都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
『宮永愛子-海をよむ』 ZENBI-鍵善良房
ZENBI-鍵善良房-KAGIZEN ART MUSEUM
『宮永愛子-海をよむ』
2023/6/3~8/27
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/f8/581affcefaf4b5e0a5aab749b9048733.jpg)
現代アーティスト、宮永愛子の個展が、京都・祇園のZENBI-鍵善良房(かぎぜんよしふさ)にて開かれています。
それが『海をよむ』と題した展示で、会場には新作『くぼみに眠る海 -猫-』をはじめ、鍵善良房にちなんだ「鍵」のモチーフや、老舗和菓子店である鍵善所蔵の木型から発想を得たガラスの作品などが展示されていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/25/80d93b7ef78be199d649905560cbfc27.jpg)
まず1階の展示室で目立っていたのが、『くぼみに眠る海 -仔犬-』などで、ナフタリンによって象られた仔犬がかわいらしいすがたを見せていました。
またガラスによる『くぼみに眠る海 -鳩-』や『水鳥』なども並んでいて、いずれも宮永の曾祖父で、京焼の陶芸家である初代宮永東山の東山窯の石膏型を用いていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/85/96b730aff5a9a7dcabdf4d2c144c107f.jpg)
近年、活動の拠点を生まれ育った京都へと戻した宮永は、陶房に残る古い型にガラスを流し込み、作品を手がけていて、さながら自身のルーツを今につなぐべく制作を続けてきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/71/c589bdb1817ce391c09b8d7e72e41041.jpg)
こうした作品とともに並ぶのは、漆芸家で木工家であり、祇園に生まれた黒田辰秋の『赤漆流稜文飾手筐』などの工芸品で、透明感のある宮永のオブジェと美しいコントラストを描いていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/0d/bc4b35e64579ed87199b8e6d53a8bc25.jpg)
このほか、お庭に展示された『くぼみに眠る海 -猫-』も魅惑的ではないでしょうか。それこそかつてからこの場所に住んでいる猫のようにひっそりと佇んでいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/e7/a2a2a929f0225aa1d4dc3af2cb447ae0.jpg)
邸宅を思わせるZENBI-鍵善良房の小さな空間とも作品がよく調和して見えたかもしれません。ガラスやナフタリンの作品の放つ白く淡い光を見入りながら、しばし静寂の時間を過ごすことができました。
8月27日まで開催されています。
『宮永愛子-海をよむ』 ZENBI-鍵善良房-KAGIZEN ART MUSEUM(@ZENBI_KAGIZEN)
会期:2023年6月3日(土)~8月27日(日)
休館:水曜日。
時間:10:00~18:00
*入館は17:30まで
料金:⼀般1000円、⼤学・⾼校・中学⽣700円、⼩学⽣以下無料。
場所:京都市東山区祇園町南側570-107
交通:京阪線祇園四条駅6番出口より徒歩3分。阪急線京都河原町駅から徒歩10分。
『宮永愛子-海をよむ』
2023/6/3~8/27
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/f8/581affcefaf4b5e0a5aab749b9048733.jpg)
現代アーティスト、宮永愛子の個展が、京都・祇園のZENBI-鍵善良房(かぎぜんよしふさ)にて開かれています。
それが『海をよむ』と題した展示で、会場には新作『くぼみに眠る海 -猫-』をはじめ、鍵善良房にちなんだ「鍵」のモチーフや、老舗和菓子店である鍵善所蔵の木型から発想を得たガラスの作品などが展示されていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/25/80d93b7ef78be199d649905560cbfc27.jpg)
まず1階の展示室で目立っていたのが、『くぼみに眠る海 -仔犬-』などで、ナフタリンによって象られた仔犬がかわいらしいすがたを見せていました。
またガラスによる『くぼみに眠る海 -鳩-』や『水鳥』なども並んでいて、いずれも宮永の曾祖父で、京焼の陶芸家である初代宮永東山の東山窯の石膏型を用いていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/85/96b730aff5a9a7dcabdf4d2c144c107f.jpg)
近年、活動の拠点を生まれ育った京都へと戻した宮永は、陶房に残る古い型にガラスを流し込み、作品を手がけていて、さながら自身のルーツを今につなぐべく制作を続けてきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/71/c589bdb1817ce391c09b8d7e72e41041.jpg)
こうした作品とともに並ぶのは、漆芸家で木工家であり、祇園に生まれた黒田辰秋の『赤漆流稜文飾手筐』などの工芸品で、透明感のある宮永のオブジェと美しいコントラストを描いていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/0d/bc4b35e64579ed87199b8e6d53a8bc25.jpg)
このほか、お庭に展示された『くぼみに眠る海 -猫-』も魅惑的ではないでしょうか。それこそかつてからこの場所に住んでいる猫のようにひっそりと佇んでいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/e7/a2a2a929f0225aa1d4dc3af2cb447ae0.jpg)
邸宅を思わせるZENBI-鍵善良房の小さな空間とも作品がよく調和して見えたかもしれません。ガラスやナフタリンの作品の放つ白く淡い光を見入りながら、しばし静寂の時間を過ごすことができました。
ZENBI-鍵善良房-企画展「宮永愛子-海をよむ」~8月27日(日)まで開催中ミュージアムショップZplusではオリジナルグッズ販売中#宮永愛子 #ZENBI #Zplus #鍵善良房 pic.twitter.com/5iakk0VYUC
— ZENBI-鍵善良房- (@ZENBI_KAGIZEN) August 8, 2023
8月27日まで開催されています。
『宮永愛子-海をよむ』 ZENBI-鍵善良房-KAGIZEN ART MUSEUM(@ZENBI_KAGIZEN)
会期:2023年6月3日(土)~8月27日(日)
休館:水曜日。
時間:10:00~18:00
*入館は17:30まで
料金:⼀般1000円、⼤学・⾼校・中学⽣700円、⼩学⽣以下無料。
場所:京都市東山区祇園町南側570-107
交通:京阪線祇園四条駅6番出口より徒歩3分。阪急線京都河原町駅から徒歩10分。
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