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会津まできたらやはり会津の酒を飲ませる店に行きたい。グルメサイトの評価はともかく、会津の酒を堪能したいなら『盃蘭処(はいらんしょ)』がお勧め、絶対カウンターがいい。
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店は会津若松駅前の通りを大町方向に10分ほど歩くと『会津伝承館』があるが、その次の信号の先にある。店はお世辞にも綺麗な店ではなく、その上、建て付けが悪い。しかし、何とかドアを開けると威勢の良い声が掛かる。
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まずは生の小で乾杯、お通しは薩摩揚げとオクラのトロロ和えに山葵が乗ったもの。酒のアテにはいい。
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頼んだつまみは会津名物の鰊の山椒漬け、これは燻製のように美味い。酒はマスターの小林さんに選択をお願いするが、まず最初は泉川純米吟醸。広木酒造(『飛露喜』の蔵元)の地元向けの銘柄だが、これはあっさりしているが、存在感のある美味い酒である。
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串焼きも豚バラ、つくね、馬のはらみ。特に馬のはらみは山葵を付けて、その適当な脂のノリがいい。
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酒は『風が吹く』、しっかりした趣きである。つまみは鮭のハラス、よく受け止めてくれる。
隣の人が頼んだ刺身を見て、小生もこの辺りで刺し盛りを注文、白身3種とイワシ、サンマ。白身は昆布締めもあり、味に変化がある。これには国権の『てふ』、特色はある蔵だが、生詰はやはり美味い。
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次に地元豆腐の冷奴を注文、やや固めで大豆の味が濃い豆腐で塩で食べてもいいくらい。辰や奈良萬の純米吟醸、いや飲み過ぎそうなうまさ。さらにお新香を食べていると写楽の純米が酒屋から店に届けられ、思わず注文。
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最初から最後までお店の人やお隣さんと差しつ差されつ、盛り上がりも半端なく楽しい会津の夜は盛り上がりました。
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盃蘭処
会津若松市大町2ー14ー12
0242250062