寝る場所を替えた?
「美容室を変える」は「林先生が驚く 初耳学!」で見たテロップ。変えるって、一体どうやって? “がっちり節約女子”は、初回割引を利用したいから毎回違う美容室に行く、同じ美容室は利用しない、そういう話ですが。変換するときに出る標準辞書には「替える、AをやめてBにかえる」と書いてあります。前回はA美容室に行った、今回はB美容室に行く、ですから「替える」です。
「変える」か「替える」か、パッと選べないのでしょう? どちらを選べばいいのか分からないのでしょう? どちらが正しいのかと考える時間もない? 漢字の使い分けなんて面倒だから全部「変える」でいい? 「林先生が驚く 初耳学!」でも? 漢字を正しく選べないのなら「別の美容室に行く」とでも書けば?
歯科医院の受付に「月が変わりましたので」という表示がありました。そう、「そのときにまた電話でお聞きしていただければ」と言った女性のいる医院です。たまたまその前日に「月の45億年の歴史を2分半で」という映像を見たので、月がどんどん変化していく様子を思い浮かべました。ですが、歯科医院でそんなものを見せてくれるわけもなく、次の行は「保険証をご提示下さい」で、つまらないったらもぉ~、「月が替わりましたので保険証をご提示ください」と書いてよねo(`д´)o。
だいぶ前ですが、「ひるおび!」の「ひるトク!」で、フリップに「旧担当者は10年以上1人で変わらなかった」と書いてあるのを見ました。免震装置のゴムの品質偽装、試験データの改ざん、10年以上ずっと同じ人が担当だったからこういう不正が明るみに出なかった、新しい担当者がデータに疑問を抱き、調べ、初めて不正が明るみに出た、こういう話です。
「変わらなかった」だったら、ある意味、すごいですよ。自分が担当する間はずっと品質偽装を続ける、不正を隠し通す、そういう強い意志があったのでしょうか。いつかばれるのですから意志もへったくれもないですが、「変わらなかった」と書けばそういう意味になってしまいます。そりゃね、世の中にはそういう人もいるでしょうけれど、この場合はやはり「替わらなかった」ですね。
「○○に人生替えられた女性」はmsnマイニュースフィードで見た見出しですが、本文は「変えられた」でした。ということは、msnのスタッフのミスですかね、しかも助詞抜きだし。「○○に人生を変えられた女性」ですね、「○○に人生を狂わされた女性」というほどでもないのかな? 大したことない話?
それから、ナショナルジオグラフィックの記事の中にあった「(エボラウイルスは)見るに耐えない死や苦難、感染に対する恐怖の代名詞となっている」という記述、ダイヤモンド・オンラインの記事の中にあった「今その期待に耐えられる店はどれほどあるのだろうか」という記述、記者の日本語も随分怪しくなっていますね。「見るに堪えない」「期待に堪えられる」ですよ。
ですが、そもそも「見るに堪えない死や苦難」なんておかしいですね、「見るに堪えない」は「見るだけの値打ちがない」という意味ですから。「正視できないほどの死や苦難」と書くべきではないでしょうか。次の例は、「十分な能力がある」という意味なら「期待に堪えられる」ではなく「期待に堪える」ですし、「~られる」なら「期待にこたえられる」ですね、「たえる」と「こたえる」がごっちゃになった?
「約50件」という「あさチャン!」「あさトク」のテロップ( ̄д ̄)! このごろほとんど見掛けない「軒」ですが、カフェですよ、「件」ではなく「軒」です。「件」が大好きという人が多いですよね、何でもかんでも「件」って、「軒」という漢字を知らないのかな? お店を数えるなら、1軒、2軒、3軒、「カフェが約50軒」ですよ。
「赤信号で交差点に侵入か」は、gooニュースで見たNHKニュース&スポーツ(18:54)の記事です。交差点には「進入」するもので、誰でも当たり前に通行する場所に「侵入」なんておかしいですよ、赤信号だから「侵入」という気持ちは分からなくもないですが。「余熱したオーブントースター」は「ジョブチューン」で見たテロップ。たまに見掛けますが、「予熱」です。あらかじめ、前もって、ということですから簡単ですが、この程度の使い分けすらできない?
