先着150名
・「法然と親鸞 ゆかりの名宝」 東京国立博物館(10/25~12/4)
・「南蛮美術の光と影 泰西王侯騎馬図屏風の謎」サントリー美術館(10/26~12/4)
・「ヴェネツィア展」 江戸東京博物館(~12/11)
・「モダン・アート、アメリカン」 国立新美術館(~12/12)
 #講演会:「アメリカ・モダニズムの誕生をめぐって」 講師:松本典久(元慶応義塾大学教授)10/16 14:00~
・「長谷川等伯と狩野派」 出光美術館(10/29~12/18)
・「ウィーン工房 モダニズムの装飾的精神」 パナソニック電工汐留ミュージアム(10/8~12/20)
・「生誕130年 松岡映丘 日本の雅」 練馬区立美術館(10/9~12/23)
 #講演会:「最後のやまと絵師・松岡映丘を応援する」 講師:山下裕二(明治学院大学教授) 11/5 14:00~ 要事前申込(10/15まで)
・「トゥールーズ=ロートレック展」 三菱一号館美術館(10/13~12/25)
・「野見山暁治展」 ブリヂストン美術館(10/28~12/25)
・「ゼロ年代のベルリン」 東京都現代美術館(~2012/1/9)
・「建築、アートがつくりだす新しい環境」 東京都現代美術館(2011/10/29~2012/1/9)
 #トークセッション:「建築、アートがつくりだす新しい環境」 出演:SANAA、ビジョイ・ジェイン(スタジオ・ムンバイ)、セルガスカーノ、長谷川祐子他(予定) 10/29 15:30~ 先着200名、無料(要展示チケット)
・「プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影」 国立西洋美術館(10/22~2012/1/29)
 #講演会:「ゴヤ 光と影 出品作品をめぐって」 出演:マヌエラ・メナ・マルケス(プラド美術館 18世紀・ゴヤ絵画部長)/ホセ・マヌエル・マティーリャ・ロドリゲス(同素描・版画部長) 10/22 14:00~ 先着140名、同時通訳付き

ギャラリー

・「ニューアート展 曽谷朝絵/荒神明香/ミヤケマイ」 横浜市民ギャラリー(~10/19)
・「石川直樹 8848」 SCAI THE BATHHOUSE(~10/22)
・「TWS-Emerging 木戸龍介/熊野海/前田雄大/茅根賢二」 トーキョーワンダーサイト本郷(~10/23)
・「桑島秀樹 TTL」 ラディウム-レントゲンヴェルケ(10/7~10/27)
・「おまえはどうなんだ?展」 松の湯二階(10/8~10/29)
・「ULTRA004 オクトーバー・サイド」 スパイラルガーデン(10/28~30)
・「大槻香奈展」 ニュートロン東京(10/12~10/30)
・「山田純嗣展」 日本橋高島屋美術画廊X(10/12-10/31)
・「大谷有花 対話の記憶」 GALLERY MoMo両国(10/8~11/5)
・「αM2011成層圏 宮永亮」 gallery αM(10/22~11/26)
・「淺井裕介 パギとソレ」 ARATANIURANO(10/21~11/26)
・「長島有里枝展」 1223現代絵画(~11/27)
・「小瀬村真美 闇に鳥、灰白の影」 Yuka Sasahara Gallery(10/29~12/3)

今月始まりの展覧会がかなり多いので目移りしてしまいますが、まず私として断然におすすめしたいのが千葉市美術館で開催される「酒井抱一と江戸琳派の全貌」です。



「酒井抱一と江戸琳派の全貌」 千葉市美術館(10/10~11/13)

姫路、千葉、京都(細見)と三会場の巡回展ですが、うち最も出品数が多いのが千葉展とのことです。なお公式サイトにも記載がありますが、展示替えも2度ほど予定されています。(10/24、10/31の二度展示替え)

開始早々には其一の「夏渓流図屏風」(1、2週)が、以降、抱一の「四季花鳥図屏風」(3、4、5週)、そして「夏秋草図屏風」が会期最後(4、5週)に出るそうです。展示スケジュールを含めた詳細な出品リストの公開も待たれますが、まずは初日を狙って行くつもりです。

現代アートに関する個性派の展覧会を2つほどご紹介します。

まずは千葉県柏市で行われる現代アートのプロジェクト「アートラインかしわ」です。



「アートラインかしわ2011」 柏駅周辺一帯(10/15-11/13)

会期中、柏駅周辺を中心に各種イベント、また様々な展示が行われますが、中でもこのところ展示機会の多い椛田ちひろの個展は要注目ではないでしょうか。期待したいと思います。

続いて注目したいのは、新宿区山吹町、江戸川橋駅付近の銭湯「松の湯」を会場に行われる「おまえはどうなんだ?展」です。



「おまえはどうなんだ?展」 松の湯二階(10/8~10/29)

銭湯の二階という特殊な会場を用い、12名の作家が絵画に彫刻、またインスタレーションなどの様々な展示を繰り広げます。また同展ではオフィシャルのツイッターがこまめに情報を発信しています。そちらも是非ご覧ください。(@omaehadounanda

日本画家の巨匠、伊東深水と松岡映丘の回顧展が、それぞれ平塚と練馬で開催されます。



「生誕130年 松岡映丘 日本の雅」 練馬区立美術館(10/9-12/23)
「開館20周年記念展 伊東深水」 平塚市美術館(10/22-11/27)


平塚では同館の開館20年を記念した特別展です。出品数は100点にも及びます。また練馬の映丘展は画家の回顧展としては30年ぶりです。ともに待たれていた方も多いのではないでしょうか。



話題のロートレック、そして満を持してのゴヤなども10月スタートです。こちらはなるべく混まないうちに行きたいと思います。

それでは今月も宜しくお願いします。
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