流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

とある科学の超電磁砲T 12話 を語る

2020-04-18 20:46:48 | ■アニメレビューとか



なんというか食蜂と木原の対比が気になる話数だったかな。
2人が廊下を歩く、走ってるカットが多くて不思議に思えるけど、
それは2人の勝ち筋の対比を意識した感じだったのかな。
どうのような道を歩んで勝つか、という。

この話数に限れば、
食蜂の上から目線の監視カメラによる監視、
上層階からの監視をして木原が下にいる構図っていうのは、
2期から繰り返し触れられる食蜂の上から目線からの挑戦状、
というのに触れられている感じで印象的だったな。
Tでも度々美琴視点で食蜂サイドを上にしているので気にかかる部分。
なのでいつの間にか同じ階に立ってるがちょっとインパクトがある感じ。



食蜂の用意した舞台が四角なら木原は円でそれを破るという形で、
図形的な対比もあるように感じたかな。


木原が男子2人の参戦に興奮してるのも対比的な印象。
美琴を助ける視点が食蜂なら、美琴とのバトルを楽しむのが木原サイド。
バトルを楽しむっていうのが男の子的な感じで、
ちょっと男VS女の構図を作っているようなのが引っかかる感じ。
環境を利用して勝とうとする食蜂と、
それを自分の身体で攻略する木原という構図も、
男子が世界と戦うような図式にも思えて、
上条を含めた男子サイドの参戦に盛り上がることへのアンチテーゼ、
みたいに思えてもくるかな。



黒子サイドは環境を利用しつつ迫ってくる敵。
戦う相手が食蜂的なところを含むのは、
黒子たちがまだ食蜂の洗脳から解けないことへの暗示なのかな。



PANアップで見せて目が見えそうなところでカット割り。
目線を切ってみせる含みをもたせるカットをよく使ってますが、
このパターンはちょっと新鮮だったかも。




トラップを見つめる輝く瞳と、
それを見つめる邪な瞳という対比もグッとくるかな。
設定が状況をよく対比的に描いていて良いですね。
この辺は原作からの持ち味なんでしょうが。

走り歩みの身体的な対比があった分、
肉体が語る思考、というのを気にさせられる。
食蜂は普段洗脳で相手を誘導する分、
自分の体が何を語っているかに無頓着であると言われている印象みたいな。



相手を落としたはずが逆に自分が倒れ相手優位に。
食蜂が逆に相手を見上げる構図が、
挑戦者としての、上位者を相手にする食蜂の視点を描いていてグッとくるかな。
監督っぽい構図もグッとくる感。



最後のトラップ。
四角や円の図形が強調されてきた分、
トラップによる不定形が作る構図が新鮮だったな。

次回でまたどうなっていくのか楽しみです。

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