久我山の家の周りを歩いていると最近よく見かける花がある。それが、夏の暑さに強く鮮やかな何色もの花を付けるポーチュラカである。これはスベリヒユの一種で似た品種のマツバボタンなどと同様、多肉植物で乾燥耐性があり、日当たりの良い所に育つ。逆に言えば太陽光は必要だが、水は多少少なくともしばらくは大丈夫な性格を持つ。
花の色は白、黄色、オレンジ色、桃色、薄紅色、赤色など数が多い。さらに最近では同じ個体から様々な色が咲く品種も作られている。
また、本によるとスベリヒユ同様に生でも加熱しても食用が可能らしいが、試したことはない。ただ、夏を過ぎて日が弱くなると花が咲かなくなり、さらに寒くなると弱り、霜に弱いため中々年は越せない。
そのため、我が家の日当たりのあまりよくない庭に梅雨時に植えると水はけの悪さに加え、日照時間不足からあまり上手く育たない。そのため、鉢植えにしてよく日の当たる所に置くと色とりどりの花を毎日付ける。
最近は八重咲きや大輪種もでてきており、夏になると我が家を日日草と共に楽しませてくれる植物である。
