週末は、寿都の道の駅・みなとまれー と共催で「漁港の町の旅の素材探しのフィールドワーク」を寿都町の皆さんとしていました。来訪者に町の魅力を伝えるための素材探しです。寿都へはよく行きますが、港のことも、漁業のことも、街のこともよく知りません。私達・自然学校のメンバーももっと寿都のことを知りたいとまずは、丁寧なフィールドワークをしました。
参加者を2グループに分け、港と街中をぶらぶらと「珍しもの探し」。いつも住んでいる人にとっては、何の変哲もないものであっても、外から来た人にとっては、珍しくて面白がられるものや事柄があります。町内外の人と一緒にフィールドワークをすると、地元の人にとっても新たな発見や気づきもあります。
漁船に乗り漁師さんから、船の装備や漁の道具、それらの名前や使い方を教えてもらったりしました。 しょっぽ、はやすけ、ぼんず、カムチャッカまきり、ぼんでん、すれまき、あし、あば、ピンドル、スカッパ、ダンブル、だんぶ、たち、いさり・・・・

日本の言葉が語源なのか、英語の単語の変形なのか・・、はたまた違う言葉が源なのか、道具にはいろいろな名前がついていました。言葉もおもしろそうです。
「ごへ!」は、前進!、あるいは 船のおもて(船首方向・前)に行け!
「ごしたん!」は、後進! あるいは 船のとも(船尾方向・後)に行け!
これたぶん・・ Go the Head ! 船首(方向)へ行け! Go the Stern! 船尾(方向)へ行け! という英語から来ているんだと思うんです。大きな船の航海技術が日本に英米から導入された頃の影響なんでしょうね。きっと!


取材してきた素材を他の人達にも共有できるようにと、大きな模造紙やA4紙に落とし込み作業。「こんなことをするのは、学生時代以来していない」という方もいましたが、「ワクワクする」と、皆さんと楽しくも真剣でした。
成果物をグループごとに発表して、記念撮影。 私達にとっては素材を探す、地元の方にとっては、地域の再発見。今後は、テーマを絞って学習会や体験会を続けてゆきたいと思います。
