夏休みの宿題を終わらせるように、
今期見てる作品感想の羅列。
●ラブライブ!スーパースター!!
最初は鏡をきっちり描いている風な感じで、
ラブライブ1期シリーズのリベンジ的なカットのように思えたな。
それでも2カット目は嘘っぽく感じるので、
つまりはそこを感じてほしいということなのかなという気がしたかな。
今回は冒頭と最後を関連させて見せているので、
そういう関係性を意識しているのかなとか。
OP。
駆け出す絵というか走る絵がEDにも入っていて、
割と今回は作品のキモに触れる話数だったのかなみたいな引っ掛かり。
一番先頭を走るのは、みたいな部分も引っかかるし。
本編。
冒頭のダンスと静止して悩んでいる対比のようにも思えたので、
静と動という見せ方だったのかな。
動けるスターと動きのないスター。
どちらもスターで掛け合わさればスーパースター!なんだろうか。
己を鏡で見るか、内で見るかの違いもあるのかな。
ED。
各キャラとも光と影での分離が気になる見せ方かなぁと。
この直線で切られた感じはどういう風に意識すればいいのかなとか。
OPとEDに同じようなカットがあるっていうのはちょっと目を引きますね。
走りというのが大事な部分になるのかな。
5人で走る絵は花を意識している部分もあって好きですね。
ラブライブ1期1話EDの延長にあるような意識なんだろか。
EDで1番好きなカット。
俯瞰で見せてカメラに向かって手をのばすところからの意外性が楽しいですね。
カメラへのアピールで繋ぐ。
こういう遊びが楽しいですね。
しかしクレジット的にEDがOPより先というのはちょっと引っかかり。
NHK的に考えても引っかかり。
そもそもHPでクレジット見るとEDが先頭に記載されてるんですよね。
EDがやっぱ作品的な芯なのかな。
そういう関係を追ってみていくのが楽しみです。
●東京リベンジャーズ
原作既読。
中学生のやり取りにあまり現実感が感じられなくて、
なぜ高校生じゃなかったのかちょっと理解するのが難しい。
あとみんな身内を君付きで相手を呼ぶのも引っかかる。
やっぱ無免でバイク乗る辺りがキモなんだろうか。
後期EDの撮影処理が綺麗でグッときますね。
OPとも本編とも違う空気感が洒落ていて好きです。
東京という都市にいる族ってこういう風な憧れの目線で見られるのかな、
みたいな気分になるかな。
撮影が綺麗っていうのは人を引きつけるには十分だな、
というのを見せつけられている気がします。
綺咲が表情を変えずに闇に飲まれていくのもいいですね。
物語の黒幕らしく悪意を撒き散らす見せ方もあるんでしょうが、
こうしたクールな部分がこのEDの魅力だと言われてる気もするかな。
昔のヤンキー漫画で好きな作品は結構ありますが、
こういうアニメ化には恵まれていなかったので、
ある意味で凄い作品が出てきたなぁという感。
今更ループもので?
という1周遅れてきたようなところもヤンキーっぽさを感じる。
原作は綺麗に終わりそうだったのに終わらなくてなんでだよ!
みたいな気分になりましたがアニメを含めどう続くのか楽しみです。
●乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X 8話
今回は花が目立つ見せ方が多かったかなという感。
同ポジで何度も見せるので変化が印象的に映りますね。
やはり演出的に力入れてる回ではお約束的な感じがするかな。
その中での変化。
カタリナという花を見ないことでようやく相手と向きあえた、という描写。
ニコル側に光の反射があるのはニコルにとっての兆しのような感じなんでしょうね。
正直今回は演出が、
というよりは圧倒的に美術が目立っていたなという感。
それを含めて演出でしょうが、それにしても、というか。
どこまで続くのかこの花畑は!
みたいなところで貴族の庭のリッチ感を狙っている風でもあり。
噴水を使った見せ方は大沼さんを思い出すけどなぜ?という感。
ネギまとかその辺でやっていたのかな、思い出せない。
引きからのどこから撮っているのかわからないカット、
みたいな意外性が水の清涼感もあり楽しいですね。
揺れる花。
ハーモニーっぽいけど3D的な感じなんだろうか。
魔女の旅々で気色悪い植物描写があったことを思い出すと、
あれと比べると綺麗だなと。
まああの回はオチが凄惨なのでそこに合わせていたとしか思えませんが。
君の名は的な。
圧倒的な光の中に舞う花びら。
美しい情景でグッときますね。
蝶の描写、蝶が蜜を吸う相手を選んでいるというのを踏まえて見ると、
ちょっといやらしくも見えるかな。
最後にニコルの部屋で咲いた花に蝶がついてるのも、
貴族の部屋の中で夜に蝶がついているとかちょっと嫌じゃないか、
という気がしましたが略奪愛かかわる話なので、
そういう部分と掛けた描写だったんですかね。
今作でこんなに力入れた回がくるとは思わなかったですが、
オチを含めキレイなだけで終わらない感じが今作っぽいかなとも。
●精霊幻想記
なんか美少女だぞっていう絵が新鮮に感じるかな。
描くの面倒くさい美少女をちゃんと見せたい、
みたいな圧を感じるというか。
この手の絵柄だと途中で力尽きてぶっ叩かれるまでがテンプレな気がするので、
OPの出だしとか美少年美少女を力強く描写されている気がして、
なんかそれだけで貴重な気がするなと。
そういう中でキメの絵っぽいのが謎の暗殺者側で使わてるねじれ感。
こういうアンバランス感を感じる作品は嫌いじゃないですね。
出す方向が見たい方向に向けばグッとくるものは得られるので。
まあ魔法陣の処理を含め、
決めなければならないカットになってしまった感が魅力のカットという感。
後ろに腕を隠して突然ナイフが画面に向かってくる唐突感。
大張パンチ的な考え方のカットですよね。
後ろに引いてから頭から突っ込んで腕が強調されると。
なぜその見せ方を選んだのかみたいな引っかかりが楽しいみたいな。
とくに顔が斜め下方向を向いてるのに切っ先がこっちにくるの、
えっ!なぜ!?って感じになってしまったな。
実は殺されるのこっち!?みたいな。
ちなみに自分はさらわれた女の子の姉妹の子が好きかな。
ああいう気丈な子が王子様願望もってたらいいなという願望を込めて。
8話。プレゼントを選ぶ。
こういう話を見ると唐突にCLANNAD 8話を思い出して、
勝手に感傷的になってしまうのがちょっとつらいかな。
瞳が震える。
こういう描写に我々は何かを感じているわけで、
細かな線を引く意義は実に大きいとも感じるわけで。
当たり前に見ている表現を改めてどう見るか、
というのは意識しているつもりだけどもっと意識したい昨今という感。
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