アバンから空見せるなという感が強かったな。
優子と夏紀のやり取りも楽しいですが、
同じ空でもそれぞれの見る空は違っているいうのがちょっと気になったかな。
PANアップからのPANダウンという見せ方だったので余計に。
校舎を意識させてるのは久美子のもやもやっていうのに触れる感じだったのかなとか。
いつもの場所で練習しつつもという場への意識もあるのでそこも気になるかな。
本編。頭から空と校舎を見せて今度は部内のもやもやを見せられている感じ。
先生方が音を聞いてる辺りなんかは空を見ているという見せ方でもあって、
その辺も意識しちゃうかな。
さっきまで見せていた空とはまた違った空の印象が目を引きますね。
なんか、ホントにこれで終わりでいいのかなーなんて。
最終回に久美子にこんなこと言わせるとは、みたいな。
ガチャポンしてるところの背景が夜なの、
季節の変化で日の入り時間が変わってるのをやっているのかと思うと芸が細かいように思える。
ちょっと麗奈が久美子を見上げるような構図や久美子の腕組だったり、
新鮮な絵が続く感じで印象的だったな。
久美子の中のもやもやは何なんだろうか、と互いを見る久美子と麗奈から横槍が入るの、
互いに答えが出せないところから新たな悩みのタネが舞い込んできた感あるかな、とか。
麗奈のいう特別とは何だったんだろう、というポイントでもあったのかもしれない。
橋での久美子と秀一。
これも1期12話を思い出すかな。
場所的にポイントとなるところとして何度も出てくるイメージ。
久美子視点と秀一視点と思いきや秀一からのショットはやや低め。
見上げるように秀一を見ると背後に星空があるとか、
そういう久美子に寄っているような見せ方が琴線に触れるというか。
足で見せるのも男の子と女の子の対比的なニュアンスもあっていいかな、と。
互いの位置を繰り返し見せるのは12話でもやっていたので、
2人を印象づけるためのカメラワークという感じ。
その中で配置がお互いやや右にズレていくけど、
秀一の配置が極端なのでちょっと意識してみちゃいますね。
このまま続けば久美子の領域に入りそう、久美子と一緒に並んで歩く絵になりそう、
というところで横槍が入る。うーむ。
これも答えを出さないポイントなのかな。
なんかどれも横槍を入れて流されてる感。
2人が並んだ絵を外からの視点で見せられるのは結果的にそういう絵っぽいけど、
やろうとしていた絵ではないみたいなかんじだったかなーというか。
シルエットの煙突なんか見るたびに反応してしまう感。主に1期2話,13話のせい。
今回はここからで久美子とあすかの関係で話が流ていくのでその2人という感じなのかな、とか。
まあただの憶測などうでもいい話。
久美子、あすかそれぞれのナメで見せてそれぞれの目線を意識させられる感じ。
そういう中で互いを見せる切り返し。
大きく空を見せる久美子とあすかの対比もありますが、
キャラクターを別々に見せることでちょっと前までにあった繋がりを無くして、
離れていくような印象を受けますね。
空をおおめに写して空間を開けることで空白を意識させる感じというか。
しかし葵ちゃん出てきたけどホントにおまけという感じだったな。
11話以降勉強仲間的な繋がりが見えたせいかそれを引っ張る形だったのかしら。
場所的にも久美子と縁のないこともないし?
久美子とのやり取り、聞こえてないのかな?という感じで聞き直すとか、
それやりたいがためだったのかなとか色々考えちゃいますね。
飛行機飛んでると石原回ですねーみたいにしか最近思えなくなってきている感。
葉が全て散った感じからすると冒頭からまた日をまたいだ感じなのかな。
姉とあすかをダブらせる久美子のふくあすかの曲があすかみたい、
っていうのも不思議な感じ。
別れしまう相手、別れた相手を思って吹く久美子が、
あすかの裏の顔を描き出している感じがして気になるかな。
アイキャッチ、顔を出してるあすかが既にユーフォを吹いている絵じゃないの気になる。
渡っていくイメージなのかな。
卒業を意識した絵という感じがグッときますね。
厚着している久美子との麗奈がまた光の加減を含め新鮮で、
また遠いところにきたんだなという時の流れを感じます。
Starting the project流すとは思わなかったので驚かされたな。
PVとはだいぶ違う世界にきた気がしますが、
3年生の演奏、それぞれが主役になる場面を拾っているのがかっこよくて心躍りますね。
最初の曲を持ってくる意味でも色々感慨深いです。
3年生と在校生を分けてみせる辺りも曲と合わせて印象的でした。
在校生で三日月の舞。
人員が減ったためかかショートバージョン。
ソロのところで麗奈と香織、みぞれと希美やっててここでもそれか、
いやいや色んなことがあったよな久美子とあすかはじゃあどうだろうと思ったら、
カメラからあすかが遠すぎて、なんかまたイマイチ納得いかない感が。
三日月の舞がソロでドラマを見せる曲になっているので、
なんでユーフォの音が届いた絵をもっと見せてくれないのー、
見るんじゃない感じるんだにも限度があるでしょーとか思ったり。
