流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

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思いつきネタ ハルヒ放送9話の話 を語る

2008-03-09 22:49:33 | ■京都アニメーション
唐突に思いついたネタ。9話の長門の長回しがエヴァのエレベーターの長回しと同じ、という話が当時あって自分もそう思っていたんだけど、あれってエヴァの解説なのかななんて思いついたのでその思いつきに沿って進めていきます。

当時ファンのblogでこういう記事が載ってました。

http://blog.livedoor.jp/momotsuki_l/archives/50673142.html

入っている音のネタが面白いという話。

この音が面白いっていうのが実は大切で、ここはエヴァのエレベーターの長回しなどと比較してしてほしいのではないか、と思うんですよ。エヴァのあのシーンはエレベーターを動かすことで時間がもたらす間の緊張感を煽ってる、という風に自分だったら言うんですが、もっと音に着目すればなぜエレベーターという密室なのかなど、「なぜこうなのか」という点が見やすいと思うんです。しかし普通に見ていたらそこを見つめるのは難しいと思うんです。

対してハルヒ。こちらに入ってる音はもう笑いを取りにきてるわけですよ。ここが笑いどころ、面白いところですよ、というのをわかりやすく入れてるわけです。長回しの画面の意図はエヴァと意味合いはそう変わらないのかもしれませんが、入ってる音がもたらす面白さがここではわかりやすい。

http://buchi21.blog64.fc2.com/blog-entry-97.html

コンテの山本寛さんはこの長回しでエヴァを連想する人を想定していたはずです。ですので、この2つのシーンを比較してエヴァの方の面白さも考えてもらうのが狙いの一つにあったのでは、と思うんですよ。自身のサイトで演出の批判などをされてる方ですし。アニメを見る側に訴えているんだと思うんです。演出を語ろうと。

らきすたでもハルヒ9話のシーンに対する言及がありました。これは「手抜きなのか?」というのは山本さん自身の葛藤ともとれますし、このシーンを改めて考えてもらいたいという願いなのかもしれない。山本さんの演出回は音響など聞かせることに異常に執念を燃やしています。

http://www.green.dti.ne.jp/microkosmos/diary/diary0704.html#ハルヒの音響演出

こういう拘りを見せているところを鑑みて考えると、エヴァの音の演出の良さというものをもっと語ってほしいのかな、と思うんですよね。まあ、エヴァと限定してはいけないのですが、好例だと思うので。だから9話でヒントを出してみた・・・と。氷川竜介さんがアニメの音響評価が遅れていると語ったそうですが、上に書いたことはそれを指摘する意味もあったのでは、と思います。


もうひとつ音のネタ。
ハルヒでクラシックがかかる例のキスシーン前後。
エヴァでもクラシックがかかるシーンがありますが、
恐らくこれは24話の「最後のシ者」を狙ってるんだと思います。

エヴァの場合、カヲルにシンジは裏切られてしまう。
ハルヒの場合、ハルヒはキョンに裏切られてしまう。

ストーリーは違いますが、構造は似ているわけです。
結果として一応世界を救えたんですし。
殺害かキスかという違いがありますが。
ここはハルヒを最悪殺害するという選択肢も実は残されていたというのを示している、
というのは考えすぎですかね?
こういう語り方もできるのかなぁ、と思ったので今回挙げてみました。
どうでもいいけど読み返してみたらなんかただの痛いエヴァオタみたいな気がしてきた・・・。


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