流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

Re:ゼロから始める異世界生活 18話 を語る

2016-08-01 22:24:15 | ■アニメレビューとか


今回はアオリやダッチアングルで不安定な印象のショットが多かった印象。
ちょっとした荒廃感が気になってくる感じですね。



一緒に逃げようプロポーズ。
いつの間にかカメラ回りこんでる。
今回は雲の流れを空が映るほぼ全てのカットで見せてるのが凄いなと思ったり。
風向き的に考えるとスバルには追い風、レムにとっては向かい風。
全てをさらけ出して屈するスバルと、そんなスバルをめげること無く励ますレムの対比のよう。



俺は俺が大っ嫌いだよ!
風向きとは違う動き方をする雲の影。
徹底的に己を否定するスバルの影、なんだろうか。
どんなに雲が流れても影は消えていかないし。



スバルくんはレムの英雄なんです!
光の当て方にどこからそんなに鳥出てきたみたいな驚きはあるけど綺麗なシーンですよね。
レムの言葉で指す光も雲流れが太陽の動きか、
少しづつ動いていたりするその緩やかな時間が温かみのあるシーンに感じます。
今回の雲の動きはレムの穏やかも感じさせてくれるかなぁと。
ちょっと落第騎士の最終回を思い出す感。
落第騎士の英雄譚 12話とか を語る

あとまたちょっと違うんだけど、ここでダンまち思い出した。
8話感想:http://yaplog.jp/lucyman/archive/2136
13話感想:http://yaplog.jp/lucyman/archive/2146
ベルに助けられたリリの成長を感じさせてくる感じが好きで、
今回のレムはリリの姿の変容のように思えたな、と。

英雄という単語が繋いだ感じがするけれど、メインヒロインではない、
脇のキャラが助けられた経験から主人公を英雄視するような形っていうのが近いのかなと。
リリは別にベルを英雄視はしていなかったけど、
ベルとの付き合いの中で変わっていったキャラだったので、
今回はリリがベルを英雄視した場合はこうなるっていうifに触れられた気がしたなと。
あくまでアニメシリーズを見て、ですが。
一応なろうで時系列を調べてみましたが、
ダンまちの作者が商業デビューした前後から今作の投稿が始まっていたので、
オマージュとして描かれた可能性も無くはないのかな?とか。
まあ小説家になろうという場の意識にある英雄願望の発露の1つとも思えますが。
そういう作品が繋がる線が感じられたのが個人的に楽しい部分だったな、と。



入射光と鳥の影によるインパクトが強くてとても印象的なシーンでしたね。
鳥と共に空から降る光の粒はなんだろうか。



あの朝にレムがどれだけ救われたか。
表情からは読み取れないほどの深い思い入れ、愛情かもな、と。
共に過ごした日々を振り返りながらレムがそんな風に思っていたんだな、
というのを改めて感じさせてくれる回想だったかな、と。

またダンまちの話ですが、
あの作品では回想をキャラクターしか知らない場面を思い返す場面があったりして、
キャラクターの中の憧れやイメージがよりダイレクトに伝わってくる感じでしたが、
今作は視聴者に映像と共に歩んできた道を見せることでその時の感情をより深く伝える演出で、
そういう違いも意識して見ておきたいなと思ったあり。



逆プロポーズ。
一旦引いたところから畳み掛けるようにかける言葉の数々が結果的にプロポーズになってる。



ゼロから。
今思うと全部レムの魔法なのかなと思ったりも。
レムの言葉とともに晴れる雲、影も、光も。
私が希望になってあげるっていう魔法による演出だったのかなと。
そんな恋する乙女の魔法というか。姉も風の魔法使ってたし?



いつの間にかカメラが回りこんでレムの目が再び髪に隠れるのを見せる。
己にかけた精一杯の魔法が切れた瞬間じゃないけど、
伝えるべきことを全て伝えた感がありますね。



カッコいいところを見せて欲しいと願うことで、
前後のショットと合わせその瞳の先を諦めてるように見えるのが物悲しいですね。
わかりきったスバルの答えに非常に共感できてしまうのが複雑な気分にさせられます。



足の芝居、良いですね。
姿勢の切り替えが麗しいというか。
リンク:アニメにおける脚・足先描写の素晴らしさについて



最後に太陽見せるのも仕掛け人を最後に映すようで印象的だったな。
気持ちを新たにする光が眩して印象的な情景だなと。。
星の見せ方の印象としてはAIR 3話の武本演出を思い出す感じ。

レム回でしたが、自分もエミリアが好きなのではやく元気なエミリアの姿がみたいなと。
あとスバルが今後どのような活躍するのか楽しみです。


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