久美子の中にある寂しさを描く意味でも久美子視点的な意味合いなんだろうけど
(その前のソロ組よりキャラクター間に距離があるように見せてるっぽいけど)、うーん。
パーカスの先輩がいなくなったことで最後の入りが違うのが特に印象的で、
やはりパーカスは大事だったというのと、
5話の演出を引き継いでる面コンクールとの違いがより際立ってるように思えたな。
これを見越して学年設定やってるんだとしたら1期からネタを仕込んでいることになるので、
気付いてないだけで細かい仕掛けはいっぱいあるんだろうなと思わされる。
しかし部長の涙で全部許せるような気もしてくる。
卒業式。そして今回のホルン隊。
他のところが1カットだけとかキャラ喋ってなかったりしたけど、
ここは2カットで4人声付き。豪華だ。
しかしなぜ敬礼?葉月教だったのだろうか。
あと優子が香織の帯持ってるのが地味に泣けるポイントだった。
走る久美子。
この辺は1期12話というよりは1期4話,2期4話12話というイメージかな。
誰かを探すために走る感じというか。そう考えると1期12話はやっぱ特別かな。
この辺は走る女子っていうのが青春的な記号として扱わているという感。
分けて描くというか。
あすかと久美子を同一のフレームにあまり入れずに別れていく2人を描いてる感じでしたね。
俯瞰やロングの絵で見せて2人だけの空間を印象づけたり。
首切ってって見せて次に首だけでとかいやいや狙いすぎぃ、
だけど久美子の万感の思いを背負った表情という感じかと思うとうーむと思ったり。
恋の相談がマジだったところで一旦引きの絵でとか。
あらたまった感じがあってちょとした臨場感ありますね。
嫌われてるとわかってるというところで遠くを見るようなあすかの表情が印象的ですね。
ある種の達観と眼鏡を直してあらたまってるところとか。
だって大好きですから。
姉のように慕う久美子。
久美子の独白からのやり取りもまた印象的だったな
俯瞰からそれぞれの背景に寄っていく、
ポン寄りであすかの表情をより寄っていくのが久美子の言葉を受けての変化、
っていうのが印象的に見れたかなと。
同じようなアングルで寄っていくので雪のように場に言葉が積もっていく、
言葉によって画面が寄っていく感じっていうのが個人的にはグッと来たかな。
この辺はいつもの武本さんっぽい構図を、
石原さんの定点カメラ的なところから攻めてきている感じもしてその点からも新鮮かなと。
山田さんかもしれないけど、1話石原さんだったし?みたいな。
近くて遠いあすか。
新雪の上につく足跡が情緒的ですね。
久美子のあすかへの思いって11話で結構伝えていたような気がするので、
最後の一連は本当に苦手だったんだろうなという気がしてくる。
久美子が現れていなければノートを渡す機会も無かったはずで、
ある意味、久美子はあすかの後悔をも救っていたのかなという気がする。
父と同じように思っている相手に曲を渡している。
そういう相手をまた見つけて欲しいという意味合いを含めやはり印象的だったな。
響け!ユーフォニアム。
この作品は正しく久美子の、あすかの物語だったように思える。
最後まで楽しませていただきました。
脚本:花田十輝
絵コンテ・演出:石原立也 山田尚子 河浪栄作
作画監督:西屋太志
楽器作監:髙橋博行
最後は3人演出っぽいけどどういう分担だったんだろう。
コンテはほとんど石原さんっぽい気がしたけど。うーん?
終わってみて思うのはやはり原作とは遠いところにきたなという気がするかな。
秀一のプレゼントも久美子が先生が奥さんに送ったものとか説明したり、
最後にあすかとのやり取りでもつけたりしていたので、あーそっちはなしかと結構がっくり来てしまう。
家族、部活、友達、恋人?と多様な人間関係で見せる久美子がやはり魅力的だったので、
その一角が崩れてしまったのがやはり原作既読者としては不満だったかな。
けいおんやたまこルートとして映画でやるルートもありえるけど、
この場でやってほしかった思いもあるので、そのルートにいったのなら無念というほかないというか。
そもそも続編やるかはわからないので、更に危機感を覚えるというか。
ハルヒのTVから映画までが4年、けいおん!がTVから映画まで3年と、
大学生、高校生の入学卒業にあってるので直撃世代向けにもう一本はありえそうともおもえるけども、
思えるだけなのでうーん。
個人的に全体を見て思うところはいっぱいあるけど各話で触れてたりもするしもういいかなと。
楽器をここまで描く作品ももう無いかもしれないと思うと、やはりその点は凄かったですね。
髙橋さん関連は思うところがあるんですがその話はまたいずれ。
とりあえず1期の番外編の感想書いてなかったので、
気が向いたらそのときにまた総括的なことが書ければと思いますが、うーん。
とりあえず、またあっと驚くような作品が出てくるのを期待してます。
CMになってるあの作品とかどうなるか楽しみです。
とりあえずメイドラゴン見る前に見れてない作品にも触れていきたいところです。
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