「美容室を変える」は「林先生が驚く 初耳学!」で見たテロップ。変えるって、一体どうやって? “がっちり節約女子”は、初回割引を利用したいから毎回違う美容室に行く、同じ美容室は利用しない、そういう話ですが。変換するときに出る標準辞書には「替える、AをやめてBにかえる」と書いてあります。前回はA美容室に行った、今回はB美容室に行く、ですから「替える」です。
「変える」か「替える」か、パッと選べないのでしょう? どちらを選べばいいのか分からないのでしょう? どちらが正しいのかと考える時間もない? 漢字の使い分けなんて面倒だから全部「変える」でいい? 「林先生が驚く 初耳学!」でも? 漢字を正しく選べないのなら「別の美容室に行く」とでも書けば?
歯科医院の受付に「月が変わりましたので」という表示がありました。そう、「そのときにまた電話でお聞きしていただければ」と言った女性のいる医院です。たまたまその前日に「月の45億年の歴史を2分半で」という映像を見たので、月がどんどん変化していく様子を思い浮かべました。ですが、歯科医院でそんなものを見せてくれるわけもなく、次の行は「保険証をご提示下さい」で、つまらないったらもぉ~、「月が替わりましたので保険証をご提示ください」と書いてよねo(`д´)o。
だいぶ前ですが、「ひるおび!」の「ひるトク!」で、フリップに「旧担当者は10年以上1人で変わらなかった」と書いてあるのを見ました。免震装置のゴムの品質偽装、試験データの改ざん、10年以上ずっと同じ人が担当だったからこういう不正が明るみに出なかった、新しい担当者がデータに疑問を抱き、調べ、初めて不正が明るみに出た、こういう話です。
「変わらなかった」だったら、ある意味、すごいですよ。自分が担当する間はずっと品質偽装を続ける、不正を隠し通す、そういう強い意志があったのでしょうか。いつかばれるのですから意志もへったくれもないですが、「変わらなかった」と書けばそういう意味になってしまいます。そりゃね、世の中にはそういう人もいるでしょうけれど、この場合はやはり「替わらなかった」ですね。
「○○に人生替えられた女性」はmsnマイニュースフィードで見た見出しですが、本文は「変えられた」でした。ということは、msnのスタッフのミスですかね、しかも助詞抜きだし。「○○に人生を変えられた女性」ですね、「○○に人生を狂わされた女性」というほどでもないのかな? 大したことない話?
それから、ナショナルジオグラフィックの記事の中にあった「(エボラウイルスは)見るに耐えない死や苦難、感染に対する恐怖の代名詞となっている」という記述、ダイヤモンド・オンラインの記事の中にあった「今その期待に耐えられる店はどれほどあるのだろうか」という記述、記者の日本語も随分怪しくなっていますね。「見るに堪えない」「期待に堪えられる」ですよ。
ですが、そもそも「見るに堪えない死や苦難」なんておかしいですね、「見るに堪えない」は「見るだけの値打ちがない」という意味ですから。「正視できないほどの死や苦難」と書くべきではないでしょうか。次の例は、「十分な能力がある」という意味なら「期待に堪えられる」ではなく「期待に堪える」ですし、「~られる」なら「期待にこたえられる」ですね、「たえる」と「こたえる」がごっちゃになった?
「約50件」という「あさチャン!」「あさトク」のテロップ( ̄д ̄)! このごろほとんど見掛けない「軒」ですが、カフェですよ、「件」ではなく「軒」です。「件」が大好きという人が多いですよね、何でもかんでも「件」って、「軒」という漢字を知らないのかな? お店を数えるなら、1軒、2軒、3軒、「カフェが約50軒」ですよ。
「赤信号で交差点に侵入か」は、gooニュースで見たNHKニュース&スポーツ(18:54)の記事です。交差点には「進入」するもので、誰でも当たり前に通行する場所に「侵入」なんておかしいですよ、赤信号だから「侵入」という気持ちは分からなくもないですが。「余熱したオーブントースター」は「ジョブチューン」で見たテロップ。たまに見掛けますが、「予熱」です。あらかじめ、前もって、ということですから簡単ですが、この程度の使い分けすらできない?