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流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

魔女の旅々 8,9話 を語る

2020-12-04 16:39:12 | ■アニメレビューとか
●8話


6話で魔術協会の三日月の紋章だったかをアップにしない違和感があったけど、
今回はちゃんとそういうところから攻めてきていて、
普通こういう感じだよなぁと思いながら見ていた。
なんで6話はああいう感じだったんだろう。


新キャラ魔女シーラ。
今回は小物を見せるのに気を使っていたのか、
シーラのキセルが度々画面にINしたりして存在感を印象づけていたなと。


人形を扱った回というのは不気味さを狙う演出を想像してしまうけど、
あまり恐怖を煽るような形ではなかった印象。
人々に愛される人形たちというのを中心に描きたかったのかな。
不気味さは後付というか。



服の裏地を見せるような感じが気になる、かな。
マントなんかは普段から裏地が見えているけど、
イレイナの服なんかはワンピースの内側をすべて見せる格好で、
そういう服の内側を意識させるような絵面が新鮮に感じたな。
服の描き方には気を張ってるつもりだけど、
なかなかいい言葉が見つからないな。


日が当たるリピートなんかな。
9話でも似たようなことやっていて、
作品を通じてのリピートや兼用が似たような印象を受ける不思議。


マルチアングルで繰り返し強調。
これも9話でやっていてちょっと気になる。


手枷をかけるエフェクトの派手派手なカメラワークからシーラへ。
その魔法はシーラのものだったのかとなるカット割で楽しいかな。
キセルが杖代わりなのも面白いかなと。
それまでのキセル強調の画面がここの意外性に繋がってるのが良い。


シーラの引っ掛かりとネックレス。
サヤの師匠がシーラという繋がりでしたが、
このネックレスの持つ意味を描いていたのが9話を見た後だと引っかかる感じ。
これを強調したいがための演出だったのかな、みたいな。

●9話


木が3Dか何かで描かてる風なのがなんか気色悪い感じがしたな。
この回の気色悪さを強調する意味合いなんだろうか。


後半リピートされる構図ですが、
前半は過去にはこのベンチはなかった、という意味合いが強かった感。
ハート型に抜けているのに、
あまり恋人たちなどを印象づけていないのが引っかかりだったかな。


8話に続きイレイナの食から事件に巻き込まれる感じで、
8,9話はぜんぜん違う話なのに重なるような部分が多くて、
ちょっと気になってしまう感。
話の作りが似てるからなんでしょうか。


新聞の中の写真が動くのはハリーポッターという感。
それまでが動いていなかったのでアニメ的な演出なのか、
実際に動いているのかどうなのか。
ファンタジーらしい演出でありながら、
それが持つリアリティレベルが不明なのが面白いかなと。


会話の兼用でのやり取りはまた6話的かなと思いつつ、
花を印象的に見せつつ不安感が残る感じが引っかかるかな。
どういう狙いなんだろうみたいな。

過去に飛んで親友を助けたいという魔女エステルに協力する話でしたが、
過去の話の前提がどこまで真実だったのか気になる感じ。
3年前に親友を死刑にしたようですが、
過去に旅立つ前に準備は何年も前に済ませている答えるのは、
思いの丈は3年程度しかないはずなのにそのセリフなのかとか、
彼女がいない世界に耐えられない的なニュアンスだったのに、
別の時間軸を作るだけでよかったとか、
親友はおじさんを滅多刺しで殺したけど、
実は両親も滅多刺しで殺されていたことを後から言うとか、
エステルの語り自体にどこかブレているような印象を受けるなと。
親友が殺人鬼になったことはお芝居になったりもして有名らしいけど、
たかだか3年でそういうような有名な話として昇華されるのかとも思ったり。


過去に戻り過去の親友セレナに会うエステル。
執拗に宗教の勧誘か疑うのがちょっと引っかかるかな。
あまり宗教色が強い作品ではないし、
セレナが実はどこかの宗教に属していたとか、
そういう伏線が実はあったのかなと思ったりなど。


人のうなじを見て人物を判別する変態だったので、
この親父は相当怪しいと思ったらセレナを虐待していたと聞いて納得。
あとここを見てエステルが引っ越したのは、
両親がセレナ家の異常を感知したためじゃないかとも思えたな。
エステルのことをよく見ていたわけだし、
娘をそんな風に見る男性を警戒しないわけがないので。
なんというかダイアローグの端から画面外を意識させる側面の強い回だった印象。


セレナ、歯がでかい。
他者を噛んで危害を加えたりするの怖って感じですが、
この噛むという癖で彼女の殺人だと断定されていたのかな。
ちょっと気になる部分。

買い物に出ていたセレナが家に戻る前に、
黒い衣を羽織って襲っているのを見ると、
どこかで着替えたか服を用意していたわけで、
そこは何処だったのかがちょっと気になるし、
新聞に載っていた強盗は結局なんだったのかとか、
そもそもエステル襲われた時点で魔法を使っているのにセレナに負けちゃったの?とか、
なんで火事になってるのに誰も来ないのとか割と謎が謎を呼ぶシーン。


セレナがイレイナに襲いかかろうとしてからのエステルの反撃。
この辺の魔法展開の臨場感とかいいですね。
セレナどんだけ狂ってるねんって感じですが、
エステルがセレナを処刑したとき何も告げなかったのがやや不思議。
公的な場所だったんだろうか。


記憶を魔力にしてのセレナの処刑。
炎が猛る感じなどがかっこよく、
また8話のイレイナと同じく、
マルチアングルで魔法を強調してるのが目を引くかな。

エステルが目から血を流しているのだったり、
セレナの名を叫んでいたり、記憶を魔力に変えてるのを見ると、
なんかどこか戦姫絶唱シンフォギアって感じがしたな。



金に目もくれず走り去るイレイナ。
オフセリフで現代の部屋を見せる感じが、
エステルがイレイナへ語ったセレナへの思いを彷彿とさせられる感じで、
過去に行く前後の変化を強調されている気がしたな。



無力感に苛まれるイレイナ。
街角の子供達やイレイナのネックレスがまた引っかかる感じ。
特にイレイナのネックレスは今後サヤと殺し合いをしてしまうかもしれない、
相手の存在を消してしまいたくなるほどの憎しみを募らせてしまうかもしれない、
そういう危うさがあることをイレイナ自身が感じているだろうというのを匂わす感じでグッときたかな。
なぜ8話でまたそこを印象づける形だったのかというのを、
直近の話でそういうのを見て欲しいのかなという感が強かったかなと。


話の関係から時間経過、時計の演出などが多かったですが、
過去に行ったことで最も変わってしまったのはエステルとイレイナ自身で、
世界は何も変わっていないという無情さがちょっと印象的かな。

また残りの話数をどういう話をどういった演出で見せられるのか楽しみです。

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